※本ページは広告収益を得ています。記載は編集部が公開資料と実際の生活から整理しました。制度の内容や利用条件は自治体で異なりますため、お住まいの窓口でご確認ください。
共働きで最も追い詰められるのは、子どもが熱を出した日です。
そして多くの場合、その日は突然やってきます。
預け先は複数用意しておくのが基本です。1つでは必ず詰まります。
多くの制度は事前登録が必要。当日申し込んでも使えないことがほとんどです。
だからこそ元気なうちに手続きを済ませてください。必要になってからでは間に合いません。
朝は判断の時間が取れません。基準を先に決めておくと迷わずに済みます。
夫婦の分担はその都度話し合わないほうがうまくいきます。ルール化しておく形です。
そして職場との関係。制度を知り、早めに伝えることが結局は摩擦を減らします。
書いているのは共働きで育児をしているスタッフです。
この問題は準備でしか対処できないと分かってきました。事前にできることを整理しています。
預け先の選択肢
子どもを預ける必要が出たとき、選択肢は次のようになります。
- 病児・病後児保育——体調不良時に預かる施設
- 一時保育——理由を問わず利用できる制度
- ファミリーサポート——地域の会員同士の支援
- ベビーシッター——民間サービス
- 祖父母——距離と体力しだい
- 親のどちらかが休む
それぞれ使える条件と申込方法が違います。
1つに頼ると、その手段が使えない日に詰まります。
体調不良時に頼りたいのが病児保育ですが、実際には次の制約があります。
- 定員が少ない——数名程度の施設も
- 感染症の流行期は埋まる
- 医師の診断書や連絡票が必要な場合
- 受け入れられない症状がある
- 朝の予約が先着のことも
「登録したから安心」とは限らないのが実情でしょう。
だからこそ複数の手段を持っておく必要があります。
地域の会員が支援する仕組みで、多くの自治体にあります。
使える場面は幅広いものです。
- 保育園の送迎
- 園の開始前・終了後の預かり
- 親の用事の間
- きょうだいの行事のとき
ただし事前登録と面談が必要なのが一般的です。
また支援する側との顔合わせを経る仕組みが多いため、当日利用は難しいでしょう。
使うかどうか分からなくても、登録だけしておく価値があります。
事前登録が要点です
この分野で最も重要な点がこれです。
多くの制度は事前の手続きを前提にしています。
- 登録申請——書類の提出
- 面談——施設や担当者と
- 健康診断の結果が必要な場合
- 会員登録料がかかることも
これらを済ませるには数日から数週間かかります。
子どもが熱を出してから登録しようとしても、その日には使えません。
次のリストを、今のうちに済ませておいてください。
- 自治体の病児保育を調べて登録
- ファミリーサポートに会員登録
- 一時保育の実施園を確認
- かかりつけ医の診療時間を把握
- 夜間・休日の受診先を調べる
- 職場の看護休暇の条件を確認
とくに6番目は見落とされがちです。制度があっても知らなければ使えません。
これらは費用がかからない準備です。今日からできます。
登録は一度で終わりではありません。
- 年度ごとの更新が必要な制度も
- 子どもの年齢で対象が変わる
- 引っ越したらやり直し
- 施設が閉鎖していることも
年度の初めなど、タイミングを決めて確認する習慣をつけるとよいでしょう。
朝の段取り
体調不良に気づくのは、多くの場合朝です。
そこから出勤時刻までは、わずかな時間しかありません。
その短い間に、次のことを決める必要があります。
- 園に行かせるか
- 受診するか
- どちらが休むか
- 職場にいつ連絡するか
- 預け先に連絡するか
毎回ゼロから考えていると、判断が遅れます。
基準を先に決めておくことで、この負担が減ります。
あらかじめ夫婦で決めておくとよいのは、次のような項目です。
- 登園させない基準——園のルールに沿って
- 受診する基準
- その日は誰が対応するか
- 連続した場合の交代ルール
- 連絡の順番——園、職場、預け先
とくに誰が対応するかを毎回話し合うのは、朝の時間帯では現実的ではありません。
「基本は交代」「先に決まった予定を優先」といったルールにしておくほうが早く決まります。
夜の時点で不調のサインがあれば、その晩のうちに動けます。
- 翌日の予定を確認しておく
- 職場に一報を入れておく
- 病児保育の予約方法を確認
- 受診する場合の準備
朝になってから全部やるより、前倒しできる部分は済ませておくほうが余裕が生まれます。
あわせて体温の推移を記録しておくと、受診時に役立つでしょう。
夫婦の分担
「今日はどっちが休む?」を毎回相談すると、次の問題が起きます。
- 朝の忙しい時間に交渉が発生する
- 言い出しにくい側に偏る
- 不満が蓄積する
- どちらも譲れずもめる
結果として、片方に負担が集中する家庭は少なくありません。
その場の状況で決めるのではなく、先にルールを作るほうが公平になりやすいでしょう。
決め方の一例です。家庭に合う形にしてください。
- 交代制——前回休んだほうと逆
- 曜日で分ける
- 先に決まっていた予定を優先
- 午前と午後で半日ずつ
- 連続する場合は2日目から交代
半日ずつという方法は、双方の負担を分けられる点で有効です。
またどちらも休めない日があることも想定して、そのときの手段を決めておいてください。
どちらが何回休んだかを記録しておくと、偏りが見えます。
感覚では「自分ばかり」と感じやすいものですが、実際の数字と違うこともあります。
共有のカレンダーに印をつけるだけでも構いません。
数字があると、感情ではなく事実で話せるようになります。
職場との関係
会社には、育児に関する制度が用意されていることがあります。
- 子の看護休暇
- 時短勤務
- 時差出勤
- 在宅勤務
- 時間単位の有給
制度があっても、知らなければ使えません。
就業規則を確認するか、人事に聞いてみてください。
また取得の条件や申請方法も、事前に把握しておくと当日に慌てません。
休むことが決まったら、できるだけ早く連絡してください。
連絡が遅いほど、周囲の調整が難しくなります。
あわせて次の点を伝えると、受け止められ方が変わるでしょう。
- いつまでの見込みか
- 急ぎの仕事の引き継ぎ
- 連絡が取れる時間
- 在宅で対応可能な範囲
ただし看病中に仕事をするのは限界があります。無理な約束はしないほうがよいでしょう。
急な休みが受け入れられるかは、普段の仕事にも左右されます。
- 仕事が属人化していないか
- 状況を共有しているか
- 他の人が代われる状態か
「自分しか分からない」仕事が多いと、休みにくくなります。
これは急な休みへの備えとしても意味があるでしょう。
看病中の過ごし方
体調を崩しているときは、部屋の環境も影響します。
- 湿度——乾燥するとのどに負担
- 室温——暑すぎず寒すぎず
- 換気——きょうだいへの配慮も
- 静かさ——眠れる環境
とくに湿度は、咳が出ているときに気をつけたい要素です。
詳しい目安は赤ちゃんの室温と湿度の目安で扱っています。
食欲がなくても、水分は取らせてください。
少量ずつ、こまめに——という形が基本とされます。
普段の飲み物を嫌がる場合、経口補水液という選択肢もあります。
買い置きしておくと、必要になったときに慌てません。
ただし飲めない、おしっこが出ない、ぐったりしている——こうした場合は受診をご検討ください。
きょうだいがいる場合、感染への注意も必要です。
- 可能なら部屋を分ける
- タオルを共用しない
- 手洗いを徹底する
- おもちゃを拭く
完全には防げませんが、対策で減らせる部分はあります。
また元気なほうの子が放置されることにもご注意を。看病に集中すると、そうなりがちです。
きょうだいの関わり方は赤ちゃん返りは後退ではなく確認で扱っています。
よくある質問
- 預け先はいくつ用意すべきですか?
- 複数が基本です。1つでは必ず詰まります。病児・病後児保育、一時保育、ファミリーサポート、ベビーシッター、祖父母——それぞれ使える条件と申込方法が違います。とくに病児保育は定員が少なく、流行期は埋まることも多いものです。
- 当日に申し込めますか?
- 多くの制度は事前登録が必要です。登録申請、面談、健康診断の結果——これらに数日から数週間かかります。子どもが熱を出してから登録しようとしても、その日には使えません。元気なうちに手続きを済ませておいてください。
- 今のうちに何をすればいいですか?
- 病児保育の登録、ファミリーサポートへの会員登録、一時保育の実施園の確認、かかりつけ医の診療時間、夜間・休日の受診先、職場の看護休暇の条件——この6つです。いずれも費用がかからない準備で、今日から始められます。
- 朝に判断できません。
- 基準を先に決めておいてください。登園させない基準、受診する基準、誰が対応するか、連絡の順番——毎回ゼロから考えていると判断が遅れます。夜の時点で不調のサインがあれば、その晩のうちに予定確認や職場への一報を済ませておくと余裕が生まれます。
- 夫婦のどちらが休むかでもめます。
- その都度話し合わないのが要点です。朝の忙しい時間に交渉が発生し、言い出しにくい側に偏ります。交代制、曜日で分ける、先に決まっていた予定を優先、半日ずつ——といったルールを先に作ってください。記録を残すと偏りが見えます。
- 職場にどう伝えますか?
- できるだけ早く連絡してください。あわせていつまでの見込みか、急ぎの仕事の引き継ぎ、連絡が取れる時間を伝えると調整しやすくなります。まず自社の看護休暇や在宅勤務の制度を確認しておいてください。制度があっても知らなければ使えません。
- 看病中に気をつけることは?
- 水分を切らさないことです。食欲がなくても、少量ずつこまめに取らせてください。普段の飲み物を嫌がる場合は経口補水液という選択肢も。あわせて湿度にも気をつけてください。乾燥するとのどに負担がかかります。
- きょうだいへの感染が心配です。
- 部屋を分ける、タオルを共用しない、手洗いを徹底、おもちゃを拭く——完全には防げませんが、減らせる部分はあります。あわせて元気なほうの子が放置される点にもご注意を。看病に集中すると、そうなりがちです。
まとめ|準備でしか対処できません
急な体調不良への対応は、事前の準備で決まります。
預け先は複数用意してください。1つでは詰まります。
多くの制度は事前登録が必要。当日では間に合いません。
朝は判断の時間がないので、基準を先に決めておいてください。
夫婦の分担はルール化を。その都度話し合うと偏ります。
そして職場の制度を知っておくこと。使えるものを知らないままでいるのは、もったいないことです。
まとめたのはBabyBest編集部です。制度の内容や利用条件は自治体で異なりますので、登録の要否や申込方法はお住まいの窓口でご確認ください。体調の判断については医療機関にご相談を。運営の考え方は運営者情報に記しています。
※内容は作成時点のものです。制度の要件・利用条件・費用は変更されることがあります。ご利用の前に、自治体と勤務先で最新をお確かめください。
