つかまり立ちからつたい歩き、そして一人歩き(あんよ)は、赤ちゃんが「立って歩く」へと進む大きな節目です。行動範囲が一気に広がり、家庭内の安全対策がいっそう重要になります。この記事では、つかまり立ち・つたい歩き・あんよの時期の目安、安全対策、転倒への向き合い方、受診の目安をまとめます。時期には大きな個人差があるので、目安として読んでください。
つかまり立ちは生後8〜9か月頃、つたい歩きは生後9〜11か月頃、一人歩き(あんよ)は1歳前後(おおむね1歳〜1歳3か月頃、個人差で1歳半頃までは幅がある)が目安です。時期・順番には個人差が大きく、早い・遅いで優劣はありません。立ち始めはバランスが未熟で転びやすいので、後頭部を強く打たないよう見守り、家具の角・誤飲物・転落・引っ張り(テーブルクロス等)に注意。練習は必須ではなく、安全な環境で自由に動かせることが大切です。靴は外でしっかり歩けるようになってから、足に合うファーストシューズを。1歳半頃を過ぎても歩く様子がない・気になる点があれば健診や小児科で相談しましょう。
つかまり立ち・つたい歩き・あんよの時期
はいはいで腰や手足の筋肉が発達してくると、立つことに興味を持ち、家具などにつかまって立つ「つかまり立ち」を始めます。生後8〜9か月頃が一つの目安ですが、個人差が大きく、もっと早い子もゆっくりな子もいます。
つかまり立ちが安定すると、家具などにつかまったまま横に移動する「つたい歩き」へ。生後9〜11か月頃が目安です。手で支えながら足を運ぶ経験を重ねて、少しずつバランスをとる力が育っていきます。
手を離して数歩歩く「一人歩き(あんよ)」は1歳前後(おおむね1歳〜1歳3か月頃)が目安ですが、1歳半頃までには歩き出す子が多く、幅があります。立ち始め・歩き始めは足裏でバランスをとるのが未熟で転びやすいので、見守りが必要です。
個人差と「練習」について
運動発達は頭から足へと進みますが、その速さや細かな順番には個人差があります。早く歩く子・ゆっくりな子がいて、どちらが優れているということはありません。きょうだいでも違うことはよくあります。発達が早いこと自体が問題になることはないとされています。
歩行のための特別な練習は基本的に必要ありません。赤ちゃんが自分で立ちたい・歩きたいという気持ちで、安全に動ける環境を整えてあげるのがいちばんです。手をつないで一緒に歩く、興味を引くものを少し先に置く、など遊びの範囲で。無理に立たせたり歩かせたりはしません。
ファーストシューズ(最初の靴)は、外でしっかり歩けるようになってから用意するのが基本です。室内では裸足が、足の指で踏ん張る感覚や土踏まずの発達によいとされます。靴を選ぶときは、必ず足を測り、足に合うサイズ・形のものを。靴の詳しい選び方は、ベビーシューズ関連の記事も参考にしてください。
️ 家庭の安全対策(最重要)
立ち始め・歩き始めは転びやすい時期です。後頭部を強く打たないよう見守り、フローリングにはジョイントマットを敷く、家具の角にはコーナーガードをつける、などで衝撃をやわらげましょう。転倒して激しく頭を打った後に、嘔吐・意識がおかしい・けいれんなどがあれば、すぐ受診してください。
つかまり立ちで、テーブルクロスを引っ張って熱い飲み物をかぶる、不安定な家具を引き倒す、といった事故が起きます。テーブルクロスは使わない、熱い物・危険物はテーブルの端や手の届く所に置かない、倒れそうな家具は固定する、階段にはベビーゲートを設置する、など対策を。
立てるようになると、今まで届かなかった高さの物にも手が届きます。コンセント、引き出しの中、誤飲しそうな小さな物、ひも類などを、立った高さの目線で見直して対策しましょう。安全グッズ(ゲート・ロック・コーナーガード)の活用もおすすめです。
受診・相談の目安
発達には個人差が大きく、1歳を過ぎてから歩き出す子も珍しくありません。ただし、1歳半頃を過ぎても歩く様子がまったくない、つかまり立ちもしない、左右差が強い、体が極端に硬い/柔らかい、ほかの発達も気になる、などの場合は、乳幼児健診で相談を。
1歳6か月健診などの節目の健診では、運動発達もチェックされます。気になることは健診で相談し、必要に応じてかかりつけの小児科に。発達の心配は不安になりやすいものですが、ひとりで抱え込まず、専門家に見てもらうと安心です。
転んで頭を強く打った後、繰り返し吐く、意識がはっきりしない、けいれん、顔色が悪い、機嫌が極端に悪い・ぐったりするなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。判断に迷うときは小児救急電話相談(#8000)も利用できます。
❓ よくある質問
歩き始めが遅いと問題ですか?
個人差が大きく、1歳を過ぎてから歩き出す子も多くいます。1歳半頃までに歩き出す子が多いですが、それより遅くても、つかまり立ちやつたい歩きが進んでいれば見守ってよいことが多いです。1歳半頃を過ぎても歩かない、気になる点があるときは健診や小児科で相談しましょう。
歩く練習はさせた方がいい?
特別な練習は基本的に不要です。赤ちゃんが自分で立ちたい・歩きたい気持ちを、安全な環境で発揮できるようにするのが一番。手をつないで歩く、興味を引くものを少し先に置く、など遊びの範囲で。無理に立たせ続けたりはしません。
歩行器は使った方がいい?
歩行器は歩く練習になるわけではなく、転倒・転落事故の報告もあるため、使用には注意が必要です。使う場合も短時間・目を離さず・段差や階段のない安全な場所で。歩行の発達のために必要なものではありません。
ファーストシューズはいつ買う?
外でしっかり歩けるようになってからが目安です。室内では裸足が足の発達によいとされます。靴は必ず足を測って、足に合うサイズ・形のものを選びましょう。早く買いすぎてサイズが合わなくなることもあるので、歩行が安定してからで十分です。
まとめ
- つかまり立ち → 生後8〜9か月頃が目安
- つたい歩き → 生後9〜11か月頃
- あんよ → 1歳前後が目安(1歳半頃までは幅・個人差大)
- ️安全 → 後頭部の打撲・転落・引っ張り・誤飲に注意
- 受診 → 1歳半頃過ぎても歩かない/気になる点は相談・頭の強打後の異変は即受診
つかまり立ちは生後8〜9か月頃、つたい歩きは9〜11か月頃、あんよは1歳前後が目安ですが、個人差が大きく早い遅いで優劣はありません。練習より、安全に動ける環境づくりが基本です。立ち始めは転びやすいので、後頭部の打撲・転落・テーブルクロスの引っ張り・誤飲に注意を。1歳半頃を過ぎても歩かない・気になる点は健診や小児科で相談し、頭を強く打った後の異変はすぐ受診してください。
