※広告を含むページです。内容は編集部が公開情報をもとに整理しました。必要な備えは家族構成や住環境によって異なりますので、お住まいの自治体の案内もあわせてご確認ください。
防災の備えは、子どもがいると内容が変わります。
大人だけなら我慢できることも、乳幼児には代えがきかないものが多いためです。
最優先はミルクとおむつです。この2つは代替が効きません。
とくにミルクは液体ミルクを備えておくと、湯も水も不要で使えます。
おむつは1日10枚×日数で計算し、少し大きめのサイズも混ぜておくと成長に対応できます。
次に電源。停電時にスマホが使えないと、情報も連絡も断たれます。
持ち出し袋は子どもの分を別に用意してください。親の袋に全部入れると、重くて運べません。
そして避難先で最も困るのは食事。配給が大人向けのことが多いためです。
BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。
防災は後回しにしがちな分野です。何から手をつけるかを整理しました。
備蓄の考え方
一般に最低3日分、できれば1週間分とされています。
大規模な災害では、支援が届くまでに時間がかかるためです。
ただし乳幼児用品は避難所に十分な量がないことも想定しておいてください。
大人は配給で対応できても、ミルクや離乳食は数が限られます。
そのため子ども関連は多めに備えておくほうが安心です。
防災用に特別なものを買い込むより、普段使うものを多めに買って、使ったら足すという方法が現実的です。
この方式なら次の利点があります。
- 賞味期限切れを防げる
- 子どもが食べ慣れている
- 特別な出費が少ない
- サイズの変化に対応できる
とくに食べ慣れている点は重要です。非常時に初めての味を出しても、子どもは食べないことがあります。
【最優先】ミルクと水
粉ミルクはお湯が必要です。停電と断水が同時に起きると、調乳できません。
液体ミルクなら、そのまま飲ませられます。
常温で保存でき、開封してすぐ使える——災害時にはこの差が決定的です。
ただし賞味期限があるので、ローリングストックで回してください。
また普段から飲ませて慣らしておくことも大切です。非常時に初めて口にして、飲まないという事態を避けられます。
湯も水も不要で、そのまま飲ませられます。停電と断水が同時に起きても対応できるのが最大の利点です。普段から飲ませて慣らしておいてください。
液体ミルクを用意しても、哺乳びんが洗えないという問題が残ります。
断水時は、洗浄も消毒もできません。
対策としては次の方法があります。
- 使い捨ての乳首を用意する
- 液体ミルクに直接つけられるアタッチメントを使う
- 紙コップで飲ませる方法を知っておく
- ラップを哺乳びんに巻いて使う
月齢によってはコップ飲みで対応できることもあります。
飲料水は1人1日3リットルが目安とされます。
ただし乳児がいる場合、調乳用も必要になります。
粉ミルクを使うなら、軟水を選んでください。硬度が高い水は、乳児の消化器に負担がかかることがあるとされます。
赤ちゃん用と表示された水なら、この心配がありません。
赤ちゃん用と表示された水なら、硬度が調整されています。
液体ミルクとあわせて備えておくと、どちらの状況にも対応できます。
おむつと衛生用品
おむつの必要量は月齢で変わりますが、1日10枚で計算しておくと不足しにくいでしょう。
1週間分なら70枚。かさばりますが、代替が効かないものです。
ポイントは少し大きめのサイズも混ぜること。備蓄している間に成長し、いざというときに小さくて使えないという事態を防げます。
またおしりふきは多めに。体を拭く、手を拭く、食器を拭くなど、用途が広いためです。
水が使えない状況では、次のような対応になります。
- 体を拭くのはおしりふきやウェットタオル
- 食器にラップを敷いて洗い物を減らす
- ドライシャンプーで頭を清潔に
- ポリ袋を簡易トイレとして使う
とくに乳幼児は肌トラブルを起こしやすいので、清潔を保つ手段は多めに用意しておきましょう。
電源の確保
停電時に最も困るのが情報の遮断です。
スマホが使えないと、次のことができなくなります。
- 災害情報の確認
- 家族との連絡
- 避難所の場所を調べる
- 子どもをあやす動画や音楽
最後の項目は軽視されがちですが、実際には重要です。不安な状況で子どもが泣き続けると、周囲への気兼ねも生まれます。
まず用意すべきはモバイルバッテリーです。安価で場所も取りません。
ただし自然放電するので、定期的に充電しておく必要があります。
より長期の停電に備えるならポータブル電源という選択肢も。
容量が大きく、家電を動かせるものもあります。ミルクを温める、扇風機を回すといった用途に使えるでしょう。
ソーラーパネルで充電できるタイプなら、停電が長引いても対応できます。
まずはモバイルバッテリーから。長期の停電に備えるならポータブル電源も選択肢です。定期的な充電を忘れないでください。
持ち出し袋の中身
持ち出し袋は大人用と子ども用を分けるのが基本です。
理由は単純で、全部まとめると重くて運べないためです。
子どもを抱いて避難する可能性を考えると、荷物は最小限にする必要があります。
また分けておけば、父母それぞれが持つという運用もできます。
- 液体ミルクと使い捨て乳首
- おむつ——数日分
- おしりふき
- 着替え——2〜3組
- 母子健康手帳のコピー
- 保険証のコピー
- 常備薬とお薬手帳のコピー
- 離乳食——月齢に応じて
- 使い慣れたタオルやおもちゃ
母子健康手帳は、予防接種歴や既往歴の確認に必要になることがあります。コピーを入れておくと安心です。
最後の使い慣れたものも忘れないでください。環境が変わっても、いつもの物があると落ち着くことがあります。
ひととおりそろった防災セットを買い、足りないものを追加するという進め方もあります。
母子手帳と保険証は、まとめて持ち出せる形にしておくと確実です。
持ち出し袋はすぐ取れる場所に置いてください。
押し入れの奥にしまうと、いざというときに出せません。
玄関や寝室など、避難経路の途中が理想でしょう。
また年に1〜2回は中身を確認してください。おむつのサイズ、離乳食の月齢、賞味期限——子どもの成長にあわせて入れ替えが必要です。
避難先での困りごと
避難所の配給は大人向けが基本です。
おにぎりやパンが中心で、離乳食期の子には食べられないことがあります。
そのためレトルトのベビーフードを備えておく意味があります。
常温で食べられるタイプなら、温める手段がなくても対応できます。
常温でそのまま食べられるタイプを選ぶと、加熱できない状況でも使えます。月齢に合ったものを、成長にあわせて入れ替えてください。
集団生活では、子どもの泣き声が悩みになります。
周囲に気を遣うあまり、避難所に行かずに車中泊を選ぶ家庭もあるほどです。
対策としては次のような方法があります。
- 自治体の福祉避難所を確認しておく
- 乳幼児用スペースの有無を調べる
- 音の出ないおもちゃを用意する
- 普段から近所と顔見知りになっておく
自治体によっては乳幼児のいる家庭向けの避難所を指定していることがあります。事前に調べておいてください。
災害時はガラスの破片など、けがのリスクが上がります。
簡単な手当ができる用品を入れておくと安心です。
子ども用なら、はがすときに痛くないタイプが向いています。
はがすときの刺激が少ないタイプです。子どもは絆創膏をはがすのを嫌がることが多いので、この点は実用的な違いになります。
災害時はガラスの破片などでけがのリスクが上がります。数枚でも入れておくと安心です。
Amazonで見る月齢別|備えの中身が変わります
この時期はミルクとおむつに集約されます。
液体ミルクを多めに備え、使い捨ての乳首もあわせて用意してください。
また抱っこ紐は避難時に必須です。ベビーカーは瓦礫やぬかるみで使えないことがあります。
玄関近くに置いておくと、すぐ持ち出せます。
ミルクに加えて離乳食が必要になります。
レトルトのベビーフードを、月齢に合ったもので備えてください。
成長が早い時期なので、入れ替えの頻度も上がります。3か月ごとに確認するくらいが適当でしょう。
この時期からおやつも役立ちます。ぐずったときに落ち着かせる手段になるためです。
食事は大人に近づくので、備蓄の負担が減ります。
ただし味の好みがはっきりしてくるので、食べ慣れたものを備えておいてください。
また歩けるようになるとじっとしていられないという別の問題が出ます。
絵本やシールなど、静かに遊べるものを入れておくと避難先で助かるでしょう。
今日からできること
すべてをそろえるのは大変なので、優先順位をつけてください。
- 液体ミルクを数本買う——普段使いも兼ねて
- おむつを1袋多めに買う——次の買い物から
- モバイルバッテリーを充電する——今あるもので
この3つなら、今日から始められます。
完璧な備蓄を目指して何もしないより、できることから積むほうが現実的でしょう。
物の準備と同じくらい、知っておくことも重要です。
- 自宅のハザードマップ
- 最寄りの避難所と経路
- 福祉避難所の場所
- 家族の集合場所と連絡方法
- 子どもの園や学校の対応
これらは費用がかからず、調べるだけで済みます。今日できることから始めてください。
よくある質問
- 何日分備えればいいですか?
- 最低3日分、できれば1週間分とされています。ただし乳幼児用品は避難所に十分な量がないことも想定してください。大人は配給で対応できても、ミルクや離乳食は数が限られます。子ども関連は多めに備えておくほうが安心です。
- 最優先で用意するものは?
- ミルクとおむつです。この2つは代替が効きません。とくにミルクは液体ミルクを備えておくと、湯も水も不要で使えます。停電と断水が同時に起きても対応できるのが利点です。ただし普段から飲ませて慣らしておくことも忘れずに。
- 哺乳びんが洗えない場合は?
- 使い捨ての乳首を用意しておく方法があります。液体ミルクに直接つけられるアタッチメントもあります。ほかに紙コップで飲ませる、ラップを哺乳びんに巻くといった方法も。月齢によってはコップ飲みで対応できることもあります。
- おむつは何枚必要ですか?
- 1日10枚で計算しておくと不足しにくいでしょう。1週間なら70枚です。ポイントは少し大きめのサイズも混ぜること。備蓄中に成長し、いざというときに使えないという事態を防げます。おしりふきも多めに——体や手、食器を拭くなど用途が広いためです。
- 持ち出し袋はどう分けますか?
- 大人用と子ども用を分けてください。全部まとめると重くて運べません。子どもを抱いて避難する可能性を考えると、荷物は最小限にする必要があります。分けておけば父母それぞれが持つという運用もできます。置き場所は玄関や寝室など、すぐ取れる場所に。
- 母子手帳は持ち出すべきですか?
- コピーを入れておいてください。予防接種歴や既往歴の確認に必要になることがあります。保険証とお薬手帳のコピーもあわせて。原本を持ち出せない状況でも、コピーがあれば情報は伝えられます。
- 避難所で困ることは?
- 食事と泣き声への気兼ねです。配給は大人向けが基本で、離乳食期の子には食べられないことがあります。レトルトのベビーフードを備えておきましょう。泣き声については、自治体の福祉避難所や乳幼児用スペースの有無を事前に調べておくと選択肢が増えます。
- 何から始めればいいですか?
- 3つだけ選ぶなら、液体ミルクを数本買う、おむつを1袋多めに買う、モバイルバッテリーを充電するです。今日から始められます。あわせてハザードマップや避難所の場所を確認しておくと、費用をかけずに備えが進みます。
まとめ|代替が効かないものから
乳幼児がいる家庭の防災は、代替が効かないものから備えてください。
最優先はミルクとおむつ。とくに液体ミルクは湯も水も不要で使えます。
次に電源。情報の遮断は、災害時に大きな不安につながります。
持ち出し袋は子どもの分を別に。全部まとめると運べません。
備蓄はローリングストックで。子どもが食べ慣れていることも重要な条件です。
そして年に1〜2回の見直しを。成長にあわせてサイズも月齢も変わります。
完璧を目指すより、今日できることから積み上げてください。
BabyBest編集部——2人の子どもを育てながら運営しています。必要な備えは住環境や家族構成で変わりますので、お住まいの自治体が出している案内もあわせてご確認ください。方針は運営者情報に記しています。
※記載は作成時点の内容です。製品の仕様や賞味期限は個別にご確認ください。避難所の運用や福祉避難所の指定は自治体によって異なります。
