※アフィリエイト広告を掲載しています。肌に合うかどうかには個人差があります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。
ベビースキンケアは成分で選べます
ベビー用の保湿剤や洗浄料を選ぶとき、多くの人はブランド名や価格、口コミで判断します。ただ、実際に肌に触れるのは中身の成分です。何が入っているかで、使用感も向き不向きも変わります。
ベビー向けの製品は、配合されている成分の系統でおおまかに分類できます。保湿ならセラミド系と植物油系、洗浄ならアミノ酸系とせっけん系。この違いを知っておくと、次に選ぶときの手がかりになります。
この記事では、成分の系統ごとに特徴と向き不向きを整理します。「前に使ったものが合わなかった」という場合、別の系統を試すという考え方もできます。
☑ 保湿はセラミド系と植物油系で使い心地が違います
☑ 洗浄はアミノ酸系とせっけん系で洗い上がりが変わります
☑ 植物由来でもアレルギーの対象になる原料があります
※成分・処方は執筆時点のものです。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
① セラミド系|肌にもともとある成分を補う
☑ セラミドにはヒト型・植物性・疑似の種類があります
☑ 軽い質感でも保湿感が続くタイプが多め
☑ 乾燥が気になる時期に選ばれやすい系統です
セラミドは肌にもともとある成分で、これを補うという考え方の製品群です。ベビー向けでも採用例が増えています。
ただし「セラミド」とひとくくりにはできません。ヒト型セラミド(セラミドNP、セラミドAPなど番号がつく)、植物性セラミド(グルコシルセラミドなど)、疑似セラミド(セラミドに似せて設計された合成成分)と種類があり、それぞれ性質が異なります。
フォーファムのボディミルクはセラミドEOP、NG、NP、APという4種のヒト型セラミドに、ユズ果実エキス・パイナップル果実エキスという植物由来2種を加えた構成。こっくりした見た目のわりに伸びがよいという評価が目立ちます。
ベビテクトも複数のセラミド系成分を配合しており、こちらは医薬部外品という区分。伸びのよさが評価される一方、「もっとこってり重めが好み」という声もあります。
ボタニストのベビーミルクローションはグルコシルセラミドを配合。公式は「ボタニカルセラミド」と呼んでいます。さらっとした質感で、動き回る時期に手早く塗りたい場面に向きます。
ただしグルコシルセラミドは米や小麦などの植物から得られることがあります。穀物アレルギーがある場合は、成分の由来を確認してください。
キュレルは疑似セラミドと呼ばれる成分を軸にしたブランドです。「疑似」という言葉から劣っている印象を受けるかもしれませんが、安定性が高いといった利点もあります。
ベビー専用ではなく大人向けの製品として展開されており、そのなかで赤ちゃんにも使えるという位置づけ。家族全員で1本にまとめたい場合には有力です。
種類も配合量も製品によって違います。同じ成分名でも使用感は大きく異なるもの。成分表示は判断材料の1つですが、それだけで決めないほうがいいでしょう。実際に試して、質感が合うかを確かめてください。
② 植物油系|油分でうるおいを保つ
☑ シアバター、オリーブ油、ホホバ油などが代表的です
☑ 油分が多いぶん保湿感は強めになります
☑ 質感が固めのものは、濡れた肌に塗ると伸びやすくなります
植物由来の油分を軸にした製品群です。オーガニック系のブランドに多く見られます。油分が多いぶん、乾燥が強い時期には頼りになる一方、べたつきを感じることもあります。
エルバビーバのベビークリームはヒマワリ種子油、シアバターなどを配合。「固めだが伸びる」という評価が一貫しており、手のひらで温めてから塗ると扱いやすくなります。
オーガニックマドンナのボディセラムスーペリアはオリーブ・アルガン・シア・ホホバという4種の植物油を配合。こっくりした質感で、「しばらくべたつきが残る」という指摘もあります。
パックスベビーのボディークリームは全成分10個とシンプルで、マカデミアナッツ油とヒマワリ種子油が軸。「少しかため」なので、水分が残っているときに塗るのがコツとされています。
植物油のなかには、アレルギーの対象になるものがあります。アーモンド油(ママベビーのベビーオイルはスイートアーモンドオイル100%、ヴェレダのミルクローションにも配合)、マカデミアナッツ油(パックスベビーは全成分の2番目に記載)。
ナッツ類にアレルギーの診断がある場合は、使用前に必ずかかりつけの医師にご相談ください。「植物由来だから安心」とは限りません。
クリームではなくオイルそのものを使う方法もあります。ママベビーのベビーオイルはスイートアーモンドオイル100%という単一成分。低温圧搾法で抽出され、鉱物油は使われていません。ボディからヘアまで使えるという声もあります。
ただし油分だけなので、水分を補う働きはありません。ローションと組み合わせるという使い方もできます。
③ アミノ酸系洗浄成分|おだやかに洗う
☑ つっぱり感が出にくいとされる洗浄成分です
☑ ココイル◯◯という名前のものが多く見られます
☑ ベビー用や敏感肌向けで広く採用されています
洗浄成分にはいくつか系統があり、ベビー向けでよく使われるのがアミノ酸系です。洗浄力がおだやかなものが多く、皮脂を落としすぎにくいとされます。
ミノンベビー全身シャンプーの洗浄成分はココイルグルタミン酸K。全成分がわずか6つという極端にシンプルな構成で、「普通のベビー石鹸よりつっぱり感が少ない」という評価があります。
ボタニストのベビーソープフォームはココイルメチルタウリンNa、ラウロアンホ酢酸Naというアミノ酸系に、植物由来のデシルグルコシドを組み合わせた処方。「優しいさらさらな洗い上がり」という声があります。
アミノ酸系の洗浄成分は、名前に規則性があります。ココイルで始まるもの(ココイルグルタミン酸、ココイルメチルタウリンなど)が代表的。成分表示の前のほうにこうした名前があれば、アミノ酸系が主体の製品と考えられます。
④ せっけん系|すすぎが早い
☑ 泡切れがよく、すすぎに時間がかかりません
☑ 洗い上がりに「キュッ」とした感触が出やすい
☑ 価格が抑えられている製品が多めです
植物性のせっけん成分を使った製品群です。合成界面活性剤を使わない設計で、水に流れやすいという性質があります。
アラウ.ベビーの泡全身ソープは、この系統の代表格。洗い流すとぬめりなどなく、すすぎやすい。ワンオペお風呂にピッタリという声があります。せっけんは水で分解されやすいため、この評価は理にかなっています。
子どもを待たせる時間が短くなれば、湯冷めのリスクも下がります。ワンオペで入浴させる場面では、この差が効いてきます。
一方で、せっけんはアルカリ性で皮脂をしっかり落とす性質があります。洗浄力が強すぎかなと。洗った後肌がキュッキュッしますという指摘もあり、これを「さっぱりして気持ちいい」と感じるか「洗いすぎでは」と感じるかは人によって分かれます。
髪への影響もあります。髪を洗うと少しごわつくかなと思ったので、髪は泡シャンプーで洗っていますという声も。髪が長くなってきたら、シャンプーと使い分けるほうが快適かもしれません。
nico石鹸は固形タイプで、コールドプロセス製法という加熱を抑えた手法で作られています。ウチワサボテンオイルを配合し、洗い上がりはつっぱりにくいという評価。
ただし泡立てる手間があります。沐浴期は子どもを連れてきてもらう前に泡立てておいて、両手いっぱいの泡を準備してから受け取ってたという工夫をしている方もいました。またコールドプロセスの石けんは水に溶けやすいため、保管にも気を使います。
⑤ 香りの有無|精油か、無香料か
☑ オーガニック系は精油で香りづけしていることが多め
☑ 精油も刺激になり得ます
☑ つわりの時期は無香料のほうが続けやすいことも
香りの有無は、使い続けられるかを左右します。とくにオーガニック系のブランドは、合成香料を避けるかわりに精油を使うことが多く、香りがはっきりある製品が少なくありません。
エルバビーバは製品ごとに香りが異なり、ベビーローションはマンダリンとカモミール、ベビークリームはラベンダーとカモミール。「抱っこしたときにほんのり香って癒される」という声がある一方、かなり強めという指摘もあります。
ベビーブーバは全製品がラベンダーで統一されており、製品を組み合わせても香りがぶつかりません。逆にこの香りが苦手だと、ブランドごと選びにくくなります。
ヴェレダのカレンドラは香りがキツくて生後間もない赤ちゃんには良くないかなと思い、赤ちゃんには使うのを止めましたという報告もあり、香りの評価が大きく分かれます。
香りを避けたい場合、無香料の選択肢もあります。フォーファム、ミノン、キュレル、パックスベビー、マツキヨなどがこれにあたります。
パックスベビーは無香料の使いどころを具体的に示しており、無香料のため、赤ちゃんに触れる前、お料理前におすすめです、手づかみで食べる赤ちゃんにもと案内。手に塗ったものが食べ物に移らないという観点です。
なお「無香料」でも完全に無臭とは限りません。オーガニックマドンナは無香料タイプですが、ほのかにオーガニックレモンマートルや天然グレープフルーツの香りがしますと説明しています。香料を足していないが原料由来の香りがある、という構造です。
妊娠初期はにおいに敏感になることがあります。好きだった香りが受け付けない、塗るたびに気分が悪くなる、結果として続かない——こうした場合は、無香料の製品で乗り切り、体調が落ち着いてから切り替えるほうが現実的でしょう。
⑥ 成分の数|シンプルか、多機能か
☑ 成分が少ないと合わない成分に当たる可能性が下がります
☑ 多機能な製品は、そのぶん成分の種類が増えます
☑ 合わなかったときの切り分けやすさも変わります
配合成分の数には、製品によって大きな差があります。極端に少ないものもあれば、数十種類を配合しているものもあります。
ミノンベビー全身シャンプーの全成分は6つ。水、ココイルグルタミン酸K、BG、水酸化K、メチルパラベン、安息香酸Na。これ以上削れないという構成です。
パックスベビーのボディークリームも10個と少なめ。水、マカデミアナッツ油、ヒマワリ種子油、グリセリンなど、植物油を軸にしたシンプルな設計です。
資生堂のドゥーエもできるかぎりシンプルな組み合わせでつくることという方針を掲げています。
成分を絞ると、その分だけ機能も限られます。ミノンベビー全身シャンプーにはセラミドやオイルといった保湿成分は配合されていません。「洗う保湿ケア」という表現は洗いすぎないことでうるおいを残すという意味であって、保湿成分を足しているわけではありません。洗った後の保湿は別途必要です。
成分が多いと、何が合わなかったかを特定しにくくなります。候補が多すぎるためです。過去に合わなかった製品がある場合、その成分表示を控えておくと次に選ぶときの手がかりになります。受診の際にも、使ったものを伝えると診察の材料になるでしょう。
⑦ アレルギーがある場合に確認したい原料
「植物由来だから安心」とは限りません。ベビー向けの製品にも、アレルギーの観点で確認が必要な原料があります。
ナッツ類——アーモンド油、マカデミアナッツ油。ママベビーのベビーオイル、パックスベビーのボディークリーム、ヴェレダのミルクローションなどに含まれます。
穀物——オーツ麦(アビーノの主要原料)、グルコシルセラミド(米や小麦から得られることがある)。
キク科——カレンドラ(ヴェレダの主役成分)。ヨモギやブタクサの花粉症がある場合は注意が必要です。
大豆——水添大豆リン脂質(ベビテクトに配合)。
食物アレルギーに配慮した表示には2つのパターンがあります。フォーファムは牛乳・卵・大豆由来の原料不使用——これは配合の話です。一方ドゥーエは22品目の食物アレルギーテストを実施し、検出限界以下であることを確認したと案内。こちらはできあがった製品を検査した結果です。
示している情報が違うということ。どちらが優れているという話ではありません。
食物アレルギーの診断を受けているお子さんに使う場合は、表示だけで判断しないでください。全成分表示をすべて確認したうえで、かかりつけの医師にご相談ください。重症度によって判断基準も変わります。
また処方はリニューアルで変わることがあります。以前確認したものでも、買い直すたびに表示を見ておくと確実です。
⑧ 系統を変えてみるという考え方
ある製品が合わなかったとき、似た製品を試しても同じ結果になることがあります。成分の系統が同じだと、含まれる成分も似てくるためです。
そんなときは系統を変えるという方法があります。植物油系が合わなければセラミド系へ。せっけん系でつっぱるならアミノ酸系へ。精油の香りが苦手なら無香料へ。
成分表示を見て、前に使ったものと何が違うかを確認してから選ぶと、当てずっぽうにならずに済みます。
1年を通して同じものを使う必要はありません。暑い時期はさらっとしたローション、乾燥する冬は油分の多いクリーム。フォーファムのようにミルクとローションを用意しているブランドもあり、季節で使い分けている人もいます。
肌の状態も季節や成長で変わります。「ずっと使えるはず」と考えず、様子を見ながら調整してください。
赤みやかゆみが続く、広がっていく、保湿しても変化がない、じくじくしている——こうした場合は、製品選びより受診を優先してください。市販のスキンケアは治療のためのものではありません。「良い保湿剤を探す」より「診てもらう」ほうが早いことがあります。
⑨ 成分以外に効いてくる要素
どれだけ良い成分でも、塗るのに時間がかかれば続きません。とくに動き回る時期は、伸びのよさが決定的な条件になります。
お風呂上がりの流れを考えてみてください。湯船から上げて、体を拭いて、保湿して、服を着せて、授乳や歯みがき、寝かしつけ。保湿に5分かかるのと1分で済むのとでは、その後の展開が変わります。冬場は裸のままだと体も冷えます。
沐浴期は片手で赤ちゃんを支えるため、もう片方の手だけで操作できるかが重要です。泡で出るポンプ式はこの点で有利。ベビーブーバのローションは霧状のスプレーで、逃げ回る子に素早く吹き掛けれるのはすごくいいという声もあります。
逆に固形石鹸は泡立てる作業が必要で、事前に泡を準備しておくといった段取りが要ります。
保湿は続けることに意味があります。価格が負担になる、切らしたときにすぐ買えない——こうした条件は、成分より先に効いてくることもあります。
ドラッグストアで買えるか、詰め替えがあるか、大容量があるか。地味な要素ですが、毎日のことだけに影響は小さくありません。
よくある質問
- セラミドと植物油、どちらがいいですか?
- どちらが優れているという話ではありません。セラミド系は軽い質感でも保湿感が続くタイプが多く、植物油系は油分が多いぶん保湿感が強めになります。乾燥の程度や、べたつきをどこまで許容できるかで選ぶとよいでしょう。
- セラミドの種類による違いは?
- ヒト型(セラミドNP、APなど番号がつく)、植物性(グルコシルセラミドなど)、疑似セラミド(合成成分)があります。それぞれ性質が異なりますが、どれが合うかは肌によって違います。「セラミド配合」だけでは判断できません。
- アミノ酸系とせっけん系の違いは?
- 洗い上がりが違います。アミノ酸系はつっぱり感が出にくいとされ、せっけん系は泡切れがよくすすぎが早いかわりに「キュッ」とした感触が出やすくなります。せっけん系は髪がごわつきやすいという特徴もあります。
- 成分が少ないほうがいいですか?
- 一長一短です。成分が少なければ合わない成分に当たる可能性は下がりますが、そのぶん機能も限られます。たとえば洗浄料に保湿成分が入っていないこともあります。過去に複数の製品で反応が出た経験があるなら、少ないものから試すという考え方は合理的でしょう。
- 植物由来なら安心ですか?
- そうとは限りません。ナッツ類(アーモンド油、マカデミアナッツ油)、穀物(オーツ麦)、キク科(カレンドラ)など、植物由来でもアレルギーの対象になる原料があります。該当する場合は必ず医師にご相談ください。
- 無香料と精油、どちらを選ぶべきですか?
- 好みと状況によります。精油の香りはケアの時間を楽しめる一方、精油も刺激になり得ます。つわりの時期や香りが苦手な家族がいる場合は、無香料のほうが続けやすいでしょう。なお「無香料」でも原料由来の香りがすることはあります。
- 合わなかったら次はどう選べばいいですか?
- 系統を変えてみるという方法があります。植物油系が合わなければセラミド系へ、せっけん系でつっぱるならアミノ酸系へ。成分表示を見て、前に使ったものと何が違うかを確認してから選ぶと、当てずっぽうになりません。
- 成分以外で見るべき点は?
- 塗る時間の短さ、容器の使い勝手、続けられる価格と入手性です。どれだけ良い成分でも、手間や費用が負担になれば続きません。保湿は続けることに意味があるため、この3点は成分より先に効いてくることもあります。
まとめ|系統で考えると選びやすくなります
ベビースキンケアは、成分の系統でおおまかに分類できます。保湿ならセラミド系と植物油系、洗浄ならアミノ酸系とせっけん系。この違いを知っておくと、使用感の予測もつきやすくなります。
ある製品が合わなかったときは、系統を変えてみるという方法があります。似た製品を試しても同じ結果になることがあるためです。成分表示を見て、前に使ったものと何が違うかを確認してから選ぶとよいでしょう。
ただし植物由来でもアレルギーの対象になる原料はあります。ナッツ類、穀物、キク科、大豆。該当する場合は必ず医師にご相談ください。そして症状が続くときは、製品選びより受診を優先してください。
まとめたのはBabyBest編集部です。2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。本記事は各社の公開情報をもとに成分の系統を整理したものです。特定の製品を推奨するものではありません。仕様や処方は変わることがあるため、購入前にパッケージをご確認ください。肌の症状が続くときは医療機関にご相談を。運営の考え方は運営者情報に記しています。
※内容は調査時点のものです。商品名・価格・成分は変更される場合があります。本記事は成分の系統を整理したものであり、特定の効果や安全性を保証するものではありません。アレルギーに関する判断は、必ず医師にご相談ください。
