「平日は時間がないから、週末にまとめて作り置き」——そんな家事の時短を支えてくれるのが、保存容器です。作り置きしたおかずをきれいに保存でき、そのままレンジで温めて食卓に出せれば、平日の食事づくりがぐっとラクになります。ガラス・琺瑯・プラスチックと素材によって使い勝手が違い、冷凍・レンジ・オーブンへの対応もさまざま。用途に合った容器を選べば、作り置きや食材ストックがもっと快適になります。
保存容器は「素材・対応する熱源・密閉性」で選ぶ
保存容器選びでいちばん大事なのが素材です。主に、耐熱ガラス・琺瑯(ほうろう)・プラスチックの3つがあり、それぞれ使い勝手が違います。耐熱ガラスはレンジもオーブンも使え、においや色移りがしにくく中身が見えるのが利点。琺瑯は直火やオーブンが使え、丈夫でそのまま食卓に出してもおしゃれですが、レンジは使えません。プラスチックは軽くて手頃、レンジもOKで気軽に使えますが、油汚れや色移りがつきやすい面も。「何に使いたいか」で素材を選ぶのがコツです。
対応する熱源と、密閉性も確認しましょう。作り置きをレンジで温め直すならレンジ対応、冷凍ストックするなら冷凍対応、グラタンなどを焼くならオーブン対応、と用途に合った対応を確認します。汁物や下味冷凍に使うなら、汁漏れしにくい密閉性の高いフタが便利。一方、ただ温め直すだけなら、フタをのせるだけのタイプでも十分です。重ねて収納できるスタッキング対応や、フタをしたままレンジにかけられるかも、毎日使ううえでの使い勝手を左右します。サイズ違いがセットになったものを選ぶと、おかずの量に合わせて使い分けられて便利です。フリージングを活用した時短はフリージング離乳食のやり方の考え方も応用できます。
- レンジ・オーブン両方使いたい → 耐熱ガラス
- 直火・オーブンOK、そのまま食卓に → 琺瑯
- 手頃に気軽にたくさん使いたい → プラスチック
- 汁物・下味冷凍に使う → 密閉性の高いフタ付き
- 収納をすっきりさせたい → スタッキングできるタイプ
素材別・作り置き保存容器のおすすめ商品
ここからは、実際に販売されている保存容器を、どんな使い方に向くかとあわせて紹介します。下の表で全体像をつかんでから、気になるものを個別に読んでください。
| 商品 | 素材・タイプ | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| iwaki(イワキ)パック&レンジ | 耐熱ガラス・万能 | レンジ・オーブン対応で中身が見える。本体は食洗機OK | 1つで幅広く使いたい人 |
| 野田琺瑯ホワイトシリーズ | 琺瑯・丈夫 | 直火・オーブンOKで丈夫。そのまま食卓に出してもおしゃれ | 長く使える・見た目も大切な人 |
| kaico(カイコ)琺瑯保存容器 maru | 琺瑯・デザイン | 美しい丸型の琺瑯容器。におい移りしにくく見た目も上品 | デザイン性を重視する人 |
| 旭化成ジップロック コンテナー | プラ・手頃 | 軽くて手頃、レンジOK。たくさんそろえて気軽に使える | 手頃にたくさん使いたい人 |
| 岩崎工業(ラスティック)など密閉プラスチック容器 | プラ・密閉 | パッキン付きで汁漏れしにくい。下味冷凍や汁物の保存に | 汁物・下味冷凍に使いたい人 |
※商品名・メーカー・仕様・販売状況は執筆時点の代表例で、変わることがあります。対応する熱源(レンジ・オーブン・冷凍・食洗機)は商品により異なるため、必ず表示をご確認ください。購入前に各販売店で最新情報をご確認ください。
iwaki(イワキ)パック&レンジ
1つで幅広く使える万能な容器なら、iwakiのパック&レンジが定番です。創業140年の日本のガラスブランドiwakiの耐熱ガラス容器で、フタをしたままレンジ、フタを外せばオーブンも使えるのが特徴。中身が見えるので冷蔵庫の中で何が入っているか一目で分かり、においや色移りもしにくく、本体は食洗機にも対応していて清潔に使えます。作り置きおかずの保存と温め直しはもちろん、グラタンの下ごしらえをして翌日オーブンで焼く、といった使い方も。S・M・Lのサイズがセットになったものなら、おかずの量に合わせて使い分けられます。ガラス製保存容器の定番として愛用者が多く、「迷ったらこれ」という安心感のある一品。作り置き派にとって、頼れる基本の容器です。
こんな人におすすめ
- 1つで幅広く使える容器がほしい人
- レンジもオーブンも使いたい人
- 中身が見えて清潔に使いたい人
野田琺瑯 ホワイトシリーズ
丈夫で長く使えて、見た目も大切にしたいなら、野田琺瑯のホワイトシリーズです。シンプルで機能的な琺瑯容器で、直火やオーブンが使え、丈夫で長持ちするのが特徴。清潔感のある白で統一されたデザインは、そのまま食卓に出してもおしゃれで、冷蔵庫の中もすっきり見えます。琺瑯はにおいや色移りがしにくく、酸や塩分に強いので、下ごしらえした食材の保存にも向いています。作り置きを直火で温め直したり、オーブン料理の容器として使ったりと活躍。ただしレンジは使えないので、温め直しにレンジを使いたい場合は別の容器と使い分けましょう。長く使える質の高さと、生活感の出ないデザインを両立したい人に支持される、定番の琺瑯容器です。
こんな人におすすめ
- 丈夫で長く使える容器がほしい人
- そのまま食卓に出せる見た目を重視する人
- 直火・オーブンで使いたい人
kaico(カイコ)琺瑯保存容器 maru
デザイン性を重視するなら、美しい丸型のkaicoの琺瑯保存容器が魅力です。やわらかな印象の丸型が特徴の琺瑯容器で、上品で洗練されたデザインが人気。琺瑯ならではのにおい移りのしにくさと清潔感を備えつつ、見た目の美しさで、保存容器としてだけでなく食卓にそのまま出す器としても使えます。作り置きおかずを入れて冷蔵庫に並べれば、開けるたびに気分が上がる、という声も。琺瑯なので直火やオーブンにも対応し、丈夫で長持ちします。レンジは使えない点は野田琺瑯と同様なので、用途に合わせて使い分けを。「機能だけでなく、見た目にもこだわりたい」「キッチンや食卓の雰囲気を大切にしたい」という人にぴったりの、デザイン性の高い保存容器です。
こんな人におすすめ
- デザイン性の高い容器がほしい人
- 保存容器を食卓の器としても使いたい人
- キッチンの雰囲気を大切にしたい人
旭化成 ジップロック コンテナー
手頃にたくさんそろえたいなら、おなじみのジップロック コンテナーが気軽です。保存容器の定番ジップロックのコンテナータイプで、使いやすいうえに手に取りやすい価格が魅力。軽くてフタをしたままレンジにかけられ、冷凍保存もできるので、作り置きの保存・温め直しに気軽に使えます。フタは中心を押すと簡単に閉まる作りで、本体には目盛りも付いていて、小分けや量の管理に便利。手頃な価格なので、いろいろな形状やサイズをたくさんそろえたい人にも向いています。スタッキングしてコンパクトに収納できるのもうれしいポイント。ガラスや琺瑯は重い・割れるのが気になる、という人や、子供用に軽い容器を使いたい人にも。気軽に使える普段使いの容器として、いくつか持っておくと重宝します。
こんな人におすすめ
- 手頃にたくさんそろえたい人
- 軽くて気軽に使える容器がほしい人
- 冷凍・レンジを気軽に使いたい人
密閉プラスチック容器(パッキン付き)
汁物や下味冷凍に使うなら、パッキン付きの密閉プラスチック容器が安心です。フタにパッキンが付いた密閉性の高いプラスチック容器は、汁漏れしにくいのが特徴で、煮物の汁や、調味料に漬けた下味冷凍の保存に向いています。しっかり密閉できるので、横にしても汁がこぼれにくく、冷蔵庫やバッグに入れて持ち運ぶときも安心です。複数のメーカーから、さまざまなサイズ・形状のものが出ています。軽くて扱いやすく、レンジ対応のものなら温め直しもそのまま。下味をつけて冷凍しておけば、当日は焼くだけ・煮るだけで一品できるので、平日の調理がぐっと時短になります。汁気のあるおかずや、漏れが気になるものを保存したいときの一つとして持っておくと便利。密閉性の高さを活かして、作り置きの幅を広げてくれる容器です。
こんな人におすすめ
- 汁物や煮物を保存したい人
- 下味冷凍で平日を時短したい人
- 持ち運びで汁漏れを防ぎたい人
作り置きと保存容器を活かすコツ
保存容器を活かすコツは、素材を用途で使い分けることです。レンジで温め直すおかずは耐熱ガラスやレンジ対応プラスチック、そのまま食卓に出したいものや直火で温め直すものは琺瑯、汁物や下味冷凍は密閉容器、というように使い分けると、それぞれの良さを活かせます。1種類でそろえる必要はなく、「よく作るもの」に合わせて少しずつそろえていくと無駄がありません。サイズ違いをそろえておくと、おかずの量に合わせて使えて、冷蔵庫の中もすっきりします。
作り置きは、衛生面に気をつけることが大切です。清潔な容器を使い、調理したものはしっかり冷ましてから冷蔵・冷凍し、食べるときは中心まで加熱しましょう。容器に作った日付を書いておくと、食べ忘れや古いものを防げます。子供の分は、味付け前に取り分けて薄味にする、固さや大きさを月齢に合わせる、といった調整をすると安心です。なお、耐熱ガラス容器は、水分の多い食品を入れて冷凍すると凍る過程で膨張して割れることがあるので、冷凍可否を確認して使いましょう。週末にまとめて作り置きしておけば、忙しい平日の食事づくりが時短になり、心にも余裕が生まれます。市販の冷凍食品やミールキットと組み合わせれば、無理なく食事の準備を回せます。
保存容器は、素材によって使える熱源が違います。琺瑯はレンジ不可、耐熱ガラスは水分の多い食品の冷凍で割れることがある、プラスチックは油分の多い料理のレンジ加熱で変形することがあるなど、それぞれ注意点があるので、必ず商品の表示を確認して使ってください。作り置きは、清潔な容器を使い、しっかり冷ましてから保存し、食べるときは中心まで再加熱しましょう。作った日付を書いておくと食べ忘れを防げます。子供に与えるものは、月齢に合わせて味・固さ・大きさを調整し、加熱後は熱すぎないか確認してからお与えください。
よくある質問
- ガラス・琺瑯・プラスチック、どれがいいですか?
- 用途で選ぶのがおすすめです。レンジもオーブンも使いたいなら耐熱ガラス、直火・オーブンOKでそのまま食卓に出したいなら琺瑯、手頃に気軽にたくさん使いたいならプラスチックが向いています。1種類に絞らず、よく作るものに合わせて使い分けると、それぞれの良さを活かせます。
- 琺瑯はレンジで使えますか?
- 琺瑯(ほうろう)は金属製なので、電子レンジでは使えません。直火やオーブンには対応しているものが多いです。レンジで温め直したい作り置きには、耐熱ガラスやレンジ対応のプラスチック容器を使い、琺瑯は直火やオーブン、そのまま食卓に出す用途に使う、と使い分けるとよいでしょう。
- 耐熱ガラス容器は冷凍できますか?
- 商品によります。冷凍対応のものもありますが、水分や液体の多い食品を入れて冷凍すると、凍る過程で体積が増えてガラスが割れることがあります。冷凍する場合は、商品の冷凍可否の表示を確認し、水分の多いものは避けるか、対応した容器を選びましょう。汁物の冷凍には密閉プラスチック容器が向いています。
- 作り置きはどのくらい日持ちしますか?
- 料理の種類や保存状態によりますが、冷蔵で数日が目安とされるものが多いです。長く保存したいものは冷凍がおすすめです。清潔な容器を使い、しっかり冷ましてから保存し、食べるときは中心まで再加熱しましょう。作った日付を容器に書いておくと、食べ忘れや古いものを防げます。子供に与えるものはとくに、保存状態に気をつけてください。
※本記事で紹介した商品名・メーカー・仕様・販売状況は執筆時点の代表例であり、変わることがあります。価格は実勢の目安です。対応する熱源(レンジ・オーブン・冷凍・食洗機)は商品により異なるため、必ず表示をご確認ください。作り置きは衛生管理に気をつけ、子供に与えるものは月齢に合わせて調整してください。購入前に各販売店で最新情報をご確認ください。
