授乳のあとの猛烈なのどの渇き。片手で赤ちゃんを抱えたまま、もう片方の手で何か飲みたいのに、コップだと倒しそうで落ち着かない——。育児中のママにとって、水分補給は思っている以上に大事で、思っている以上に難しいものです。とくに授乳期は水分が必要なのに、ゆっくり座って飲む時間がなかなか取れません。そんなときに頼りになるのが、片手で扱えてこぼれにくいママ用の水筒・タンブラーです。
ママ用の水筒・タンブラーは「飲みやすさ・保温・洗いやすさ」で選ぶ
子ども用の水筒とは違い、ママ用は「片手でサッと飲めるか」「洗う手間が少ないか」が選ぶうえでのカギになります。育児中は両手がふさがりがちで、洗い物の時間も限られているからです。まずは「片手で開けて飲めるか」「保温・保冷が必要か」「パーツが少なく洗いやすいか」の3点を意識すると、自分に合うものが絞れます。子ども用の水筒については子供用水筒の選び方もあわせてどうぞ。
意外と見落としがちなのが、「自分が一日のうちどこで水分を取るか」です。家の中で授乳しながら飲むことが多いのか、赤ちゃんを連れた外出先で飲むことが多いのかで、向いている形は変わります。家中心ならフタ付きタンブラーや大きめのマグ、外出中心なら軽くてロックの効くワンタッチ式、というように、生活の動線をイメージしてから選ぶと、買ったあとに「思っていたのと違った」となりにくくなります。
フタの形は大きく、ワンタッチで開くタイプ、スクリュー(回して開ける)タイプ、フタなしのタンブラータイプに分かれます。抱っこ中など片手で飲みたいならワンタッチ、自宅やデスクでゆっくり飲むならタンブラー、と使う場面で選ぶと失敗しません。さらに、近年はパッキンが一体化して洗うパーツが少ない商品も増えていて、忙しい育児中の強い味方になっています。
容量も意外と大事なポイントです。授乳期はのどが渇きやすいので、こまめに入れ直すのが面倒なら500ml前後のやや大きめ、持ち歩きの軽さを優先するなら350ml前後と、生活に合わせて選ぶとよいでしょう。自宅で過ごす時間が長い時期は大きめ、外出が増えてきたら軽い小さめ、と赤ちゃんの成長に合わせて買い替える人もいます。ロック機能の有無も、バッグに入れて持ち歩くなら確認しておきたいところです。
- 抱っこ中など片手で飲みたい → ワンタッチで開くタイプ
- 温かい・冷たいをキープしたい → ステンレス保温保冷タイプ
- 洗う手間を減らしたい → パーツが少ない・食洗機対応
- 自宅やデスクでゆっくり飲む → フタ付きタンブラー
- 持ち歩きを軽くしたい → 200g前後の軽量タイプ
ニーズ別・ママ用水筒・タンブラーのおすすめ商品
ここからは、実際に販売されている水筒・タンブラーを、どんな使い方に向くかとあわせて紹介します。下の表で全体像をつかんでから、気になるものを個別に読んでください。
| 商品 | タイプ | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| サーモス真空断熱ケータイマグ JOQ-480/481 | ワンタッチ・保温保冷 | 軽量で全パーツ食洗機対応。ワンプッシュで片手でも開く | 片手で飲みたい人 |
| 象印マホービンシームレスせん ステンレスマグ SM-WS | 洗いやすい | パッキン一体型で洗うパーツが2つ。食洗機対応 | 洗う手間を最小にしたい人 |
| タイガー魔法瓶夢重力ボトル MMZ | 超軽量 | 本体が軽く、持ち歩きの負担が少ない | 荷物を軽くしたい人 |
| スタンレー(STANLEY)真空マグ | 大容量・保温保冷 | 保温保冷力が高く容量も大きい。在宅の作業のお供に | 長時間こまめに飲みたい人 |
| 象印マホービンキャリータンブラー SX-JA | フタ付きタンブラー | フタ付きで倒れてもこぼれにくい。在宅・デスク向き | 自宅でゆっくり飲みたい人 |
※商品名・型番・仕様・販売状況は執筆時点の代表例で、変わることがあります。容量やフタの形は型番により異なるため、購入前に各販売店で最新情報をご確認ください。
サーモス 真空断熱ケータイマグ JOQ-480/481
片手でサッと飲みたいママの定番が、サーモスの真空断熱ケータイマグです。ワンプッシュでフタが開き、抱っこで片手がふさがっていても飲めるのが大きな魅力。誤って開かないようロックリングが付いているので、バッグの中での液もれの心配も少なめです。本体が軽く、温かい飲み物も冷たい飲み物も対応。さらに全パーツが食洗機に対応しているので、洗う手間が大きく減ります。保温保冷もしっかりしていて、授乳の合間に冷たい麦茶を一口、という使い方にぴったりです。
こんな人におすすめ
- 抱っこ中に片手でサッと飲みたい人
- 食洗機でまとめて洗ってしまいたい人
- 持ち歩きと自宅、両方で使いたい人
象印 シームレスせん ステンレスマグ SM-WS
「とにかく洗うのが面倒」という人に刺さるのが、象印のシームレスせんシリーズです。最大の特徴は、フタのパッキンが一体化していて、洗うパーツがボトルとフタの2つだけで済むこと。細かいパッキンを外して洗ったり、なくしたり、付け忘れて水もれしたり——という小さなストレスから解放されます。育児中はただでさえ洗い物が多いので、この手軽さは大きな差になります。横スライド式のロックは操作しやすく、食洗機にも対応。保温保冷もしっかりしています。
こんな人におすすめ
- パッキンの付け外しが面倒な人
- 洗うパーツを一つでも減らしたい人
- 水もれのプチストレスをなくしたい人
タイガー 夢重力ボトル MMZ
荷物を少しでも軽くしたいなら、タイガーの夢重力ボトルが候補になります。名前のとおり軽さを追求したボトルで、抱っこやマザーズバッグで肩がパンパンの育児中、わずかな重さの違いがありがたく感じられます。ワンタッチで開けられて保温保冷も備えているので、軽さだけでなく実用性も両立しています。赤ちゃんを抱えて荷物も多い外出のとき、ボトルが軽いと体の負担がひとつ減ります。容量と軽さのバランスで選びたい人に向いています。
こんな人におすすめ
- マザーズバッグを少しでも軽くしたい人
- 外出が多く荷物がかさみがちな人
- 軽さと使い勝手を両立したい人
スタンレー(STANLEY)真空マグ
在宅での育児や仕事のお供に長く使いたいなら、スタンレーの真空マグが頼りになります。保温保冷力の高さに定評があり、朝入れた飲み物が時間が経ってもしっかり温度を保ちます。容量が大きめのモデルを選べば、何度も入れ直す手間が減り、こまめに動けない授乳期にも便利です。無骨で丈夫なデザインも人気で、育児が落ち着いたあともアウトドアや普段使いで長く活躍します。腰を据えて一日中こまめに水分を取りたい人に向いた一本です。
こんな人におすすめ
- 在宅で一日中そばに置いて飲みたい人
- 入れ直す手間を減らしたい人
- 長く使える丈夫なものがほしい人
象印 キャリータンブラー SX-JA
自宅やデスクでゆっくり飲むなら、フタ付きのタンブラーが快適です。象印のキャリータンブラーはフタが付いているので、もし手や赤ちゃんがぶつかって倒してしまっても、中身が一気にこぼれにくいのが利点。赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めると、テーブルの上の飲み物を倒される事故が増えるので、フタ付きは地味に安心です。口が広めで氷も入れやすく、洗いやすいのもポイント。持ち歩きより、おもに家の中で使う一本として向いています。
こんな人におすすめ
- 自宅やデスクでゆっくり飲みたい人
- 子どもに倒される事故を減らしたい人
- 氷を入れて冷たい飲み物を楽しみたい人
ママの水筒・タンブラーを上手に使うコツ
授乳期は意識して水分を取ることが大切なので、水筒は「いつも手の届くところに置いておく」のが一番のコツです。授乳のたびにのどが渇くので、授乳スペースのそばに一本、キッチンに一本と、よく過ごす場所に置いておくと飲み忘れが減ります。常温の水が苦手な人は保温保冷タイプで好みの温度をキープすると、こまめに飲む気になりやすくなります。
衛生面では、口をつけて飲む水筒は雑菌が繁殖しやすいので、毎日洗って乾かすのが基本です。だからこそ、パーツが少なく食洗機対応のものを選んでおくと、続けやすくなります。中身は水や麦茶など糖分のないものがおすすめで、糖分を含む飲み物を入れっぱなしにすると傷みやすくなります。カフェインが気になる時期は、ノンカフェインのお茶を入れておくのも手です。
もう一つ、パッキンやフタの溝など細かい部分は汚れがたまりやすいので、専用のすき間ブラシがあると清潔を保ちやすいです。パッキン一体型のモデルなら、この手間自体が少なくなります。長く使ううちにパッキンが劣化したら、メーカーが交換用パーツを販売していることが多いので、本体ごと買い替えずに済みます。お気に入りの一本を長く清潔に使うために、こうした消耗パーツの入手しやすさも、購入時にチェックしておくと安心です。
授乳期は体から水分が出ていくため、のどが渇く前にこまめに飲むのが理想です。一度に大量に飲むより、少しずつ回数を分けて取るほうが体になじみます。むくみや体調で水分の取り方に不安がある場合や、持病がある場合は、自己判断で増減せず、健診や産院で相談すると安心です。
よくある質問
- 子ども用の水筒で代用してはダメですか?
- 代用はできますが、ママ用は片手で開けやすいワンタッチ式や、洗うパーツの少ないモデルが選びやすく、育児中の使い勝手が違います。子ども用はストロー式やコップ式が多く、パーツが増えて洗う手間がかかることもあります。自分が片手でサッと飲めるかを基準に選ぶと快適です。
- 食洗機対応かどうかは重要ですか?
- 育児中は洗い物が多いので、食洗機対応だと負担がかなり減ります。ただし機種やパーツによって対応が異なるため、購入前に「全パーツ食洗機対応」かを確認しましょう。手洗いの場合も、パーツが少ないモデルのほうが続けやすいです。
- 保温保冷タイプとタンブラー、どちらがいいですか?
- 持ち歩きや外出が多いなら、フタがしっかり閉まる保温保冷タイプが安心です。おもに自宅やデスクで使うなら、口が広くて飲みやすいフタ付きタンブラーが快適です。両方を使い分ける人も多く、生活スタイルで選ぶとよいでしょう。
- においや色うつりが気になります。
- ステンレスボトルは香りの強い飲み物のにおいが移ることがあります。コーヒーやフレーバーティーを入れる場合は、専用に一本決めておくと、別の飲み物に香りが移りません。使用後すぐに洗って乾かすことも、においや汚れを防ぐのに役立ちます。
※本記事で紹介した商品名・型番・仕様・販売状況は執筆時点の代表例であり、変わることがあります。価格は実勢の目安です。容量やフタの形状、食洗機対応の有無は型番により異なるため、購入前に各販売店で最新情報をご確認ください。水分補給の量に不安がある場合や持病がある場合は、医師にご相談ください。
