「キリキリ」「ギリギリ」という赤ちゃんの歯ぎしりに、「歯が削れない?大丈夫?」と驚く方は少なくありません。また、歯が生え始める時期には、むずがゆさで機嫌が悪くなる「歯ぐずり」も。この記事では、赤ちゃんの歯ぎしり・歯ぐずりの理由と、家庭でできる対処、歯固めの使い方、歯科に相談する目安をまとめます。多くは成長過程の自然なことなので、まずは落ち着いて読んでください。
赤ちゃんの歯ぎしりの理由/歯ぐずり(むずがゆさ)の時期と対処/歯固めの使い方と選び方/家庭でできるケア/歯科・小児科に相談する目安。
赤ちゃんの歯ぎしりの理由
赤ちゃんの歯ぎしりは、多くが成長過程で起こる自然な行動です。主な理由として、歯が生えてくるときのむずがゆさを解消している、上下の歯が生えてきて「ここに歯があるな」とかみ合わせや位置を確認している、あごの筋肉を発達させている、新しい感覚を試しているなどが挙げられます。前歯が生えそろう8〜9か月ごろから歯ぎしりが見られる子が増えますが、多くは一時的で、成長とともに自然におさまっていくことがほとんど。歯ぎしりであごの筋肉が鍛えられ、かむ力が育つ面もあります。生えはじめの時期は生後7〜9か月の過ごし方もどうぞ。
歯ぐずり(むずがゆさ)の時期と対処
歯が生え始めるとき、歯ぐきのむずがゆさや違和感で機嫌が悪くなるのが「歯ぐずり」。よだれが増える、手やおもちゃをよく噛む、不機嫌になる、夜にぐずるなどのサインが出ます。早い子で生後3〜5か月、多くは生後6〜10か月ごろに見られますが、時期には大きな個人差があります。
- 歯固めを噛ませる(冷やしたものも気持ちよい)
- 清潔なガーゼで歯ぐきをやさしくマッサージ
- 冷たい(凍らせない)冷やしたタオルなどを噛ませる
- 抱っこ・声かけで安心させる
- 気分転換に遊びや外気を取り入れる
むずがゆさには歯固めが役立ちます。冷蔵庫で軽く冷やすと、ひんやりして気持ちよく感じる子も(凍らせると硬くなりすぎるので避けます)。清潔なガーゼを指に巻いて歯ぐきをやさしくマッサージするのも効果的。歯固めの選び方・使い方は歯固め・おしゃぶりの選び方をどうぞ。歯ぐずりで夜にぐずる時期は、夜泣きの対処とも重なることがあります。
家庭でできるケアと歯みがきのはじまり
歯が生えてきたら、むし歯予防のケアも少しずつスタート。最初はガーゼでぬぐう、慣れてきたら乳児用の歯ブラシで、というように段階的に進めます。歯ぎしりやかみかみで歯みがきを嫌がることもありますが、無理せず「お口を触られることに慣れる」ところから。歯みがきの始め方は子供用歯ブラシの選び方を参考にしてください。歯ぎしり自体は、多くの場合とくに治療は必要なく、温かく見守って大丈夫です。
・歯ぎしりは多くが自然なものですが、歯が明らかにすり減っている、欠けている、痛がる、歯ぐきが腫れている・出血しているときは、小児歯科に相談してください
・歯ぎしりがとても激しく長く続く、強い緊張やストレスが背景にありそうなときも、一度相談すると安心です
・歯ぐずりだと思っていても、発熱・下痢・不機嫌が強いときは、別の原因(感染症など)が隠れていることもあるので、小児科を受診しましょう(歯の生えはじめが発熱の直接原因とは限りません)
・歯固めは対象月齢を守り、ひび割れ・破損がないか確認を。小さく欠けた破片の誤飲に注意してください
・1歳半健診などの機会に、歯の生え方や歯みがきについて相談すると、その後のケアにつながります
気になることは、かかりつけの小児歯科・小児科で相談しましょう。
歯ぎしり・歯ぐずりのポイント/注意
心がけたいこと
- 歯ぎしりは多くが自然なことと知る
- むずがゆさに歯固め・ガーゼでケア
- お口を触られることに少しずつ慣らす
- 温かく見守る
⚠️ 気をつけたい点
- 歯がすり減る・欠ける・痛がるなら歯科へ
- 歯固めは対象月齢・破損を確認(誤飲注意)
- 発熱・下痢が強いときは小児科受診
- 歯みがきは無理強いしない
まとめ:多くは成長の証。むずがゆさはケアで和らげて
赤ちゃんの歯ぎしりは、歯の生えはじめのむずがゆさやかみ合わせの確認など、多くが成長過程の自然な行動で、たいていは一時的に自然とおさまります。歯が削れないか心配になりますが、多くの場合は治療も必要なく、温かく見守って大丈夫です。
歯が生えるときのむずがゆさ(歯ぐずり)には、歯固めや清潔なガーゼでのマッサージが役立ちます。歯固めは対象月齢を守り、破損や誤飲に注意して使いましょう。歯がすり減る・欠ける・痛がる、発熱や下痢が強いなどがあれば、自己判断せず小児歯科・小児科に相談を。歯の生えはじめは、歯みがき習慣をゆっくり始めるよいタイミングでもあります。
- Q. 赤ちゃんが歯ぎしりします。歯が削れませんか?
- A. 赤ちゃんの歯ぎしりは、歯の生えはじめのむずがゆさやかみ合わせの確認など、多くが成長過程の自然な行動で、たいていは一時的です。多くの場合は治療も必要なく自然におさまります。ただし、歯が明らかにすり減っている・欠けている・痛がるなどがあれば、小児歯科に相談しましょう。
- Q. 歯ぐずりはいつからいつまで?
- A. 歯が生え始めるときのむずがゆさによるぐずりで、早い子で生後3〜5か月、多くは生後6〜10か月ごろに見られます。時期には大きな個人差があり、周りと違っても心配いりません。歯が生えそろってくると落ち着いていくことがほとんどです。
- Q. むずがゆそうなとき、どうすれば和らぎますか?
- A. 歯固めを噛ませる、清潔なガーゼを指に巻いて歯ぐきをやさしくマッサージする、軽く冷やした(凍らせない)歯固めやタオルを噛ませるなどが役立ちます。歯固めは対象月齢を守り、ひび割れや破損がないか確認して使いましょう。抱っこや声かけで安心させてあげることも大切です。
- Q. 歯みがきはいつから始めればいい?
- A. 歯が生えてきたら、まずはガーゼでぬぐうことから始め、慣れてきたら乳児用の歯ブラシへ段階的に進めます。最初は「お口を触られることに慣れる」のが目的で、無理強いは禁物です。歯ぎしりやむずがゆさで嫌がることもありますが、少しずつで大丈夫。詳しくは子供用歯ブラシの記事も参考にしてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的な助言に代わるものではありません。歯の生え方や発達には大きな個人差があります。歯がすり減る・欠ける・痛がる・歯ぐきの腫れや出血があるとき、また発熱・下痢など全身症状が強いときは、自己判断せず小児歯科・小児科にご相談ください。歯固めは対象月齢を守り、破損・誤飲に注意してください。当サイトは本記事の情報にもとづく判断・行動の結果について責任を負うものではありません。
