※このページは広告収益を得ています。内容は編集部が公開情報と育児経験から整理しました。進み方には大きな個人差がありますので、目安として読んでいただければと思います。
トイレトレーニングで一番よくないのは、親が焦ることです。
始める時期も、かかる期間も、子どもによってまるで違います。
始める目安は2歳前後ですが、年齢より体と気持ちの準備を見てください。
目安になるのは、おしっこの間隔が2時間ほどあく、一人で歩いてトイレに行ける、言葉で意思を伝えられるの3つです。
道具はおまるか補助便座のどちらかから。両方いっぺんに買う必要はありません。
始める季節は夏が有利です。洗濯物が乾きやすく、薄着で脱ぎ着も簡単だからです。
そして最大の壁がうんち。おしっこができても、こちらは別問題として時間がかかります。
夜のおむつは最後まで残るもの。これは体の発達によるので、練習で早まるものではありません。
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トイトレは情報が多すぎて混乱する分野です。判断に必要なことだけを整理しました。
始める目安
一般的には2歳前後とされますが、月齢だけで決めないほうがうまくいきます。
見るべきは次の3点です。
- おしっこの間隔が2時間ほどあく——膀胱にためられるようになった証拠
- 一人で歩いてトイレに行ける——移動と姿勢の保持ができる
- 言葉や仕草で伝えられる——「出た」「でる」が言えるか、教えてくれるか
3つそろっていなくても始められますが、1つも当てはまらないなら少し待ったほうが楽でしょう。
とくにおしっこの間隔は重要です。30分おきに出ている段階では、トイレに座らせても間に合いません。
保育園に通っていると、他の子はもうできているという情報が入ってきます。
ですが、これは体の発達に左右される部分が大きいものです。
早く外れた子が優れているわけでも、遅い子に問題があるわけでもありません。
3歳を過ぎてから急に外れる子もいれば、2歳前に完了する子もいます。
焦って進めると、子どもがトイレを嫌がるようになり、かえって長引きます。
道具は何から買うか
最初の分かれ道です。それぞれの特徴を整理します。
おまるは床に置くので、子どもが足を踏ん張れます。恐怖心も少なく、リビングに置いておけば「行きたい」と思ったときにすぐ座れます。
ただし洗う手間がかかり、いずれトイレへの移行が必要になります。
補助便座は最初からトイレを使うので、移行の手間がありません。
一方で高さがあるため、踏み台が別途必要になることが多いもの。
どちらが正解ということはなく、子どもが怖がらないほうを選ぶのが実際的です。
おまるから補助便座、踏み台へと形を変えられるタイプがあります。段階ごとに買い足さずに済むのが利点です。
子どもがトイレを嫌がる場合、好きなキャラクターが助けになることがあります。
本人が「これに座りたい」と思えるかどうかで、進み方が変わります。
大人から見ると単純ですが、この年齢には効果的な方法です。
補助便座から始めて、成長に応じて形を変えられる製品もあります。
買い足しが減るので、収納の面でも扱いやすいでしょう。
補助便座を使うなら、踏み台はほぼ必要になります。
足がぶらついた状態では、力を入れられません。とくにうんちは踏ん張れないと出ないものです。
また自分で上り下りできれば、親を呼ばずにトイレへ行けるようになります。
これは自立の面でも大きい違いです。
トイレに合わせて使える踏み台です。足が着くと踏ん張れるようになり、うんちの成功率にも影響します。
夏に始めるという選択
トイトレは夏に始めるとよいとされます。理由は現実的なものです。
- 洗濯物が乾きやすい——失敗しても回る
- 薄着で脱ぎ着が簡単——間に合いやすい
- 汗をかくので尿の間隔があく
- 裸で過ごさせやすい——濡れた感覚が分かる
とくに洗濯は大きい要素です。冬に何度も失敗すると、乾かない衣類が積み上がって親が疲弊します。
ただし夏に始めなければいけないわけではありません。子どもの準備ができているなら、季節を待つ必要はないでしょう。
おむつと普通のパンツの中間として、トレーニングパンツがあります。
紙タイプは濡れた感覚が分かる設計で、布タイプは吸収層が厚く作られています。
意見が分かれるところで、いきなり普通のパンツに移行する家庭もあります。
失敗の後始末をどこまで許容できるかで、選び方が変わるでしょう。
どちらを選ぶにせよ、防水マットを用意しておくと後始末が軽くなります。
ソファやカーペットの上に敷いておけば、失敗しても慌てずに済みます。
トイトレ期間中は、必ず失敗します。
これを前提に、次のものを用意しておくと気持ちが楽になります。
- 着替えを多めに
- ソファやカーペットに防水シート
- 車のチャイルドシートにも敷物
- 外出用のビニール袋
「汚されたら困る」という気持ちが親の焦りにつながるので、先に対策しておくほうが穏やかに進められます。
【最大の壁】うんちができない
おしっこができるようになっても、うんちはトイレでできない——これは非常によくあることです。
むしろおむつを持ってきて、履いてから出すという子も少なくありません。
理由はいくつか考えられます。
- おむつの中のいつもの姿勢でないと出せない
- トイレで足が着かず踏ん張れない
- 落ちるような感覚が怖い
- 時間がかかるので座り続けられない
これは発達の問題ではありません。時間が解決することがほとんどです。
焦らずに、次の3点を整えてください。
①足が着くようにする——踏み台があれば踏ん張れます。ここで解決する例は多いものです。
②タイミングを見る——うんちが出る時間帯は、たいてい決まっています。食後など、いつも出る時間に誘ってみてください。
③おむつでもよしとする——「おむつを履いてトイレで出す」という段階を経る子もいます。場所が変わるだけでも前進です。
叱ったり、無理に座らせたりすると便秘につながることがあります。これが最も避けたい事態です。
言葉で説明するより、絵本のほうが伝わることがあります。
トイレに行く場面が描かれた絵本を読むことで、子ども自身が「やってみよう」と思うきっかけになります。
ごほうびシールも、この年齢には役立ちます。成功が目に見える形で残ると、本人のやる気につながります。
ただしシールがないとやらない状態になる場合もあるので、様子を見ながら使ってください。
絵本で場面を見せると、言葉での説明より伝わりやすくなります。シールは成功を可視化する道具として使えます。
夜のおむつは最後です
昼間のトイレが完了しても、夜のおむつは長く残ります。
これは抗利尿ホルモンという、夜間の尿量を抑えるホルモンの分泌が関係しているとされます。
つまり体の発達待ちであり、練習して早まる性質のものではありません。
小学校に上がってからも続く子はいます。5〜6歳ごろまでは経過を見てよいとされることが多いようです。
心配な場合は、かかりつけの小児科にご相談ください。
この時期にできることは限られますが、次のような工夫はあります。
- 寝る前にトイレに行かせる
- 夕方以降の水分を控えめにする(過度に制限はしない)
- 防水シーツを敷いておく
- 夜用の吸収量が多いおむつを使う
夜中に起こしてトイレへという方法は、睡眠を妨げるため推奨されないことが多いものです。
夜用として吸収量を高めた製品です。昼間のパンツと分けておくと、子どもも「夜はこれ」と区別しやすくなります。
おねしょは避けられないので、敷いておくのが現実的です。
布団やマットレスは洗いにくく、乾かすのにも時間がかかります。
防水シーツが1枚あれば、シーツを替えるだけで済みます。
夜中に交換する場面を想定して、替えを近くに置いておくと対応が早くなります。
布団を守るためのシーツです。夜中の交換を想定して、替えを手の届く場所に置いておくと対応が楽になります。
後戻りしたときの考え方
トイトレでよくあるのが後戻りです。
数週間できていたのに、急に失敗が増える。これには理由があることが多いものです。
- 下の子が生まれた
- 入園や引っ越しなど環境が変わった
- 体調を崩した
- 叱られてトイレが嫌になった
とくに下の子の誕生は典型的なきっかけです。赤ちゃん返りの一種として現れます。
この場合、トイレの問題ではありません。気持ちのほうを満たすことが先になります。
後戻りしたとき、無理に続けると悪化することがあります。
いったんおむつに戻す——これは後退ではなく、仕切り直しです。
数週間から数か月後に再開すると、驚くほどスムーズに進むこともあります。
子どもの準備ができていれば、トイトレはあっという間に終わるものです。逆に準備ができていない時期にどれだけ頑張っても、時間だけがかかります。
保育園や幼稚園に通っているなら、方針を共有しておくとよいでしょう。
園では周りの子につられて上手くいくことも多く、家庭より進みが早い場合もあります。
逆に家庭では甘えが出ることもありますが、これは自然なことです。
園でどう進めているかを聞いて、家庭でも同じ言葉かけをすると混乱が減ります。
やってはいけないこと
最も避けたいのが、失敗を叱ることです。
子どもは失敗したくてしているわけではありません。
叱られるとトイレそのものが嫌になり、我慢するようになります。我慢は便秘や膀胱炎につながることもあります。
成功したときに褒めるほうが、はるかに効果があります。
「出るまで座っていなさい」は逆効果です。
この年齢の子が集中して座っていられるのは数分です。
出なければ切り上げて、次の機会にしてください。
トイレが拘束される場所になると、行きたがらなくなります。
「◯◯ちゃんはもうできるよ」という言葉は、子どもには意味がありません。
むしろ自己肯定感を下げるだけです。
比較するなら、その子の以前と今です。「昨日より上手にできたね」のほうが伝わります。
親の焦りは、そのまま子どもに伝わるものです。
よくある質問
- いつから始めればいいですか?
- 2歳前後が目安ですが、年齢より3つのサインを見てください。おしっこの間隔が2時間ほどあく、一人で歩いてトイレに行ける、言葉や仕草で伝えられるの3点です。とくに間隔が短い段階では、座らせても間に合いません。1つも当てはまらないなら、少し待ったほうが楽に進みます。
- おまると補助便座、どちらがいいですか?
- 子どもが怖がらないほうです。おまるは床に置くので足を踏ん張れ、恐怖心も少なめ。ただし洗う手間があり、いずれ移行が必要です。補助便座は最初からトイレを使うので移行の手間がありませんが、踏み台が別途必要になります。形を変えられるタイプもあります。
- 夏に始めたほうがいいですか?
- 有利ではあります。洗濯物が乾きやすい、薄着で脱ぎ着が簡単、汗をかくので尿の間隔があくといった理由です。とくに洗濯は大きく、冬に何度も失敗すると乾かない衣類で親が疲弊します。ただし夏でなければいけないわけではなく、準備ができているなら季節を待つ必要はありません。
- うんちだけできません。
- よくあることです。おむつを持ってきて履いてから出す子も少なくありません。足が着かず踏ん張れない、いつもの姿勢でないと出せないといった理由が考えられます。まず踏み台を用意し、いつも出る時間帯に誘ってみてください。叱ると便秘につながるので避けましょう。
- 夜のおむつはいつ外れますか?
- 体の発達待ちです。夜間の尿量を抑えるホルモンの分泌が関係するとされ、練習で早まる性質のものではありません。5〜6歳ごろまでは経過を見てよいとされることが多いようです。夜中に起こしてトイレへという方法は睡眠を妨げるため推奨されません。心配なら小児科にご相談ください。
- できていたのにできなくなりました。
- 後戻りはよくあります。下の子が生まれた、入園や引っ越しなど環境の変化がきっかけになることが多いもの。この場合はトイレの問題ではなく、気持ちを満たすことが先です。無理に続けず、いったんおむつに戻すのも有効な選択。数週間後に再開すると、驚くほどスムーズに進むこともあります。
- 保育園では成功するのに家ではできません。
- 自然なことです。園では周りの子につられて上手くいくことが多く、家庭では甘えが出ます。園に進め方を聞いて、家庭でも同じ言葉かけをすると混乱が減るでしょう。方針を共有しておくと、両方で足並みがそろいます。
- やってはいけないことは?
- 叱ること、長時間座らせること、他の子と比べることの3つです。叱られるとトイレが嫌になり、我慢するようになります。我慢は便秘や膀胱炎につながることも。座っていられるのは数分なので、出なければ切り上げてください。比べるならその子の以前と今です。
まとめ|準備ができれば早く終わります
トイレトレーニングは親の頑張りより子どもの準備で決まります。
目安はおしっこの間隔が2時間、歩いてトイレに行ける、言葉で伝えられるの3点。
道具はおまるか補助便座のどちらかから。補助便座なら踏み台も用意してください。
始めるなら夏が有利ですが、季節を待つ必要はありません。
うんちはおしっこと別問題です。足が着く環境を整え、焦らず待ちましょう。
夜のおむつは体の発達待ちなので、練習では早まりません。
そして最も大切なのが、叱らないこと。トイレが嫌な場所になると、すべてが長引きます。
BabyBest編集部——2人の子どもを育てながら運営しています。トイトレは個人差が非常に大きい分野です。気になることがあれば、かかりつけの小児科や園の先生にご相談ください。方針は運営者情報に記しています。
※記載は作成時点の内容です。製品の仕様や価格は変更されることがあります。進み方には個人差があり、ここに書いた目安が当てはまらない場合もあります。
