📅 公開:2026年6月6日 👁 5回閲覧

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病児保育・病後児保育の使い方|事前登録と医師連絡票・タイプ別の預け先

子供が熱を出した。でも今日はどうしても外せない仕事がある——共働き家庭にとって、これは本当に頭の痛い問題です。保育園は熱があると預かってくれず、かといって急に仕事を休むのも難しい。そんなときに頼りになるのが「病児保育・病後児保育」です。病気や回復期で集団保育が難しい子供を、専用の保育室で預かってくれる制度。看護師や保育士が対応してくれるので、安心して仕事に向かえます。ただし、利用には事前登録や医師の連絡票が必要なので、元気なうちに準備しておくのがポイントです。

このページでは、病児保育・病後児保育を「どんなタイプがあるか」で整理し、利用の流れや事前準備、料金の目安を解説します。いざというときに慌てないための参考にしてください。元気なときの一時的な預け先は一時保育もあわせてどうぞ。制度の詳細は自治体・施設で異なります。

病児保育・病後児保育とは|病気の子供を預かる制度

病児保育・病後児保育とは、病気やその回復期にあって、保育園などでの集団保育が難しい子供を、専用の保育室で一時的に預かってくれる制度です。保護者が仕事などで家庭での看病が難しいときに、看護師や保育士が子供のケアをしながら預かってくれるので、子供の体調を見守ってもらいながら、仕事や用事に対応できます。「病気の子を預けるなんてかわいそう」と感じる人もいますが、専門のスタッフが体調に配慮して見てくれる、安心できる仕組みです。

大きく、病気の状態によってタイプが分かれます。病気の回復期に至っていない「病児対応型」、回復期にある「病後児対応型」、保育中に体調を崩した子をお迎えまで預かる「体調不良児対応型」などがあります。施設にも、保育園に併設されたもの、病院・診療所に併設されたものなどがあります。対象は、生後6か月(病児は1歳から、など施設による)〜就学前が一般的で、自治体によっては小学生まで対応するところも。利用には、年度ごとの事前登録と、医師が記入する「医師連絡票(利用連絡書)」が必要なことが多いのが特徴です。いざ子供が熱を出してから登録しようとしても間に合わないので、元気なうちに登録を済ませておくことが、この制度を使いこなす最大のコツです。

病児保育を使う前に知っておきたいこと
  • 事前登録が必要(年度ごと・元気なうちに)
  • 医師連絡票が必要(かかりつけ医に記入してもらう)
  • 当日朝の予約が一般的(定員あり)
  • 複数施設に登録しておくと安心(埋まることも)
  • 料金は1日2,000〜2,500円前後(自治体で異なる・減免あり)

タイプ別・病児保育/病後児保育の種類

病児保育・病後児保育には、いくつかのタイプがあります。それぞれ対応できる子供の状態や運営方法が違うので、下の表で全体像をつかんでから、個別の説明を読んでください。実施状況は自治体・施設で異なります。

タイプ 対応 特徴 こんなときに
病児対応型病児保育室 病気中・看護師 回復期に至らない病気中の子も対応。看護師が常駐することも 発熱中など病気の最中に預けたいとき
病後児対応型病後児保育室 回復期・安静 回復期で安静が必要な子を預かる。集団保育はまだ難しい段階に 熱が下がったが登園はまだのとき
体調不良児対応型保育園内での預かり 園内・お迎えまで 通園中に体調を崩した子を、お迎えまで園内で預かる 保育中に熱が出てすぐ迎えに行けないとき
医療機関併設型病院・診療所併設の保育室 医療連携・安心 病院に併設され、医療と連携。受診と預かりがスムーズ 医療的な安心感を重視したいとき
訪問型・民間病児対応のベビーシッター 自宅・柔軟 自宅で病児を見てくれる民間サービス。施設が埋まったときに 施設が満員・自宅で見てほしいとき

※制度の内容・対象・料金・実施状況は自治体や施設によって大きく異なり、変わることもあります。利用前に、お住まいの自治体の窓口やホームページ、各施設で最新情報を必ずご確認ください。

病児対応型 病児保育室

発熱中など病気の最中に預けたいなら、病児対応型の保育室が頼りになります。病気の回復期に至っていない、まだ熱がある・症状がある段階の子供も預かってくれるタイプで、看護師が常駐している施設が多いのが特徴。「熱があって保育園に行けないけれど、どうしても仕事を休めない」というとき、症状のある子供を専門のスタッフに見てもらえるのは、共働き家庭にとって大きな助けです。子供の体調をこまめに観察し、必要に応じて水分補給や休息をとらせてくれます。発熱や感染症などで集団保育が難しい状態でも対応してもらえるのが、別の預け先との違い。ただし、症状や感染症の種類によっては受け入れできないこともあるので、予約時に子供の状態を伝えて確認しましょう。定員があり当日埋まることもあるため、複数の施設に登録しておくと安心。病気の最中でも預け先を確保したい家庭にとって、心強い制度です。

こんなときにおすすめ

  • 発熱中など病気の最中に預けたいとき
  • 仕事をどうしても休めないとき
  • 看護師に体調を見てほしいとき

病後児対応型 病後児保育室

熱が下がったが登園はまだ難しいなら、病後児対応型の保育室が向いています。病気の回復期にあって、もう急性期は過ぎたものの、まだ安静が必要で集団保育には戻れない段階の子供を預かるタイプ。「熱は下がったけれど、保育園の登園基準にはまだ達しない」「本調子ではないので大人数の中はまだ心配」という、回復期の数日をカバーしてくれます。保育園は、解熱後一定時間など登園の基準があり、回復しても数日は登園できないことがあります。その期間に仕事を休み続けるのは難しいもの。病後児保育なら、回復しつつある子を落ち着いた環境で預かってもらえます。病児対応型より受け入れのハードルは下がりますが、こちらも事前登録と医師連絡票が必要です。回復期の「あと少し」の数日を支えてくれる、共働き家庭にありがたい制度。病児対応型と合わせて知っておくと、子供の回復の段階に応じて使い分けられます。

こんなときにおすすめ

  • 熱が下がったが登園基準にまだ達しないとき
  • 回復期で本調子でないとき
  • 登園できない数日を乗り切りたいとき

体調不良児対応型 保育園内での預かり

通園中に体調を崩したときの備えとして、体調不良児対応型を知っておくと安心です。保育園に通園している子供が、保育中に熱を出すなど体調を崩したとき、保護者がお迎えに行くまでの間、園内の専用スペースで看護師などが預かってくれるタイプ。「仕事中に保育園から呼び出しがあったけれど、すぐには迎えに行けない」というとき、お迎えまでの時間、園内で体調に配慮して見てもらえるのが利点です。普段通っている園内で対応してもらえるので、子供にとっても環境の変化が少なく、移動の負担もありません。どの園にもあるわけではないので、通っている園や入園を検討している園に、この対応があるか確認しておくとよいでしょう。お迎えまでのつなぎとしての役割が中心で、長時間の預かりではありません。通園中の急な発熱に備えて、自分の子の園に体調不良児対応があるか、確認しておくと、いざというとき慌てずに済みます。

こんなときにおすすめ

  • 保育中に熱が出てすぐ迎えに行けないとき
  • お迎えまでのつなぎが必要なとき
  • 慣れた園内で見てほしいとき

医療機関併設型 病院・診療所併設の保育室

医療的な安心感を重視するなら、病院や診療所に併設された保育室が候補です。小児科などの医療機関に併設されている病児・病後児保育室で、医療と連携しているため、受診と預かりがスムーズに行えるのが特徴。子供の体調が急に変わっても、すぐ近くに医師がいる環境なので、病気の最中でも安心して預けられるという心強さがあります。併設の医療機関での受診が必要な場合もあるので、利用前に各施設に確認を。医療との連携があるぶん、症状のある子供を預けることへの不安が和らぎます。かかりつけ医とは別の医療機関併設施設を使う場合の受診の流れも、事前に確認しておくとスムーズ。「病気の子を預けるのはやはり心配」「医療的なバックアップがある場所がいい」という家庭に向いています。医療機関併設型があるかどうかも、お住まいの地域の施設を調べるときにチェックしておくとよいでしょう。安心感を最優先したい家庭の選択肢です。

こんなときにおすすめ

  • 医療的な安心感を重視したいとき
  • 体調の急変が心配なとき
  • 受診と預かりをスムーズにしたいとき

訪問型・民間の病児対応ベビーシッター

施設が満員・自宅で見てほしいなら、病児対応の民間ベビーシッターという方法もあります。自宅に来て病気の子供を見てくれる、病児対応の民間ベビーシッターサービスで、施設に連れて行かず自宅で預かってもらえるのが特徴。「病児保育の施設が定員いっぱいで予約できない」「具合の悪い子を外に連れ出したくない」というとき、自宅で見てもらえるのは大きな利点です。子供が慣れた自宅で、移動の負担なく過ごせるのも、体調の悪い子にとってありがたいポイント。施設型に比べて費用は高めですが、マンツーマンで見てもらえる安心感があります。事前の登録や、対応できる症状の確認が必要です。勤務先が「こども家庭庁のベビーシッター割引」を導入していれば、費用を抑えられる場合も。施設が埋まりやすい感染症の流行期などの備えとして、施設型と合わせて選択肢に入れておくと、いざというとき預け先に困りません。自宅で柔軟に見てほしい家庭に向いた方法です。

こんなときにおすすめ

  • 病児保育の施設が満員のとき
  • 具合の悪い子を外に出したくないとき
  • 自宅でマンツーマンで見てほしいとき

病児保育の利用の流れと、元気なうちの準備

病児保育を使ううえで最も大切なのは、「元気なうちに事前登録を済ませておく」ことです。多くの病児保育は、年度ごとの事前登録が必要で、子供が熱を出してから登録しようとしても間に合いません。利用する可能性があるなら、子供が元気なうちに、近くの施設に登録しておきましょう。登録には、健康保険証や母子健康手帳が必要なことが多いです。定員があり当日埋まることもあるので、複数の施設に登録しておくと、いざというとき預け先を確保しやすくなります。

当日の流れは、一般的に次のようになります。朝、子供が発熱などで保育園に行けないと分かったら、病児保育室に予約の電話をし(当日朝の予約が多い)、かかりつけ医を受診して「医師連絡票(利用連絡書)」を書いてもらい、それを持って施設に預ける、という流れです。医療機関併設型では、併設の医療機関での受診が必要な場合もあります。料金は1日2,000〜2,500円前後が目安で(自治体により異なります)、給食費が別途かかることも。生活保護世帯やひとり親家庭、住民税非課税世帯は減免される制度がある場合があります。「病気の子を預けて働くなんて」と罪悪感を持つ必要はありません。専門スタッフが体調に配慮して見守ってくれますし、頼れるものに頼ることは、家族の生活を守るための前向きな選択です。いざというときに慌てないよう、今のうちに地域の病児保育を調べ、登録しておくことをおすすめします。

制度の詳細は自治体・施設で異なります
病児保育・病後児保育の対象年齢・対応できる症状・利用の流れ・料金・必要書類(医師連絡票など)・予約方法は、自治体や施設によって大きく異なり、変わることもあります。本記事は一般的な仕組みの解説であり、実際の利用にあたっては、必ずお住まいの自治体の窓口やホームページ、利用したい施設で最新の情報をご確認ください。利用には年度ごとの事前登録が必要なことが多いので、子供が元気なうちに登録を済ませておくことをおすすめします。子供の症状が重い場合や急変したときは、預け先を探すより先に、医療機関を受診してください。預けるかどうかは、子供の状態を最優先に判断しましょう。

よくある質問

病児保育はいつ登録すればいいですか?
子供が元気なうちに、あらかじめ登録しておくのがおすすめです。多くの病児保育は年度ごとの事前登録が必要で、熱を出してから登録しようとしても間に合いません。利用する可能性があるなら、近くの施設に早めに登録を。定員があり埋まることもあるので、複数の施設に登録しておくと、いざというとき預け先を確保しやすくなります。
当日の予約はどうすればいいですか?
朝、子供が病気で登園できないと分かったら、病児保育室に予約の電話をするのが一般的です(当日朝の予約が多い)。そのうえで、かかりつけ医を受診して「医師連絡票(利用連絡書)」を書いてもらい、それを持って施設に預けます。予約方法は施設によって異なるので、登録時に流れを確認しておきましょう。定員に達すると利用できないこともあります。
料金はどのくらいかかりますか?
自治体や施設によって幅がありますが、1日2,000〜2,500円前後が目安です。給食費が別途かかることもあります。生活保護世帯、ひとり親家庭、住民税非課税世帯は、利用料が減免・無料になる制度がある場合があります。詳しい料金や減免の条件は、お住まいの自治体や施設で確認しましょう。医師連絡票の作成に費用がかかることもあります。
病気の子を預けるのは、かわいそうではないですか?
病児保育では、看護師や保育士が子供の体調に配慮して見守ってくれます。専門のスタッフがいる安心できる環境で、罪悪感を持つ必要はありません。頼れるものに頼ることは、家族の生活を守るための前向きな選択です。ただし、症状が重いときや急変したときは、預けるより先に医療機関の受診を優先し、子供の状態を最優先に判断してください。

※本記事は病児保育・病後児保育の一般的な仕組みの解説です。制度の対象・対応できる症状・利用の流れ・料金・必要書類・予約方法は、自治体や施設によって大きく異なり、変わることもあります。実際の利用にあたっては、必ずお住まいの自治体の窓口やホームページ、利用したい施設で最新の情報をご確認ください。料金は執筆時点の目安です。子供の症状が重い場合や急変時は、医療機関の受診を優先してください。