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「2歳の絵本、どう選ぶ?」「イヤイヤ期で集中して聞いてくれない」「もう物語も分かる?」——2歳は、三語文を話し始め、観察力や想像力が育ち、絵本の楽しみ方がぐっと広がる時期。一方で、自我が芽生える「イヤイヤ期」とも重なり、読み聞かせに苦労することも。この記事では、2歳の発達に合った絵本の選び方と、気持ち・物語・言葉を育てるおすすめ絵本を紹介します。イヤイヤ期を絵本で乗り切るヒントにもどうぞ。
BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。本記事は、出版社などの公開情報と、編集部自身が2歳の子に絵本を読み聞かせてきた経験をもとに整理しました。発達や反応、イヤイヤ期の様子には個人差が大きいため、年齢は目安とし、お子さんの様子に合わせて選んでください。
2歳の絵本は「気持ち・物語・言葉」を楽しめるものを選ぶのがコツです。三語文を話し、観察力・想像力が育つ時期なので、少し物語性のある絵本も楽しめるように。集中力はまだ短いので、テンポがよく、くり返しのフレーズや表情のはっきりした絵が向いています。イヤイヤ期には『いやだいやだ』のように気持ちに寄り添う絵本、食事には『ノンタン もぐもぐもぐ』、物語デビューに『わたしのワンピース』などが定番。気分が乗らない日は無理せず、好きな一冊を一緒に楽しみましょう。
※2歳は成長著しい一方、気分の波も大きい時期。無理なく楽しみましょう。
2歳の絵本選びのポイント
- テンポがよく、くり返しのフレーズがある絵本が引き込まれやすい
- 登場人物の表情がはっきり描かれ、気持ちが分かる絵本を
- 少し物語性のあるお話も楽しめるように。好きなテーマで選ぶ
2歳になると、手足の機能が発達してフォークやスプーンを上手に使い始めたり、「ママ おかし ちょうだい」のような三語文を話せるようになったりと、できることが一気に増えます。絵本も、0〜1歳のころのイラスト中心のものから、少し物語性のあるお話に興味を持つようになります。観察力や想像力が育ってくるので、絵本の楽しみ方がぐっと広がる時期です。一方で、自我が芽生える「イヤイヤ期」とも重なり、感情の起伏が激しくなることも。絵本選びのポイントは、まず、テンポがよく、くり返しのフレーズがあること。2歳の集中力はまだ短いので、テンポのよい絵本ほど引き込まれやすいです。次に、登場人物の表情がはっきり描かれていること。表情やしぐさを追ううちに、「これは怒ってる」「これはうれしい」と、子どもが少しずつ感情を整理していきます。そして、子どもの好きなテーマ(食べ物・乗り物・動物など)で選ぶこと。好きなものなら、イヤイヤ気分でも興味を示してくれます。
イヤイヤ期の気持ちに寄り添う絵本
- イヤイヤする主人公に、子どもが自分を重ねられる
- 気持ちを客観的に見つめるきっかけになる
- 親子でクスッと笑って、気持ちをリセットできる
2歳のイヤイヤ期は、親にとって大変な時期。でも、絵本を味方につけると、ぐっとラクになります。代表的なのが、せなけいこ作の『いやだいやだ』。なんにでも「いやだいやだ」と言うルルちゃんに、とうとうお母さんも「いやだ」と言い出し、おやつもくまのぬいぐるみも、みんなが「いやだ」と言い出してしまう……というお話。イヤイヤする子どもの姿をユーモラスに描いていて、親子でクスッと笑いながら、「いやだいやだばっかりだと困っちゃうね」と気持ちを見つめるきっかけになります。主人公の名前を自分の子の名前に変えて読むと、照れ笑いしながら聞いてくれた、という声も。『ねないこだれだ』でおなじみのせなけいこさんの貼り絵は、素朴ながら表情がはっきり伝わり、小さな子にもぴったりです。イヤイヤが爆発しているときも、お気に入りの絵本を見せるとピタッと泣き止み、本の世界に集中して気持ちが落ち着くことがあります。読み聞かせは、子どもだけでなく、イラッとした親の気持ちもリセットしてくれる、大切なコミュニケーションの時間です。
- 福音館書店/せなけいこいやだいやだ イヤイヤする子の姿をユーモラスに描いた名作。親子で笑いながら気持ちを見つめるきっかけに。イヤイヤ期の味方に。
▶ こんな人に:イヤイヤ期に悩む家庭/気持ちに寄り添う絵本がほしい人
食事・生活が楽しくなる絵本
- 食べ物の絵本で、食への興味やイヤイヤ対策に
- 身近な生活の場面を、絵本で前向きに
- ことばのリズムで、楽しく食卓へ
食事中も「イヤイヤ!」と自己主張が起きやすい場面。そんなときに役立つのが、食べ物がテーマの絵本です。ロングセラーキャラクター・ノンタンの『ノンタン もぐもぐもぐ』は、ノンタンやうさぎさん、くまさんが何を食べているのかな?と、身近な食べものへの興味を広げる一冊。「もぐもぐもぐ」のことばのリズムが楽しく、一緒に口を動かしたくなります。「食が細くて心配だったけれど、この絵本を読んでから食べるようになった」という声もあるほど、食事の時間を前向きにしてくれます。同じくノンタンシリーズには、トイレやあいさつなど、生活の場面を扱ったものも多く、イヤイヤしがちな生活習慣を、キャラクターと一緒に楽しく身につけるきっかけになります。「ノンタンも頑張ってるよ」と声をかけながら読むと、子どもも真似したくなるもの。絵本を通して、食事や生活の場面が少しでも楽しくなれば、イヤイヤ期の毎日が、ぐっと過ごしやすくなります。
- 偕成社/キヨノサチコノンタン もぐもぐもぐ ことばのリズムが楽しい、食べ物がテーマの絵本。食への興味を広げ、食事の時間を前向きにしてくれます。
▶ こんな人に:食事のイヤイヤに悩む家庭/ノンタンが好きな子
物語・想像力を楽しむ絵本
- 少し物語性のあるお話を楽しめるように
- 想像力をかきたてる展開・美しい絵に夢中に
- くり返しのリズムで、2歳でも入り込みやすい
観察力や想像力が育ってくる2歳は、少し物語性のある絵本も楽しめるようになります。物語デビューにおすすめなのが、にしまきかやこ作『わたしのワンピース』。うさぎが空から落ちてきた白い布でワンピースを作ると、お花畑を通れば花もように、雨が降れば水玉もように……と、ワンピースの模様がどんどん変わっていく、想像力をかきたてるお話です。「ミシン カタカタ」「ラララン ロロロン」というリズミカルな言葉と、目がさめるような美しい色づかいで、あっという間に子どもの心をとらえます。1969年の刊行以来愛され続けるロングセラーで、2歳の物語絵本の入り口にぴったり。また、指さしで探す『きんぎょがにげた』も、2歳になると「ここ!」と自分で見つけて達成感を味わえ、観察力を楽しく育てます。物語を最初から最後まで楽しめるようになると、絵本の世界がぐっと広がります。子どもが気に入ったお話は、何度も読んで、想像の世界を一緒に楽しんでください。
- こぐま社/にしまきかやこわたしのワンピース ワンピースの模様が変わっていく、想像力をかきたてるロングセラー。リズミカルな言葉で物語デビューに。
▶ こんな人に:物語絵本に進みたい子/想像力を育てたい人
我が家でも2歳のころ「わたしのワンピース」やノンタン、「ねないこだれだ」、「はらぺこあおむし」などをよく読みました。語彙が増えて話の内容が分かってきたからか、物語のある絵本を楽しむようになり、寝る前に10冊以上読んだ時期もありました。
※あくまで我が家の一例です。絵本の好みや反応には個人差があります。
- 福音館書店/五味太郎きんぎょがにげた 逃げた金魚を探すさがし遊び絵本。2歳は自分で見つけて達成感を味わえ、観察力を楽しく育てます。
▶ こんな人に:探す遊びが好きな子/観察力を育てたい人
寝かしつけに使える絵本
- 「これを読んだら寝る」という入眠儀式になる
- 穏やかなリズム・安心できる展開で気持ちを切り替え
- イヤイヤで寝ない夜の、切り替えスイッチに
2歳は昼間にたくさん刺激を受けて頭が活発になり、なかなか寝つけないことも。そんなとき、寝る前の絵本が「そろそろ寝る時間だよ」という合図(入眠儀式)になります。「この絵本を読んだら寝る」という習慣ができると、子どもも安心して気持ちを切り替えやすくなります。寝かしつけ向けには、穏やかなリズムや、安心できる展開の絵本がおすすめ。せなけいこ作『ねないこだれだ』は、「夜更かしするとおばけに連れていかれる…」というインパクトのある展開と、短くリズミカルな文章で、寝る前の「最後の一冊」として定番です(怖がりすぎる子には様子を見て)。寝かしつけ絵本は、その日の子どもの様子に合わせて選ぶと、寝かしつけがぐっとラクになります。イヤイヤで「ねんねいや!」となる夜も、絵本の力を借りて、穏やかにおやすみへつなげましょう。寝かしつけのコツは、後日まとめる寝かしつけ絵本の記事でも紹介予定です。
- 福音館書店/せなけいこねないこだれだ 寝る前の定番ロングセラー。短くリズミカルな文章で、入眠儀式の「最後の一冊」に。気持ちの切り替えに。
▶ こんな人に:寝かしつけに絵本を使いたい人/入眠の習慣をつけたい家庭
2歳でもしかけ絵本やポップアップ絵本は、しかけのパーツが外れて誤飲につながらないよう注意し、対象年齢を確認してください。「ねないこだれだ」などおばけが出る絵本は、怖がりすぎる子には無理に読まず、子どもの様子を見て選びましょう。絵本を破ってしまっても叱りすぎず、一緒に補修して大切に使う声かけを。
イヤイヤ期の2歳への読み聞かせのコツ
- 無理に誘わず、読まない日があってもOK
- 読む時間・場所を決めると「安心の合図」になる
- 子どもが選んだ「好きな本」をとことん一緒に
イヤイヤ期の2歳への読み聞かせは、肩の力を抜くのがいちばんのコツです。気分が乗らない日に無理やり読もうとすると、かえってイヤイヤを強めてしまうことも。読まない時期や読まない日があっても、まったく問題ありません。焦らず、子どものペースに合わせましょう。続けるための工夫としては、読む時間や場所を決めておくこと。「寝る前にこの場所で」と決まっていると、それが子どもにとって「安心の合図」になり、自分から本を持ってくるようになることもあります。また、新しい本を時々追加したり、図書館に行ってみたりして、マンネリを防ぐのも効果的。そして、選ぶ本はとにかく「本人が好きなもの」を優先すること。好きなテーマや、お気に入りの一冊なら、イヤイヤ気分でも聞いてくれます。読むときは、登場人物の気持ちを「これは悲しいね」「うれしいね」と言葉にしてあげると、子どもが感情を整理する助けになります。絵本は、イヤイヤ期の親子の架け橋。完璧を目指さず、楽しい時間として続けてください。
よくある質問
- 2歳の絵本はどう選べばいい?
- テンポがよくくり返しのフレーズがあるもの、登場人物の表情がはっきりした気持ちの分かるもの、子どもの好きなテーマのものがおすすめです。2歳は少し物語性のあるお話も楽しめるようになります。集中力はまだ短いので、長すぎないテンポのよい絵本を選ぶとよいでしょう。
- イヤイヤ期で絵本を聞いてくれません
- 無理に誘わず、読まない日があってもOKです。読む時間・場所を決めると「安心の合図」になり、自分から持ってくることも。子どもが好きな一冊を優先し、イヤイヤを描いた『いやだいやだ』のような共感できる絵本も効果的です。気分が乗ったときに、楽しく読みましょう。
- 絵本でイヤイヤ期は乗り切れますか?
- 絵本は万能ではありませんが、強い味方になります。イヤイヤが爆発したとき、お気に入りの絵本を見せると気持ちが切り替わることがあります。気持ちを描いた絵本で共感したり、生活の場面を前向きにしたり。読み聞かせは、親の気持ちもリセットしてくれる大切な時間です。
- もう物語の絵本も読めますか?
- 2歳は観察力・想像力が育ち、少し物語性のあるお話も楽しめるようになります。『わたしのワンピース』のような、リズミカルで想像力をかきたてる絵本が物語デビューにおすすめ。ただし集中力には個人差があるので、長すぎず、子どもが興味を示すものから始めましょう。
- 1歳・3歳向けも知りたいです
- 年齢別に、1歳向け絵本の選び方で言葉・まねっこを楽しむ絵本を紹介しています。定番の名作一覧は赤ちゃんの絵本おすすめ10選、めくって遊ぶしかけ絵本もあわせてどうぞ。
まとめ
2歳の絵本は、「気持ち・物語・言葉」を楽しめるものを選ぶのがコツです。三語文を話し、観察力・想像力が育つ時期で、少し物語性のある絵本も楽しめるように。イヤイヤ期には『いやだいやだ』、食事には『ノンタン もぐもぐもぐ』、物語デビューに『わたしのワンピース』、寝かしつけに『ねないこだれだ』などが定番です。集中力はまだ短いので、テンポよく、好きなテーマで選びましょう。気分が乗らない日は無理せず、親子で「絵本の時間って楽しい」と感じられる時間を大切にしてください。
※価格・在庫・版は変動します。購入前に各販売ページで最新情報をご確認ください。
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※本記事の情報は執筆時点のものです。発達には個人差があり、年齢は目安です。対象年齢・仕様・価格・版は変わることがあるため、購入前に各販売ページでご確認ください。絵本は誤飲・破れに注意し、お子さんの様子に合わせてお楽しみください。
