※本記事は、医療機関・メーカーなどの公開情報をもとに編集部が独自に整理した一般的な情報で、診断・治療を目的とするものではありません。快適な室温や必要な枚数には、月齢・体格・住環境による個人差があります。本記事の数値はあくまで目安です。赤ちゃんの体調や暑さ対策で不安があるときは、自己判断せず小児科などにご相談ください。熱中症が疑われるときは、速やかに医療機関にご相談ください。
「夏の赤ちゃん、何を着せる?」「肌着1枚でいい?」「エアコンの部屋では?」——汗っかきの赤ちゃんにとって、夏の服装はあせも・熱中症対策に直結します。しかも夏は、暑さとエアコンによる冷えすぎが同時に起こるのが難しいところ。この記事では、室内・外出・睡眠のシーン別に何を着せるかを整理します。
夏の服装で意識したいのは、2つのリスクが同時にあることです。
① 着せすぎ——赤ちゃんは大人より体温が高く汗をかきやすいので、着せすぎるとあせもや室内熱中症につながります。基本は大人より1枚少なく。
② 汗をかいたままの冷え——一方で、汗で濡れた肌着のままエアコンの冷気にさらされると、体が冷えすぎます。薄着にするほど、汗をかいたらこまめに着替えることが大切になります。
つまり、「薄着にする」だけでは足りず、「汗をそのままにしない」とセットで考えるのが夏のコツです。判断は首の後ろや背中を触って——湿っていたら暑い、冷たければ寒い。手足の冷たさでは判断しません。
BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。夏は「暑そう」と「エアコンで冷えないか」の両方が気になる季節です。本記事は、医療機関やメーカーの公開情報をもとに、シーン別に何を着せるかを整理しました。数値は目安で、住環境や体格によって適切な枚数は変わります。赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。冬の服装は赤ちゃんの冬の服装で解説しています。
夏の着せ方は「大人より1枚少なく」+「汗をかいたらこまめに着替える」がセットです。室温は26〜28℃・湿度60%が目安(猛暑日は外気温との差より室温を優先)。室内は肌着1枚でもよく、足元は素足が基本——赤ちゃんは足の裏からも熱を放出するので、室内で靴下を履かせると熱がこもります。寝るときに裸はNG——汗を吸う肌着がないと、汗が肌に残ってあせもが悪化します。冷たい空気は下にたまるので、寝ている赤ちゃんの周囲は冷えやすい点にも注意を。
※薄着にするほど、汗をそのままにしない工夫(着替え)が効いてきます。
夏の着せ方の基本
- 基本は「大人より1枚少なく」・室温26〜28℃、湿度60%が目安
- 汗をかいたらこまめに着替える(汗冷えを防ぐ)
- 判断は首の後ろや背中で・手足の冷たさでは判断しない
① 大人より1枚少なく——赤ちゃんは大人に比べて体温が高く、基礎代謝が盛んで暑がりです。「大人より1枚薄く」が着せ方の目安。体を自由に動かせるよう、薄着に慣らしていきましょう。
② 室温は26〜28℃(湿度60%)が目安です。エアコンの設定温度は、基本的に外気温との差が5℃までが原則ですが、35℃を超える猛暑日は、温度差より室温を優先してください。また、エアコンの設定温度だけでなく、赤ちゃんが実際に過ごしている場所の温度を見ることが大切です(温湿度計・室温・湿度の目安)。
③ 汗をかいたら着替える——ここが夏の肝です。汗で体が濡れたままエアコンの冷えた空気にさらされると、体が冷えすぎるおそれがあります。汗で濡れた肌着はこまめに替えてください。新生児は背中に汗をかきやすいので、汗取りパッドを肌着と背中の間に差し込む方法もあります(汗取りパッド)。汗をそのままにするとあせもの原因にもなります。
④ 判断は首の後ろや背中——湿っていたら暑い、冷たければ寒い。手足は外気温の影響を受けやすく冷たくなりがちなので、手足の冷たさでは判断しません。ただし、活動中の手足が家具に触れたときと同じくらいの温度より明らかに冷えているなら、重ね着ではなく室温を見直すのが先です。
シーン別・何を着せるか
| シーン | 着せ方の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 室内(エアコンなし) | 肌着1枚でもOK(短肌着・コンビ肌着など) | 汗をかいたらこまめに着替える。足元は素足で |
| 室内(エアコンあり) | 肌着+薄手のロンパースなど | 冷えすぎに注意。冷気は下にたまる・風を直接当てない |
| 外出時 | 通気性のよい薄手+帽子 | 日よけと水分補給。室内との温度差にも配慮 |
| 睡眠時 | 裸はNG。綿の薄手肌着を1枚は着せる | 汗を吸う役割。腹巻付きパジャマや薄手スリーパーも |
室内
エアコンを使っていない室内なら、肌着1枚でも問題ありません。新生児期は薄手の短肌着+コンビ肌着が基本ですが、汗をかいているようならコンビ肌着1枚のみでも大丈夫とされています。
エアコンを使っている室内では、少し注意が必要です。半袖で手足が出ていると、体が冷えすぎてしまうことがあります。肌着に薄手のロンパースを重ねるなど、おなかや手足が冷えない形にしましょう。冷たい空気は下にたまりやすいので、大人の背丈より低いところに寝ている赤ちゃんの周囲は冷えやすい点に注意。扇風機やサーキュレーターで空気を循環させ、風が直接当たらないようにします。冷えが気になるときは、足裏が出るレッグウォーマーで調整する方法もあります(レッグウォーマー)。素材や肌着の詳しい選び方は夏の服装・肌着の選び方をご覧ください。
外出時
外出時は、通気性のよい薄手の服+帽子が基本。日差し対策と、室内との温度差の両方に配慮します。お店や電車は冷房が強いこともあるので、薄手の羽織りものを1枚持っておくと調整できます。
夏の外出で大切なのは、服装以上に時間帯と水分補給です。日中の暑い時間帯を避け、こまめに水分をとりましょう(夏の水分補給・熱中症対策)。ベビーカーは地面に近く、大人が感じるより暑くなる点にも注意が必要です。日よけ・虫よけ・持ち物を含めた外出の準備は夏のお出かけ・お散歩、日焼け対策はUVケア、虫よけは虫よけ・虫刺され対策で解説しています。抱っこ紐での日よけには抱っこ紐ケープも使えます。
睡眠時
夏の睡眠で見落とされがちなのが、「暑いから裸で寝かせる」のは避けたいということです。理由は、赤ちゃんは寝ている間に大人の約2倍の汗をかくから。裸だと汗を吸い取るものがなく、汗が肌に残ってあせもや肌荒れが悪化します。また、明け方の気温低下やエアコンの冷気が直接肌に当たることで、おなかを冷やす原因にもなります。
綿100%の薄手肌着(メッシュやフライスなど)を1枚は着せるのが基本。おなかの冷えが心配なら、寝返りを打ってもめくれない腹巻付きパジャマや、薄手のガーゼスリーパーを重ねる方法があります(スリーパーの選び方)。寝汗をかいたら着替えさせましょう。寝床には枕やぬいぐるみなどを置かないという基本も、季節を問わず変わりません(安全な寝床づくり)。エアコンの使い方を含めた夏の睡眠は夏の睡眠・寝冷え対策で詳しく解説しています。
やりがちな2つの誤解
前述のとおり、汗を吸うものがないと、汗が肌に残ってあせもが悪化します。エアコンの冷気が直接当たることでおなかを冷やすリスクもあります。綿の薄手肌着を1枚は着せてください。
赤ちゃんは足の裏からも熱を放出して体温調節をしています。靴下で塞ぐと熱が体内にこもり、室内熱中症の原因になることがあります。室内では基本的に素足で過ごさせ、冷えが気になるときだけ足裏が出るレッグウォーマーでカバーしましょう。歩き始める前の赤ちゃんは、床の冷たさより熱がこもることのほうが問題になりやすい点を覚えておいてください。
暑がり・寒がりのサインを見分ける
① 首の後ろや背中を触る——湿っていたら暑い、ひんやりしていたら寒い。手足の冷たさでは判断しません。
② 暑いときのサイン——背中や首に汗をかいている、顔が赤い、髪が湿っている、機嫌が悪い、寝苦しそう。1枚脱がせるか、室温を下げます。
③ 冷えているときのサイン——おなかや背中がひんやりしている、体を丸めている。1枚足すか、室温を上げます。エアコンの風が当たっていないかも確認を。
④ 汗をかいていたら、まず着替え——夏はこれがいちばん大切です。汗をそのままにしないことが、あせも対策にも冷え対策にもなります。
熱中症のサイン——顔が赤く熱い、ぐったりしている、汗をかかなくなる、機嫌が悪く泣き止まない、水分を受けつけないといったときは、すぐに涼しい場所へ移し、医療機関にご相談ください。赤ちゃんは自分で不調を訴えられないので、大人が気づくことが大切です。
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よくある質問
- 夏は肌着1枚でもいいですか?
- エアコンを使っていない室内なら、肌着1枚でも問題ありません。汗をかいているようなら、コンビ肌着1枚のみでも大丈夫とされています。ただしエアコンを使っている室内では、半袖で手足が出ていると冷えすぎることがあるので、薄手のロンパースを重ねるなど調整してください。
- エアコンの設定温度は何度がいいですか?
- 室温26〜28℃、湿度60%が目安です。外気温との差は5℃以内が原則ですが、35℃を超える猛暑日は温度差より室温を優先してください。また、設定温度だけでなく、赤ちゃんが実際に過ごしている場所の温度を確認しましょう。冷たい空気は下にたまるため、低い位置にいる赤ちゃんの周囲は冷えやすくなります。
- 暑いので裸で寝かせてもいいですか?
- おすすめしません。赤ちゃんは寝ている間に大人の約2倍の汗をかくため、裸だと汗を吸い取るものがなく、汗が肌に残ってあせもや肌荒れが悪化します。また、明け方の気温低下やエアコンの冷気が直接肌に当たり、おなかを冷やす原因にもなります。綿100%の薄手肌着を1枚は着せてください。
- 冷房で足が冷えるので靴下を履かせたほうがいいですか?
- 室内では基本的に素足がおすすめです。赤ちゃんは足の裏からも熱を放出して体温調節をしているため、靴下で塞ぐと熱が体内にこもり、室内熱中症の原因になることがあります。冷えが気になるときは、足裏が出るレッグウォーマーでカバーするとよいでしょう。
- 手足が冷たいのですが、寒いのでしょうか?
- 手足の冷たさでは判断しないでください。手足は外気温の影響を受けやすく、冷たくなりがちです。確かめるべきは首の後ろや背中で、湿っていたら暑い、冷たければ寒いと判断します。ただし、活動中の手足が明らかに冷えすぎていると感じるなら、重ね着より先に室温やエアコンの風向きを見直しましょう。
- 汗をかいていたらどうすればいいですか?
- こまめに着替えさせてください。汗で濡れた肌着のままエアコンの冷えた空気にさらされると、体が冷えすぎるおそれがあります。また、汗をそのままにするとあせもや湿疹の原因にもなります。新生児は背中に汗をかきやすいので、肌着と背中の間に差し込む汗取りパッドを使う方法もあります。
まとめ
夏の着せ方は「大人より1枚少なく」+「汗をかいたらこまめに着替える」がセットです。夏は暑さとエアコンによる冷えすぎが同時に起こるので、薄着にするほど汗対策が効いてきます。室温は26〜28℃・湿度60%が目安(猛暑日は室温を優先)。室内は肌着1枚でもよく、足元は素足が基本——足の裏からも熱を放出するため、室内で靴下を履かせると熱がこもります。寝るときに裸はNGで、綿の薄手肌着を1枚は着せてください。判断は首の後ろや背中で行い、汗をかいていたらまず着替えを。素材や肌着の選び方は夏の服装・肌着の選び方、睡眠は夏の睡眠・寝冷え対策もご覧ください。
- 育児情報サイトによる解説(乳幼児のいる家庭の室温は26〜28℃が望ましい/エアコンの設定は外気温との差が5℃までを基本とし、35℃を超える猛暑日は室温を優先/「お母さんより1枚薄く」が着せ方の目安/たくさん汗をかいているなら着せすぎのサイン/冷たい空気は下にたまるため低い位置にいる赤ちゃんは冷えやすい)
- ベビー用品メーカーによる解説(夏の室温は26〜28℃が目安/汗で体が濡れたままエアコンの冷えた空気にさらされると冷えすぎるため、汗で濡れた肌着はこまめに替える/扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる)
- 小児科医監修の記事(真夏は26〜28℃・湿度60%が目安/新生児は薄手の短肌着+コンビ肌着が基本で、汗をかいているならコンビ肌着1枚でも可/背中に汗をかきやすいため汗取りパッドの活用も)
- ベビー服専門店の解説(赤ちゃんは寝ている間に大人の約2倍の汗をかくため裸で寝かせない。綿100%の薄手肌着を1枚は着せる/足の裏からも熱を放出するため室内で靴下を履かせると熱がこもり室内熱中症の原因に。室内は素足が基本)
BabyBest編集部 2人の子どもを育てながら、育児グッズ比較メディア「BabyBest」を運営しています。医療機関・メーカーなどの公開情報をもとに、一般的な情報として記事を作成しています。本記事は診断・治療を目的とするものではありません。快適な室温や必要な枚数には、月齢・体格・住環境による個人差があり、本記事の数値は目安です。赤ちゃんの体調や暑さ対策で不安があるときは、自己判断せず小児科などにご相談ください。詳しくは運営者情報をご覧ください。
※本記事の情報は執筆時点のもので、一般的な情報の紹介です。診断・治療を目的とするものではありません。快適な室温や必要な枚数には、月齢・体格・住環境による個人差があり、本記事の数値はあくまで目安です。汗をそのままにすると、あせもや冷えの原因になります。熱中症が疑われるとき(顔が赤く熱い・ぐったりしている・汗をかかなくなるなど)は、すぐに涼しい場所へ移し、医療機関にご相談ください。
