📅 公開:2026年6月6日 👁 38回閲覧

本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。順位・評価への影響はありません。

バースプランの書き方|何を書く?項目別の例と自分らしいお産のための考え方

「どんなお産にしたいか、考えたことはありますか?」——出産は、ただ赤ちゃんを産むだけでなく、自分らしく迎えたい大切な体験。そのために役立つのが「バースプラン」です。陣痛のとき、分娩のとき、生まれた後、入院中——どう過ごしたいか、何を希望するかを書き出しておくことで、産院スタッフに気持ちが伝わり、お産への心の準備もできます。「こんなこと書いていいの?」と思うような希望も、書いてみると意外と叶うもの。完璧な計画ではなく、自分の気持ちを整理するつもりで、気軽に取り組んでみましょう。

このページでは、バースプランを「どんなお産にしたいか考える」「項目ごとに希望を書く」「不安も書く」「夫婦で考える」「計画通りにいかなくても前向きに」という5つの観点で、書き方とポイントを解説します。はじめての出産を自分らしく迎えたい方の参考にしてください。入院の準備は陣痛バッグ・入院バッグ、パパの準備はパパの出産・育児準備もあわせてどうぞ。

バースプランとは|自分らしいお産のための希望リスト

バースプランとは、「どのような出産をしたいか」という自分なりの希望をまとめたものです。陣痛時や分娩時の過ごし方、立ち会いの希望、生まれた赤ちゃんへの対応、入院中の過ごし方など、お産に関する希望を紙などに書き出し、産院と共有するために使います。これを書くことで、妊婦さんや家族にとって満足度の高いお産を実現しやすくなり、お産への心の準備もできて、落ち着いた状態で出産にのぞめます。

書き方は産院によってさまざまです。あらかじめ項目が用意されていて希望にチェックをつける形式や、おおまかな分類だけで、あとは自由に記入する形式が一般的。多くの産院で、妊娠後期(臨月ごろ)にバースプランの用紙が渡されます。出産に関わることなら、基本的に何を書いてもよいことが多く、「リラックスした雰囲気で産みたい」「好きな音楽をかけたい」「生まれたらすぐ抱っこしたい」といった希望から、「胎盤を見てみたい」といったことまで、自由に書けます。大切なのは、要望を具体的に書くこと。「リラックスしたい」だけでなく、「そのために音楽をかけたい」「夫にそばにいてほしい」と具体的に書くと、付き添う人やスタッフがサポートしやすくなります。なお、お産は何が起こるか分からないもの。バースプランはあくまで「希望」であり、安全が最優先で、医療上の判断で計画通りにいかないこともあると理解しておくことが大切です。

バースプランに書くことの例
  • 陣痛時 → 過ごし方、痛みの和らげ方、立ち会い
  • 分娩時 → 姿勢、音楽、写真・動画、立ち会い
  • 生まれた後 → カンガルーケア、最初に抱っこする人
  • 赤ちゃんの栄養 → 母乳・ミルクの希望
  • 入院中 → 母子同室・別室、過ごし方、面会

バースプランの書き方|5つの観点

バースプランを書くときのポイントを、5つの観点にまとめました。下の表で全体像をつかんでから、個別の説明を読んでください。完璧を目指さず、自分の気持ちを整理するつもりで取り組みましょう。

観点 ポイント 具体的には 狙い
①考えるどんなお産にしたいか イメージ まず理想のお産のイメージを思い描く 希望の軸を定める
②書く項目ごとに具体的に 具体化 陣痛・分娩・産後・入院中など項目ごとに希望を スタッフに伝わりやすく
③不安も心配なことも書く 共有 不安や、してほしくないことも遠慮なく書く 配慮を受け安心できる
④夫婦でパートナーと一緒に 共有 夫婦で話し合いながら考える 気持ちを共有できる
⑤柔軟に計画通りでなくてもOK 心構え 安全最優先。叶わなくても前向きに受け止める 納得してお産にのぞむ

※バースプランの形式や渡される時期は産院によって異なります。お産は医療上の判断で計画通りにいかないこともあります。安全を最優先に、希望は産院スタッフと相談しながらまとめてください。

①考える|どんなお産にしたいかイメージする

バースプランの第一歩は、「どんなお産にしたいか」を思い描くことです。いきなり項目を埋めようとするより、まず「自分はどんな出産がしたいか」という大きなイメージを考えてみましょう。「リラックスした雰囲気で産みたい」「家族に囲まれて迎えたい」「できるだけ自然に産みたい」など、漠然とでいいので理想を思い描くと、そこから具体的な希望が見えてきます。そのイメージが定まったら、「そのためには何が必要か」を考えます。リラックスしたいなら、音楽をかける、好きなアロマを使う、夫にそばにいてもらう——人によって必要なものは違います。理想のお産は人それぞれで、正解はありません。雑誌やネットの情報、先輩ママの体験を参考にしつつ、「自分はどうしたいか」を大切に。出産は人生でそう何度もない特別な体験。受け身で迎えるのではなく、自分なりの希望を持って臨むことで、満足度の高いお産につながります。まずは、肩の力を抜いて、「こんなお産だったらいいな」と想像することから始めてみましょう。それがバースプランの土台になります。

ポイント

  • まず理想のお産を漠然とイメージ
  • そのために必要なものを考える
  • 正解はない・自分の希望を大切に

②書く|項目ごとに具体的に希望を書く

イメージが定まったら、項目ごとに具体的な希望を書いていきましょう。バースプランは、お産の流れに沿って、陣痛時・分娩時・生まれた後・入院中、といった項目ごとに考えると書きやすくなります。陣痛時なら「どんな姿勢で過ごしたいか」「痛みをどう和らげたいか」、分娩時なら「立ち会いの希望」「音楽や写真・動画」、生まれた後なら「カンガルーケアをしたい」「最初に夫に抱っこしてほしい」、赤ちゃんの栄養なら「母乳で育てたい」、入院中なら「母子同室がいい」など、具体的に書きます。カンガルーケアとは、生まれたばかりの裸の赤ちゃんを、母親や父親が肌と肌を触れ合わせて抱っこすること。こうした専門的な希望も書けます。希望には、できれば理由や具体例を添えると、スタッフに伝わりやすくなります。「へえ、こんなことも書いていいんだ」と思うようなことも、書いてみる価値あり。産院によっては、項目にチェックをつける形式もあるので、用意された項目を見ながら考えるのも一つ。具体的に書くほど、周りがサポートしやすくなり、希望が叶いやすくなります。書きながら迷ったら、産院スタッフに相談しましょう。

ポイント

  • 陣痛・分娩・産後・入院中など項目別に
  • 理由や具体例を添えると伝わりやすい
  • 専門的な希望(カンガルーケアなど)も書ける

③不安も|心配なこと・してほしくないことも書く

バースプランには、希望だけでなく、不安なことやしてほしくないことも、遠慮なく書きましょう。「お産が怖い」「痛みに耐えられるか心配」といった不安や、「入院中、こういうことはしてほしくない」という要望も、大切な記入内容です。妊婦さんの心配事や不安をはっきりさせて産院と共有することで、施設側からも配慮を受けられ、安心感を持ってお産にのぞめるようになります。たとえば「初めてで何も分からないので、こまめに声をかけてほしい」「処置の前に説明してほしい」といったことも書けます。健診のときに聞きそびれた疑問や、小さな心配事も、バースプランに書いておけば、確認漏れを防げます。出産への不安は、誰もが抱くもの。一人で抱え込まず、紙に書き出して産院と共有することで、気持ちが軽くなることもあります。「こんな不安を書いたら迷惑かな」と思う必要はありません。むしろ、不安を共有することで、産院はあなたに合ったサポートを考えてくれます。希望と不安、その両方を書くことで、より安心して、自分らしいお産を迎えられます。気持ちを整理する意味でも、不安を書き出すことには大きな意味があります。

ポイント

  • 不安やしてほしくないことも書く
  • 共有することで配慮を受けられる
  • 聞きそびれた疑問のメモにも

④夫婦で|パートナーと一緒に考える

バースプランは、つい妊婦さん一人で考えがちですが、夫婦で一緒に考えるのがおすすめです。パートナーと話し合いながら作ることで、お互いが出産についてどう考えているか、何を希望しているかが分かり、気持ちを共有できます。「立ち会ってほしいか」「生まれたらどうしたいか」を二人で話すことは、出産を夫婦の共同の体験として迎える準備にもなります。パートナーにとっても、バースプランづくりに関わることで、出産が自分ごとになり、当事者意識が高まります。また、バースプランには「立ち会っている夫に励ましてほしい」「生まれたらまず夫に抱っこしてほしい」といった、パートナーへの要望も書けます。こうしたことを自分から直接頼みにくい場合、バースプランに書いておくと、助産師がそれとなくパートナーに伝えてくれることもあります。夫婦で出産についてじっくり話す機会は、意外と少ないもの。バースプランづくりを、二人で出産と育児について語り合うきっかけにしましょう。一緒に考えたお産は、二人にとって、より思い出深いものになります。出産は、夫婦で迎える新しい家族のスタート。その第一歩として、一緒にプランを考えてみてください。

ポイント

  • 夫婦で話し合いながら作る
  • パートナーへの要望も書ける
  • 出産を夫婦の共同体験にする

⑤柔軟に|計画通りでなくても前向きに

大切な心構えとして、バースプランは計画通りにいかなくても、前向きに受け止めましょう。お産は、何が起こるか分からないもの。医療機関の状況や、お産・出産後の経過によっては、希望通りにいかないこともあります。たとえば、自然分娩を希望していても、母子の安全のために医療的な処置や帝王切開が必要になることもあります。バースプランはあくまで「希望」であり、何よりも母子の安全が最優先です。計画通りにいかなかったとしても、それは決して失敗ではありません。「安全なお産が最優先で、先生が必要と判断したことに従う」と、バースプランに書いておく先輩ママもいます。こだわりが少なくても、「無事に生まれてきてくれればいい」という気持ちで、満足なお産だったと感じる人も多くいます。バースプランは、自分の気持ちを整理し、産院と希望を共有するためのもので、「絶対にこの通りにしなければ」と縛られるものではありません。柔軟な気持ちで、もし希望が叶わなくても、「赤ちゃんと無事に会えた」ことを大切にしましょう。バースプランを通して気持ちの準備ができていれば、どんなお産になっても、納得して受け止めやすくなります。肩の力を抜いて、お産にのぞんでください。

ポイント

  • 安全が最優先・医療判断に従う
  • 叶わなくても失敗ではない
  • 縛られず柔軟な気持ちで

バースプランを自分らしいお産に活かすために

バースプランは、「正しく書かなければいけないもの」ではなく、「自分の気持ちを整理し、産院に伝えるためのツール」です。こだわりがたくさんある人は具体的に書けばいいし、「特にこだわりはない」という人は、「安全第一でお任せします」でも構いません。大切なのは、自分が納得してお産を迎えられること。書くことを通して、出産への心の準備が進み、不安が整理され、産院との信頼関係も深まります。完璧なプランを目指すのではなく、肩の力を抜いて取り組みましょう。

書いたバースプランは、産院スタッフに渡して共有します。書きながら迷ったり、「これは可能なのか」と疑問に思ったりしたら、遠慮せず産院スタッフに相談しましょう。自分では思いつかないようなアドバイスや、代替案をもらえることもあります。産院によって、できること・できないことがあるので、希望が施設の方針や設備に合うかも、相談しながら確認を。バースプランは、妊娠後期に渡されることが多いですが、早めに考え始めても構いません。出産が近づくと、心も体も慌ただしくなるので、少し余裕のあるうちに、ゆっくり考えておくとよいでしょう。出産は、新しい家族を迎える特別な体験。バースプランを通して、自分とパートナー、そして産院と、お産への思いを共有し、納得のいく、自分らしいお産を迎えてください。どんなお産になっても、赤ちゃんと出会えるその日が、かけがえのない一日になります。

安全が最優先・希望は産院と相談を
バースプランは、自分らしいお産のために希望をまとめるものですが、お産は医療上の判断で計画通りにいかないことがあります。何よりも母子の安全が最優先で、医療的に必要な処置や対応がある場合は、それに従うことが大切です。希望が叶わなくても、それは失敗ではありません。バースプランの形式や渡される時期、対応できる内容は産院によって異なるので、書きながら迷ったことや疑問は、産院スタッフに相談しながらまとめてください。お産や体調について不安や心配なことがあるときは、健診の際などに、遠慮せず医師や助産師にご相談ください。バースプランはあくまで希望であり、縛られるものではないので、柔軟な気持ちで取り組みましょう。

よくある質問

バースプランには何を書けばいいですか?
陣痛時・分娩時の過ごし方、立ち会いの希望、生まれた後の対応(カンガルーケアなど)、赤ちゃんの栄養方法、入院中の過ごし方など、お産に関する希望を書きます。希望だけでなく、不安なことやしてほしくないことも書けます。出産に関わることなら基本的に何を書いてもよいことが多いので、自由に書いてみましょう。具体的に書くほど、スタッフに伝わりやすくなります。
こだわりが特にないのですが、書かなくてもいい?
こだわりが少なくても大丈夫です。「安全第一でお任せします」「無事に生まれてくれればいい」といった内容でも構いません。実際、こだわりが少なくても満足なお産だったという先輩ママは多くいます。バースプランは縛られるものではなく、自分の気持ちを整理するためのもの。書ける範囲で、自分の希望や不安を書いてみましょう。
希望が叶わなかったらどうなりますか?
お産は何が起こるか分からないもので、医療上の判断で計画通りにいかないこともあります。でも、それは失敗ではありません。何より母子の安全が最優先です。バースプランはあくまで「希望」であり、叶わなくても、赤ちゃんと無事に会えたことを大切にしましょう。柔軟な気持ちで臨めば、どんなお産になっても納得して受け止めやすくなります。
いつ書けばいいですか?
多くの産院では、妊娠後期(臨月ごろ)にバースプランの用紙が渡されます。ただ、早めに考え始めても構いません。出産が近づくと慌ただしくなるので、少し余裕のあるうちに、夫婦でゆっくり考えておくのがおすすめです。書き方や渡される時期は産院によって異なるので、通っている産院に確認するとよいでしょう。

※本記事はバースプランの一般的な書き方とポイントの解説です。バースプランの形式・渡される時期・対応できる内容は産院によって異なります。お産は医療上の判断で計画通りにいかないことがあり、何よりも母子の安全が最優先です。希望や不安は、産院スタッフ・医師・助産師と相談しながらまとめてください。体調やお産について心配なことがあるときは、医療機関にご相談ください。