※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。本記事は、こども家庭庁・東京消防庁など公的機関の情報と、メーカーの公開情報をもとに編集部が独自に整理した一般的な情報で、診断・治療を目的とするものではありません。歯ブラシによるのどの怪我は、乳幼児で多く発生しています。安全設計の製品でも事故を完全に防げるわけではありません。必ず座らせて、目を離さないでください。歯やお口のことで不安があるときは、歯科医院にご相談ください。価格・仕様は変更される場合があります。
「子どもの歯ブラシってどう選ぶ?」「自分でみがかせても大丈夫?」「仕上げ用は別に必要?」——歯ブラシ選びで、月齢やサイズと同じくらい大切なのが安全です。この記事では、月齢別の歯ブラシの選び方と、のどを突く事故を防ぐ方法を整理します。
東京消防庁管内では、令和2年から6年までの5年間に、0〜5歳の子ども188人が歯ブラシによる事故で救急搬送されています。そのうち約2割は、入院を要する中等症以上でした。特に多いのは1歳・2歳、次いで3歳です。
事故の多くは、歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったりして転倒することで起こります。「うちの子は大丈夫」と思っていても、転倒は突然起こります。
防ぐための基本は3つ——①必ず座らせてみがく(歩かせない)②のどの奥まで入らない設計の歯ブラシを選ぶ ③そばで見守り、目を離さない。この記事では、これらを具体的に解説します。
BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。子ども用歯ブラシの記事は「かわいさ」や「みがきやすさ」から入るものが多いのですが、調べていくとのどを突く事故が想像以上に多いことが分かりました。本記事は、こども家庭庁・東京消防庁などの公的情報をもとに、安全を軸に選び方を整理しています。歯みがき粉やフッ素の詳細、仕上げみがきの手順は専門記事にゆずり、この記事では歯ブラシそのものの選び方と安全に絞りました。
子ども用歯ブラシは、安全設計かどうかを最優先に選びます。のどの奥まで入らないストッパー(安全プレート)が付いたもの、柄が柔らかく曲がるものを。ただし製品だけでは防げません——必ず座らせてみがき、歩かせず、目を離さないことが最も大切です。1〜2歳に事故が集中しています。歯ブラシは自分用と仕上げ用を分けるのが基本で、仕上げ用は柄が長くヘッドが小さいものが扱いやすくなります。もし刺してしまったら、歯ブラシが折れていないか確認し、折れていれば破片が体内に残っている可能性があるため受診してください。
※布団の上や、きょうだいがぶつかってくる場面でも起きています。
安全に使うための3原則
- 必ず座らせてみがく・歩かせない、走らせない
- のどの奥まで入らない設計の歯ブラシを選ぶ
- そばで見守り、短時間でも目を離さない
床など安定した場所に座らせてみがかせるのが基本です。歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったりさせないでください。事故の多くはこの状況で起きています。
見落とされやすいのが「座っていれば安全」とは限らないこと。布団やソファの上だと、寝具が足にからまって転倒することがあります。平らで安定した床を選びましょう。
こども家庭庁は、柄が柔らかく曲がるものや、のどの奥まで入らないようストッパーが付いたものを使うことを推奨しています。このストッパー(安全プレート・リング)は、転倒したときに歯ブラシが奥まで入るのを防ぐためのものです。
ただしこれがあれば絶対に安全、ということではありません。製品はリスクを下げる助けであり、使い方のほうが重要です。
そばで見守ってください。「ちょっとだけ」と離れた隙に起こることがあります。
また、兄弟姉妹がいる家庭では特に注意を。仕上げみがきをしている最中に、きょうだいが抱きついてきて歯ブラシが刺さったという事例も報告されています。上の子が走り回っている場面では、みがく場所やタイミングを工夫しましょう。
月齢別の歯ブラシの選び方
- 歯が生え始めたらガーゼや指サックタイプから
- 自分でみがく用は、のどを守る設計を必須で
- 仕上げ用は大人が持つ前提の設計・分けて用意する
| 時期 | 歯ブラシの種類 | ポイント |
|---|---|---|
| 歯が生え始めたころ (生後6か月前後〜) | ガーゼ、指サック型、柄の短いトレーニング用 | まずは口に触れられることに慣れる段階。大人が持ってみがく |
| 自分で持ちたがるころ (1歳前後〜) | 安全プレート(ストッパー)付きの自分みがき用 | この時期が事故の最多。安全設計は必須。必ず座らせて見守る |
| 仕上げみがき用 (全期間) | 柄が長く、ヘッドが小さい仕上げ専用 | 大人が持つ前提の設計。自分用とは別に用意する |
自分用と仕上げ用は分けるのが基本です。理由は設計が違うから。自分用は子どもが握りやすい太い柄と、のどを守る安全プレートが付いています。一方仕上げ用は、大人が持って口の奥まで届かせるため、柄が長くヘッドが小さく作られています。
選ぶときに見るポイント——①ヘッドの大きさ(子どもの前歯2本分くらいが目安。小さいほうが奥歯まで届きます)、②毛のかたさ(乳歯や歯ぐきはデリケートなので「やわらかめ」を)、③柄の形(自分用は握りやすい太さ、仕上げ用は持ちやすい長さ)、④安全設計(自分用は必須)。
交換の目安は、毛先が広がってきたら。目安は1か月程度ですが、かんでしまう時期は傷むのが早いので、こまめに確認しましょう。毛先が開いた歯ブラシは、汚れが落ちにくくなります。
歯みがき粉について(要点のみ)
フッ素(フッ化物)の推奨濃度・使用量は、2023年1月に4学会合同(4つの学会による合同)の提言で更新されています。古い情報(上限500ppmなど)が残っていることがあるのでご注意ください。
| 年齢 | フッ素濃度 | 使用量の目安 |
|---|---|---|
| 歯が生えてから2歳 | 1,000ppm | 米粒程度(1〜2mm) |
| 3〜5歳 | 1,000ppm | グリーンピース程度(5mm) |
| 6歳以上 | 1,500ppm | 歯ブラシ全体(1.5〜2cm) |
共通のポイント——1日2回(就寝前を含む)、みがいた後は軽く吐き出すだけ。うがいをする場合も、少量の水で1回だけにします(何度もゆすぐとフッ素が流れてしまいます)。この点は誤解されやすいので覚えておいてください。
詳しい選び方は歯みがき粉・ジェルの選び方で解説しています。
乳幼児向けの歯みがき剤は、チューブ1本を飲み込んでも問題ない総量で製造されるのが基本とされていますが、大量摂取には注意が必要です。実際に、子どもが自分で取って誤食し、嘔吐などの症状が出た事例も報告されています。
子どもの手の届かない場所に保管してください。洗面台に出しっぱなしにすると、椅子に乗って取ってしまうことがあります。
子ども用歯ブラシの例
- 自分みがき用は、のどを守る安全設計かを表示で確認
- 仕上げ用は大人が持つ前提の設計・分けて用意する
- 毛先が広がったら交換(目安は1か月程度)
選ぶときの優先順位は、安全設計 → ヘッドの大きさ → 毛のかたさ → 柄の形です。特に自分でみがく用は、のどの奥まで入らないストッパー(安全プレート)が付いているかを必ず確認してください。事故が最も多い1〜2歳が、ちょうど自分で持ちたがる時期と重なります。
仕上げみがき用は、大人が持つ前提の設計です。柄が長いと口の奥まで届きやすく、ヘッドが小さいと細かい部分にも当てられます。柄が曲がるタイプは、角度を調整しやすく扱いやすいという声もあります。
くり返しになりますが、安全設計の製品でも事故を完全に防げるわけではありません。必ず座らせて、目を離さない——この使い方が最も大切です。時期に合った歯ブラシを選びたい方に向きます。
※Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトのレビューをもとにまとめています。
「安全プレートが付いていて安心」「柄が短くて持ちやすそう」「仕上げ用は柄が長くて奥まで届く」という声が多く見られます。使いやすさで支持されています。一方で、かんでしまって毛先がすぐ開く・子どもが嫌がるという声も。時期に合わせて使い分けるとよいでしょう。
- ピジョン(自分みがき用)乳歯ブラシ レッスン段階4(1才6か月〜・2本入) 自分で持って練習する時期向け。段階別のシリーズになっているので、成長に合わせて選べます。※自分でみがく用は、のどを守る安全設計かどうかを製品表示でご確認ください。必ず座らせて、そばで見守ってください。
- Ci メディカル(やわらかめ)ベビー歯ブラシ S(やわらかめ)・リング付き・動物柄4本セット 毛がやわらかめで、乳歯や歯ぐきにあたりが優しい設計。柄にリングが付いているタイプです。まとめて買えるので、毛先が広がったら交換しやすくなります。
- ピジョン(仕上げみがき用)乳歯ケア 仕上げ専用 全体みがき(12か月〜・2本入) 大人が持つ前提の仕上げ専用。自分みがき用とは設計が違うので、2本を使い分けるのが基本です。
- コンビ(仕上げみがき用)テテオ はじめて歯みがき 仕上げみがき用 しっかり毛先 同じく仕上げ専用。汚れを落としやすい毛先の設計です。仕上げみがきは赤ちゃんの頭の側に座るとやりやすくなります。
▶ こんな人に:時期に合った歯ブラシを選びたい/自分用と仕上げ用を分けたい
こんな方におすすめ
- 時期に合った歯ブラシを選びたい
- のどを守る安全設計のものを探している
- 自分用と仕上げ用を分けたい
もしものときの対応
① まず歯ブラシを確認してください。元の形のままかどうかを見ます。折れている場合、破片が体の中に残っている可能性があります。破片を探し、見つからないときはその旨を医療機関に伝えてください。
② 出血や痛みがあるとき、様子がおかしいときは受診を。見た目に大きな傷がなくても、奥のほうを傷つけていることがあります。ぐったりしている、呼吸が苦しそう、大量に出血しているといった場合は、すぐに救急対応をご検討ください。
③ 判断に迷うときの相談先——小児救急電話相談「#8000」では、夜間や休日に小児科医師・看護師へ相談できます。地域によって対応時間が異なります。
迷ったときは、受診しておくほうが安心です。「大げさかも」と我慢する必要はありません。
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よくある質問
- 歯ブラシによる事故はどれくらい起きていますか?
- 東京消防庁管内では、令和2年から6年までの5年間に、0〜5歳の子ども188人が歯ブラシによる事故で救急搬送されています。そのうち約2割は入院を要する中等症以上でした。特に多いのは1歳・2歳、次いで3歳です。歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったりして転倒するケースが多くなっています。
- 安全な歯ブラシを選べば大丈夫ですか?
- 製品だけでは防げません。のどの奥まで入らないストッパー付きのものや、柄が柔らかく曲がるものは推奨されていますが、これがあれば絶対に安全というわけではありません。必ず座らせてみがき、歩かせず、そばで見守ることが最も大切です。使い方のほうが重要だとお考えください。
- 座らせていれば安全ですか?
- 座る場所にもご注意ください。布団やソファの上だと、寝具が足にからまって転倒することがあります。床など平らで安定した場所を選びましょう。また、兄弟姉妹がいる場合、仕上げみがきの最中に別の子が抱きついてきて歯ブラシが刺さった事例も報告されています。周囲の状況にも気を配ってください。
- 自分用と仕上げ用は分けたほうがいいですか?
- 分けるのが基本です。設計が異なるためです。自分用は子どもが握りやすい太い柄と、のどを守る安全プレートが付いています。仕上げ用は、大人が持って口の奥まで届かせるため、柄が長くヘッドが小さく作られています。それぞれの役割に合った形なので、両方用意すると使いやすくなります。
- 歯ブラシはいつ交換すればいいですか?
- 毛先が広がってきたら交換します。目安は1か月程度ですが、かんでしまう時期は傷むのが早いので、こまめに確認してください。毛先が開いた歯ブラシは汚れが落ちにくくなります。子どもが自分でみがく用は特に傷みやすいので、様子を見て早めに替えましょう。
- もしのどを突いてしまったらどうすればいいですか?
- まず歯ブラシが元の形のままか確認してください。折れている場合、破片が体の中に残っている可能性があるため、破片を探し、見つからないときはその旨を医療機関に伝えてください。出血や痛みがあるとき、様子がおかしいときは受診を。判断に迷うときは、小児救急電話相談「#8000」で相談できます。
まとめ
子ども用歯ブラシは、安全設計かどうかを最優先に。のどの奥まで入らないストッパー付き、柄が柔らかく曲がるものが推奨されています。ただし製品だけでは防げません——必ず座らせてみがき、歩かせず、目を離さないことが最も大切です。
東京消防庁管内では5年間に188人が救急搬送され、約2割が中等症以上。1〜2歳に集中しており、これはちょうど自分で歯ブラシを持ちたがる時期と重なります。布団の上での転倒や、兄弟がぶつかってくるケースもあるので、場所とタイミングにも配慮を。
歯ブラシは自分用と仕上げ用を分けるのが基本。毛先が広がったら交換してください。もし突いてしまったら、歯ブラシが折れていないか確認し、迷ったら受診を。歯みがきの進め方は歯みがきの始め方、歯みがき粉は歯みがき粉・ジェルの選び方もご覧ください。
※価格・在庫・仕様・対象月齢は変動します。最新の情報は各リンク先とメーカー公式でご確認ください。歯ブラシによるのどの怪我は乳幼児で多く発生しています(東京消防庁管内で5年間に0〜5歳の188人が救急搬送、うち約2割が中等症以上)。安全設計の製品であっても、事故を完全に防げるわけではありません。必ず床など安定した場所に座らせてみがき、歯ブラシをくわえたまま歩かせず、そばで見守ってください。毛先が広がったら交換してください(目安は1か月程度)。のどや口を突いてしまった場合は、歯ブラシが折れていないか確認し、必要に応じて医療機関を受診してください。
- 東京消防庁の事故データ(管内で令和2年から令和6年までの5年間に、0〜5歳の子ども188人が歯ブラシによる事故で救急搬送/うち約2割が入院を要する中等症以上/1歳・2歳に特に多く、次いで3歳)
- こども家庭庁「子どもの死亡検証(CDR)」に関する注意喚起(柄が柔らかく曲がるものや、のどの奥まで入らないようストッパーが付いた歯ブラシを使う/床など安定した場所に座らせてみがかせる/歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったりさせない/布団の上で寝具が足にからまって転倒した事例、仕上げみがき中に別の子が抱きついて刺さった事例/事故後は歯ブラシが元の形のままか確認し、折れていたら破片を探す)
- 4学会合同(日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)による「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」2023年1月(歯が生えてから2歳:1,000ppm・米粒程度/3〜5歳:1,000ppm・グリーンピース程度/6歳以上:1,500ppm・歯ブラシ全体/1日2回、就寝前を含む/みがいた後は軽く吐き出し、うがいをする場合は少量の水で1回のみ/乳幼児向け歯磨剤はチューブ1本を飲み込んでも問題ない総量で製造されるのが基本だが、大量摂取には注意)
- 日本小児科学会の傷害速報(フッ素入り子ども用歯磨剤の誤食による急性フッ素中毒疑いの事例/洗面台に置いていた歯磨剤を子どもが椅子に乗って取り誤食したと思われる)
BabyBest編集部 2人の子どもを育てながら、育児グッズ比較メディア「BabyBest」を運営しています。こども家庭庁・東京消防庁など公的機関の情報と、メーカーの公開情報をもとに、一般的な情報として記事を作成しています。本記事は診断・治療を目的とするものではありません。歯ブラシによるのどの怪我は乳幼児で多く発生しており、安全設計の製品でも事故を完全に防げるわけではありません。必ず座らせて、目を離さないでください。歯やお口のことで不安があるときは、歯科医院にご相談ください。詳しくは運営者情報をご覧ください。
※本記事の情報は執筆時点のもので、一般的な情報の紹介です。診断・治療を目的とするものではありません。価格・仕様は変更される場合があります。歯ブラシによるのどの怪我は乳幼児で多く発生しています。安全設計の製品でも事故を完全に防げるわけではありません。必ず床など安定した場所に座らせてみがき、歯ブラシをくわえたまま歩かせず、そばで見守ってください。歯みがき剤は子どもの手の届かない場所に保管し、用法用量を守ってご使用ください。のどや口を突いてしまった場合は、歯ブラシが折れていないか確認し、必要に応じて医療機関を受診してください。
