📅 公開:2026年6月1日 👁 57回閲覧

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赤ちゃんの頭の形|まず受診が必要な理由と向きぐせ対策の考え方

※本記事は、公的医療機関などの公開情報をもとに編集部が独自に整理した一般的な情報で、診断・治療を目的とするものではありません本記事にアフィリエイト広告は含まれていません。赤ちゃんの頭のゆがみには、向きぐせによるものと、病気によるものがあります。見た目だけでは区別できません。気になるときは、グッズや自己判断で対応する前に、必ず小児科や頭の形の専門外来を受診してください。ヘルメット治療は医師の診断のもとで行う医療です。

「赤ちゃんの頭の形が気になる」「向き癖で絶壁になってきた?」「ヘルメット治療って何?」——頭の形が気になる保護者は多いものです。ただ、この話題でいちばん大切なのは「まず受診すること」。理由を、この記事で説明します。

このページでは、頭のゆがみの2つの原因・受診がなぜ重要か・家庭でできる工夫(タミータイムの安全な行い方)・ヘルメット治療の基礎知識・よくある質問を解説します。枕については赤ちゃんに枕は必要?、寝床の安全は安全な寝床づくりもご覧ください。
🚨 最初にお伝えします:まず受診してください

赤ちゃんの頭がゆがむ原因は、大きく2つあります。

① 向きぐせによるもの(位置的頭蓋変形)——頭位性斜頭、絶壁頭、縦長頭など。これは病気ではなく、脳の発達に影響が出ることは基本的にありません。

② 病気によるもの(病的頭蓋変形)——頭蓋骨縫合早期癒合症などが原因の場合です。脳の発達に悪影響を及ぼすことがあり、程度によっては手術などの治療が必要で、見逃すわけにはいきません。

この2つは、見た目だけでは区別できません。だからこそ、頭のゆがみが気になる場合は、まず「病気によるものかどうか」を判断するために、適切な診察を受けることがとても重要とされています。

グッズを試す前に、受診してください。小児科、または頭の形の専門外来(脳神経外科・形成外科など)にご相談を。

この記事の執筆について

BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。頭の形の話題は、グッズの紹介から入る記事が多いのですが、調べていくと「まず受診が最優先」という点が最も大切だと分かりました。本記事は、公的医療機関の公開情報をもとに整理しています。この記事にアフィリエイト広告は含まれていません。グッズを売ることが目的ではなく、適切な医療につながる判断材料をお伝えするために書いています。

✅ この記事の結論

頭のゆがみには「向きぐせによるもの」と「病気によるもの」の2つがあり、見た目では区別できません。病気によるもの(頭蓋骨縫合早期癒合症など)は脳の発達に影響することがあり、手術が必要な場合もあるため、まず受診して判断してもらうことが最優先です。向きぐせによるものなら脳の発達には影響せず、基本的に治療は必要ありません軽度なら成長とともに自然に目立ちにくくなることも期待できます。家庭では体位変換やタミータイムが推奨されますが、目を離すときや寝るときは必ず仰向けに戻してください(SIDS予防)。ヘルメット治療は生後4〜6か月前後までの開始が有効とされ、医師の診断のもとで行う医療です。

頭のゆがみには2つの原因があります ① 向きぐせによるもの (位置的頭蓋変形) 脳の発達には影響しないとされ 基本的に治療は必要ありません ② 病気によるもの (病的頭蓋変形) 脳の発達に影響することがあり 手術が必要な場合もあります だから、まず「どちらなのか」を診察で確かめることが最も重要です グッズや自己判断で対応する前に、小児科や頭の形の専門外来にご相談ください

※見た目だけでは区別できません。気になるときは受診が最優先です。

頭のゆがみの種類

▼ ここがポイント
  • 向きぐせによるもの(位置的頭蓋変形)と病気によるものがある
  • 位置的頭蓋変形は斜頭症・短頭症・長頭症に分けられる
  • 見た目では区別できないため、診察が必要

位置的頭蓋変形は、生まれて間もないころに同じ方向を向いて寝ることや、妊娠中のさまざまな要因(多胎妊娠など)によって頭蓋にゆがみが生じる状態です。この状態は病気ではなく、脳機能の発達に影響が出ることは基本的にありません。形に応じて次の3つに分けられます。

種類特徴
斜頭症頭のかたちが左右非対称で、一部が扁平になっている状態。上から見ると片側が斜めにゆがんで見える
短頭症頭の横幅が長く、後頭部が丸みを帯びずに平らになっている状態。日本人に多く、「絶壁」と表現されることも
長頭症頭の前後幅が横幅に比べて長くなっている状態

一方、病的頭蓋変形は、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気が原因でゆがむものです。前述のとおり、脳の発達に悪影響を及ぼすことがあり、程度によっては手術などの治療が必要になります。

赤ちゃんの頭の骨は、脳の成長に合わせて拡大できるよう、とてもやわらかくできています。そのため生後7か月ごろまでは、向き癖などの外部からの圧力で変形しやすいのが特徴。これは正常な体の仕組みでもあります。

家庭でできる工夫

▼ ここがポイント
  • 体位変換やタミータイムが推奨されている
  • 「ほっといても」ではなく能動的な工夫が必要
  • ただし安全が最優先・寝るときは必ず仰向けに

受診したうえで、向きぐせによるものと分かった場合、家庭でできる工夫があります。生後2か月ごろまでの骨が柔らかい間は、頭の位置を調整・工夫したり、タミータイムを増やしたりすることで多少の改善が見込めるとされています。

🔄 体位変換

赤ちゃんが同じ方向ばかり向かないよう、寝かせる向きや、声をかける位置、部屋の中での寝床の向きなどを工夫します。抱っこの向きを変えるのも方法の1つ。赤ちゃんは明るいほうや音のするほうを向くので、寝床の向きを時々変えると自然に向きが変わります。

🤸 タミータイム(見守りのもとでのうつぶせ遊び)

起きているときに、見守りのもとでうつぶせにする時間のことです。頭への圧力を減らすことに加えて、首や背中の筋肉の発達にもつながるとされ、頭蓋変形の予防のために推奨されています

行うときのポイントは、赤ちゃんが楽しんでいない状況では強制しないこと。遊びながら楽しく、自発的な動きを引き出すのが大切です。短い時間から始め、少しずつ慣らしていきましょう。

🚨 タミータイムで最も大切な注意

目を離すときや、寝かせるときには、必ず仰向けに戻してください。

これは乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するためです。うつぶせ寝はSIDSのリスクを高めるとされており、タミータイムは「起きているとき、大人が見守っている間だけ」行うものです。眠ってしまったら、すぐに仰向けに戻してください。

頭の形のための工夫が、より重大なリスクを招いては本末転倒です。安全が最優先——この順序を間違えないでください(安全な寝床づくり)。

⚠️ 頭の形を整える枕について

市販の「頭の形を整える枕」(ドーナツ枕など)については、アメリカ食品医薬品局(FDA)が、乳幼児突然死や窒息死の危険性があるとして使用しないよう注意喚起しています。有効性も実証されていないとされています。

日本でも、寝床に柔らかいものを置かないことが窒息予防の基本です。頭の形が心配な場合は、枕ではなく、体位変換・タミータイムといった方法や、医療機関でのヘルメット治療を検討してください。詳しくは赤ちゃんに枕は必要?で解説しています。

なお、「ほっといても治る」わけではないという指摘もあります。能動的な工夫が必要で、頭の成長が活発な時期にどう対応するかが関わってきます。だからこそ、早めに受診して、その子に合った方法を相談することに意味があります。

ヘルメット治療について

▼ ここがポイント
  • オーダーメイドのヘルメットで頭にかかる圧を均等にする医療
  • 生後4〜6か月前後までの開始が有効とされる
  • 医師の診断が必要・どの子にも必要というものではない

ヘルメット治療は、患者ごとにオーダーメイドで作成されたヘルメットを装着し、頭にかかる圧が均等になるようにガイドして、よい形になるよう促す治療法です。

仕組みとしては、手術をするわけでも、無理やり形を矯正するわけでもありませんやわらかい頭を保護しながら、すでに平らになった部分の成長を促し、自然な頭のかたちへ近づけていく——赤ちゃん自身の骨の発達に沿って、きれいな形の枠組みをあらかじめ作り、そこに合わせて成長を促すイメージです。

開始時期——生後4〜6か月前後までに開始するのが有効とされています。1歳ごろになると骨の成長が落ち着き、頭のかたちがほぼ決まるため、早いうちから始めるほど効果が出やすいとされます。時間が経つほど選択肢が限られるので、気になる場合は早めの相談が大切です。

💡 誤解しないでいただきたいこと

どの赤ちゃんにもヘルメット治療が必要というわけではありません。向きぐせによる頭位性斜頭であれば、脳の発達には影響なく、基本的には治療は必要ないとされています。変形が軽度であれば、寝返りができるようになったり、頭が大きくなっていく中で自然に目立ちにくくなることが期待できます。

ヘルメット治療が検討されるのは、ゆがみがきわめて高度な場合です。その場合は学童期や大人になってもゆがみが残り、見た目が気になったり、眼鏡がフィットしにくいなどの問題が生じる可能性があるとされます。

治療が必要かどうかは、医師の診断によって判断されます。「まわりがやっているから」ではなく、お子さんの状態に基づいて相談してください。

相談の進め方——まずは小児科、または頭の形の専門外来(脳神経外科・形成外科など)を受診します。費用・通院の頻度・対応している医療機関なども含めて、医師に確認しましょう。装着時間や期間、日常生活での注意についても、事前に説明を受けておくと判断しやすくなります。健診の際に相談するのも1つの方法です。

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よくある質問

頭の形が気になります。まず何をすればいいですか?
受診してください。頭のゆがみには「向きぐせによるもの」と「病気によるもの(頭蓋骨縫合早期癒合症など)」があり、見た目では区別できません。病気によるものは脳の発達に影響することがあり、手術が必要な場合もあるため、見逃すわけにいきません。グッズを試す前に、小児科や頭の形の専門外来にご相談ください。
向きぐせによるゆがみは自然に治りますか?
変形が軽度であれば、寝返りができるようになったり、頭が大きくなっていく中で自然に目立ちにくくなることが期待できます。ただし「ほっといても治る」というより、体位変換やタミータイムといった能動的な工夫が必要とされています。程度によって見通しが変わるので、医師に相談して判断してもらいましょう。
タミータイムはどうやればいいですか?
起きているときに、大人が見守るもとでうつぶせにする時間です。短い時間から始め、赤ちゃんが楽しんでいない場合は強制しないでください。最も大切な注意は、目を離すときや寝かせるときには必ず仰向けに戻すこと。うつぶせ寝はSIDSのリスクを高めるとされているため、タミータイムは「起きているとき、見守っている間だけ」行うものです。
頭の形を整える枕は使ってもいいですか?
おすすめしません。市販のドーナツ枕などについては、アメリカ食品医薬品局(FDA)が乳幼児突然死や窒息死の危険性があるとして使用しないよう注意喚起しており、有効性も実証されていないとされています。寝床に柔らかいものを置かないことが窒息予防の基本です。頭の形が心配な場合は、体位変換やタミータイム、医療機関での相談を検討してください。
ヘルメット治療はいつまでに始めればいいですか?
生後4〜6か月前後までに開始するのが有効とされています。1歳ごろになると骨の成長が落ち着き、頭のかたちがほぼ決まるため、早いうちから始めるほど効果が出やすいとされます。時間が経つほど選択肢が限られるので、気になる場合は早めに相談してください。ただし、どの赤ちゃんにも必要というものではありません。
ヘルメット治療は痛くないですか?
手術をするわけでも、無理やり形を矯正するわけでもありません。オーダーメイドのヘルメットで頭にかかる圧を均等にし、赤ちゃん自身の骨の発達に沿って成長を促す仕組みです。装着時間や期間、日常生活での注意点については、担当の医師から説明を受けてください。費用や通院の頻度もあわせて確認しておくとよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの頭のゆがみには、「向きぐせによるもの(位置的頭蓋変形)」と「病気によるもの(病的頭蓋変形)」の2つがあり、見た目では区別できません。病気によるものは脳の発達に影響することがあり、手術が必要な場合もあるため、まず受診して判断してもらうことが最優先です。

向きぐせによるものなら、脳の発達には影響せず、基本的に治療は必要ありません。軽度なら成長とともに自然に目立ちにくくなることも期待できます。家庭では体位変換やタミータイムが推奨されますが、目を離すときや寝るときは必ず仰向けに戻す——これがSIDS予防のために最も大切な注意点です。

頭の形を整える枕は、FDAが危険性を理由に使用しないよう注意喚起しています。枕に頼らず、医療機関に相談してください。ヘルメット治療は生後4〜6か月前後までの開始が有効とされますが、どの赤ちゃんにも必要というものではなく、医師の診断によって判断されます。気になるときは、早めに小児科や頭の形の専門外来へご相談ください。

参考にした情報源
  • 公的医療機関「赤ちゃんの頭の形外来」の解説(頭がゆがむ原因は「向きぐせ」による位置的頭蓋変形と、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病的頭蓋変形の2つ/病的頭蓋変形は脳の発達に悪影響を及ぼすことがあり程度によっては手術などの治療が必要で見逃すわけにはいかない/まず病気によるものかどうかを判断するため適切な診察を受けることがとても重要/向きぐせによる頭位性斜頭であれば脳の発達には影響なく基本的には治療は必要ない/変形が軽度であれば成長とともに自然に目立ちにくくなることが期待できる/生後2か月頃までは頭の位置の調整やタミータイムで多少の改善が見込める/ゆがみがきわめて高度の場合は生後4〜6か月前後までに開始するヘルメット矯正治療が有効)
  • 公的医療機関「赤ちゃんの頭のかたち外来」の解説(位置的頭蓋変形は病気ではなく脳機能の発達に影響が出ることは基本的にない/形に応じて斜頭症・短頭症・長頭症の3つに分けられる)
  • 医師監修の解説(斜頭症・長頭症・短頭症(絶壁)の特徴/赤ちゃんの頭の骨は脳の成長に合わせて拡大できるようやわらかく、生後7か月ぐらいまでは向き癖などによる外部からの圧力で変形しやすい/ヘルメット治療は手術や無理な矯正ではなく、自然な骨の発達に沿って成長を促す/1歳ごろになると骨の成長が落ち着き頭のかたちがほぼ決まる)
  • 小児科クリニックの解説(SIDS予防のため仰向けに寝かせることが推奨される一方で向き癖が問題になるため、頭蓋変形防止にタミータイムが推奨される/赤ちゃんが楽しんでいない状況では強制しない/目を離すときや寝るときには必ず仰向けに戻す/ヘルメット治療は患者ごとにオーダーメイドで作成されたヘルメットで頭にかかる圧を均等にガイドする)
  • ヘルメット治療提供事業者の解説(変形度合いが軽い場合は体位変換やタミータイムの工夫で緩和する可能性があるが「ほっといても」ではなく能動的な工夫が必要)
  • アメリカ食品医薬品局(FDA)の注意喚起(乳幼児用の頭部整形枕はSIDSを含む乳幼児突然死や窒息死の危険性があるため使わないこと/有効性が実証されていない)
この記事を書いた人

BabyBest編集部 2人の子どもを育てながら、育児グッズ比較メディア「BabyBest」を運営しています。公的医療機関などの公開情報をもとに、一般的な情報として記事を作成しています。本記事は診断・治療を目的とするものではありません。本記事にアフィリエイト広告は含まれていません。赤ちゃんの頭のゆがみには向きぐせによるものと病気によるものがあり、見た目だけでは区別できません。気になるときは、グッズや自己判断で対応する前に、必ず小児科や頭の形の専門外来を受診してください。ヘルメット治療は医師の診断のもとで行う医療です。詳しくは運営者情報をご覧ください。

※本記事の情報は執筆時点のもので、一般的な情報の紹介です。診断・治療を目的とするものではありません。治療の内容・費用・対応医療機関は変更されることがあります。赤ちゃんの頭のゆがみには、向きぐせによるものと、病気(頭蓋骨縫合早期癒合症など)によるものがあり、見た目だけでは区別できません。気になるときは、必ず小児科や頭の形の専門外来を受診してください。タミータイムは起きているときに大人が見守るもとで行い、目を離すときや寝かせるときは必ず仰向けに戻してください(SIDS予防)。頭の形を整えるとされる枕については、FDAが乳幼児突然死や窒息死の危険性を理由に使用しないよう注意喚起しています。