※アフィリエイト広告を掲載しています。本記事は一般的な情報の整理です。アレルギーや健康の判断は医師に、ペットの健康や行動は獣医師にご相談ください。
ペットがいる家に赤ちゃんを迎えるとき
犬や猫と暮らしている家庭に赤ちゃんが生まれる——このとき考えることは、通常の出産準備とは少し違います。ペットと赤ちゃんの両方を守るという視点が必要になるためです。
心配されるのは主に3つでしょう。アレルギー、事故、ペットのストレス。どれも無視できませんが、対策のしようもあります。
大切なのは、事前に準備しておくことです。生まれてから慌てると、ペットにとっても急な環境変化になり、双方に負担がかかります。この記事では、迎える前にできることを整理します。
☑ 事故を防ぐための物理的な対策
☑ アレルギーについての考え方
☑ ペット側のストレスへの配慮
※本記事は一般的な情報の整理です。個別の判断は医師・獣医師にご相談ください。
① 事故のリスクは実際にあります
ここは率直にお伝えします。犬と赤ちゃんの同居について、次のような指摘があります。国内はもちろん、海外でも犬が赤ちゃんに噛みついて死亡させるという事故が起きています。さらに、大きな怪我をさせたというケースもありますので、十分な対策が必要です。
さらに飼っている年数や犬種に関わらず、事故が発生してしまうリスクがあるとも指摘されています。「うちの子は大人しいから」「10年一緒にいるから」という理由で安心はできない、ということです。
これは犬を危険視するためではなく、対策の必要性を理解するための前提です。
対策の中心は物理的な分離です。部屋をわける、ベビーベッドを使うのはもちろんですが、便利なアイテムを活用するのもよいでしょうという指摘のとおり、しつけや監視だけに頼らず、構造で防ぐことが基本になります。
ベビーゲート、サークル、ベビーベッド。赤ちゃんが床にいる時間帯は、とくに注意が必要です。ゲートについては日本育児のベビーゲートでも扱っています。
どれだけ対策しても、同じ空間にいるときは目を離さないでください。赤ちゃんと犬の様子を注意深く観察し、適度なところで引き離すなど必ず飼い主さんがフォローすることが大切ですという指摘があります。
「少しだけ」と席を外した間に事故が起きることがあります。トイレに行く、洗濯物を取り込む——そうした短時間でも、必ず物理的に分けてから離れてください。
② 赤ちゃんの動きがペットを刺激します
☑ 大声や叫び声が苦手な原因になります
☑ 予測不能な動きもストレスに
☑ 赤ちゃんは加減ができません
なぜ事故が起きるのか。原因のひとつは、赤ちゃんの行動が動物にとって理解しにくいことです。
指摘されているのは次の点です。子供の「ふいに出す大声や叫び声」や「予測不能の動きや乱暴な触り方」などが、犬が赤ちゃんを苦手とする主な原因です。
新生児期は動かないため、まだリスクは限定的です。危険が増すのは、赤ちゃんが自分で動けるようになってから。ハイハイでペットに近づく、しっぽや耳を掴む、寝ているところに乗る——加減を知らないため、動物にとっては突然の攻撃に感じられます。
この時期からは、より厳重な分離が必要になります。赤ちゃんが動けるようになる前に、環境を整えておいてください。
犬は自分より小さい家族を守ろうともしますし、多少嫌なことをされても我慢もします。しかし、我慢にも限度がありますしストレスもたまりますという指摘があります。
我慢しているうちは問題が表面化しません。しかし限界を超えたときに、突然の行動につながることがあります。逃げる、唸る、避けるといったサインが出ていたら、それは我慢している証拠です。無理をさせないでください。
③ 衛生面の対策
☑ 舐めさせないようにします
☑ 抜け毛の掃除を徹底
☑ ペットの健康管理も重要です
動物病院の解説では、衛生面についてこう説明されています。犬の毛やよだれ、排泄物などは赤ちゃんのアレルギーの原因となるアレルゲン物質となる恐れがあります。また、犬が赤ちゃんを舐めてしまうことで感染症にかかる可能性があるため、舐め癖がつかないようにしつけておいてください。
掃除についても抜け落ちた毛の対策には掃除機やコロコロを活用して、室内は常に清潔な状態を保っておきましょう。抜け毛の時期は空気清浄機の使用もおすすめですとされています。
赤ちゃんは床に近い場所で過ごします。ハイハイが始まれば、床のものを口に入れます。抜け毛やほこりが集まる場所で過ごすことになるため、掃除の頻度を上げる必要があります。
ロボット掃除機を導入する家庭もあります。毎日手をかけられない状況でも、床の状態を保ちやすくなります。空気清浄機については赤ちゃんがいる部屋の空気清浄機の選び方で扱っています。
ワクチン、ノミ・ダニの予防、寄生虫の駆除。ペット側の健康管理が、赤ちゃんの安全にもつながります。妊娠が分かった時点で、獣医師に相談して必要な処置を済ませておくとよいでしょう。
とくに猫の場合、トキソプラズマについて妊娠中に注意が必要とされることがあります。心配な場合は、産科の医師にご相談ください。
④ アレルギーをどう考えるか
ペットのいる家庭で最も心配されるのがアレルギーでしょう。ある解説には、こんな記述があります。かわいがって育てていた犬であっても生まれた赤ちゃんが「犬アレルギーだった」「犬が赤ちゃんをケガさせた」などの理由で飼育放棄をされる方がいます。
そしてアレルギーとなると心配になるのは親として自然なことだと思います。赤ちゃんが万一アレルギーを持っていたらどうするのかなど、起こりうることを事前に考えておく必要がありますとも。
同じ解説は、具体的な選択肢も示しています。「病院の先生に相談してみる」「しばらくは部屋を分ける」「実家に犬を預けて、毎週末など頻度よく会いに行く」など家族みんなで相談しましょう。
アレルギーが分かってから慌てるのではなく、その場合どうするかを家族で話しておくことが大切でしょう。手放すか飼い続けるかの二択ではなく、間の選択肢もあります。
興味深いことに、ペットとの生活がアレルギーのリスクを下げる可能性を示す研究もあります。乳児期に家庭内で犬と一緒に暮らしている場合、後のアレルギー感作のリスクが低くなる傾向が複数の研究で示されていますという記述があります。
ただしすべての家庭に同じ結果が当てはまるわけではなく、住環境や体質も関わりますとも。この情報を「だから大丈夫」と受け取るのではなく、可能性のひとつとして知っておく程度がよいでしょう。
すでに症状が出ている場合や、家族にアレルギーがある場合は、医師にご相談ください。
同じ資料には大切なのは、清潔を保ちながらも過度に無菌状態を目指さないこと。日常的な掃除と手洗いを続け、犬の健康管理を整えておくことが現実的なバランスと言えますという指摘もあります。
神経質になりすぎると、親の負担も大きくなります。日常的な清潔を保つ、という程度で十分という考え方です。
⑤ ペット側のストレスへの配慮
☑ 愛情が向く先が変わることを感じ取ります
☑ 環境の変化は事前に慣らしておきます
☑ 逃げ場を用意することが重要です
忘れられがちなのが、ペット側の視点です。指摘されているのは自分だけに向いていた愛情が赤ちゃんに向くという変化。それまで家族の中心だった存在が、突然そうでなくなります。
これは動物にとって大きな環境変化です。生活リズムが変わり、散歩の時間が減り、構ってもらえる時間も減る。ストレスから体調を崩したり、問題行動が出たりすることもあります。
できることは、変化を事前に少しずつ進めておくことです。ベビーベッドを先に設置して慣らす、入れなくする部屋を先に決めてゲートを設置する、散歩の時間を少しずつ変える。
赤ちゃんが来てから一斉に変えると、ペットにとっては「赤ちゃんのせいで生活が変わった」という関連づけが起きやすくなります。先に環境を変えておくほうが、負担が少なくて済みます。
赤ちゃんが近づけない場所を、ペットのために用意してください。ケージ、高い場所(猫の場合)、別の部屋。追いかけられたときに逃げ込める場所があると、追い詰められて反撃するという事態を防げます。
とくに猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚の上に赤ちゃんが届かない安全地帯があると落ち着けます。
赤ちゃんの世話で手一杯になりますが、意識的にペットと過ごす時間を作ると、ストレスが軽減されることがあります。短時間でも、集中して構う時間があるかどうかで違ってきます。
家族で分担し、誰かがペットの担当になるという方法もあります。
⑥ 迎える前に準備すること
ペットの健康チェック——ワクチン、寄生虫の予防、健康診断。獣医師に妊娠中であることを伝えて相談してください。
しつけの見直し——飛びつかない、無闇に吠えない、指示に従える。犬が人間と暮らすルールを理解していて、飼い主さんの指示に従うことができることが大切ですという指摘があります。難しい場合は専門家に相談する時間も必要です。
環境の整備——ゲートの設置、ベビーベッドの配置、ペットの逃げ場作り。生まれる前に完成させておきます。
出産で入院する間、ペットの世話をどうするか決めておく必要があります。家族が対応できるか、ペットホテルに預けるか、実家に頼むか。
急な入院になることもあるため、あらかじめ相談しておくと安心です。ペットホテルは事前登録が必要な場合もあります。
退院前に、赤ちゃんの使ったタオルなどを持ち帰って、ペットににおいを覚えさせるという方法があります。突然見知らぬ存在が現れるより、少し前から存在を予告しておくほうが受け入れやすいという考え方です。
効果には個体差がありますが、試してみる価値はあるでしょう。
⑦ 月齢で変わる注意点
赤ちゃんは自分で動けないため、ペット側の行動が主なリスクです。ベビーベッドで寝かせる、ペットが入れない部屋を作るといった分離が基本になります。
この時期はペットにとっても環境変化の直後で、混乱しやすい時期。無理に対面させず、距離を保ちながら慣らしていくほうがよいでしょう。
赤ちゃんが移動を始める時期で、リスクが高まります。ペットに近づく、掴む、乗る。加減ができないため、動物にとっては予測不能な行動です。
この時期から、より厳重な分離が必要になります。同じ空間にいるときは絶対に目を離さず、床で遊ばせるときはゲートやサークルを使ってください。
行動範囲が広がり、ペットを追いかけるようになります。同時に、少しずつ「優しく触る」ことを教えられる時期でもあります。
ただし理解には時間がかかります。教えたからといって、すぐにできるわけではありません。監視は引き続き必要です。
ハイハイが始まると、ペットのフードや水の器に手を伸ばします。誤飲の危険があるほか、食事中に近づくと動物が防衛的になることもあります。
食事の場所を赤ちゃんが入れない場所に移す、食事の時間帯を分けるといった対策が必要です。猫のトイレも同様で、赤ちゃんが触れない場所に移してください。
⑧ どうしても難しい場合
アレルギーが強く出た、ペットのストレスが深刻、事故が起きそうな状況が続く——こうした場合、同居を続けるのが難しいこともあります。
ただし「手放す」か「我慢して飼い続ける」かの二択ではありません。しばらくは部屋を分ける、実家に預けて、毎週末など頻度よく会いに行くといった中間の選択肢もあります。
一時的に距離を置いて、状況が変わったら戻すという判断もできます。
アレルギーについては小児科やアレルギー科、ペットの行動については獣医師や動物行動学の専門家に相談できます。ひとりで抱え込まず、専門家の意見を聞いてください。
「かわいそうだから」と無理を続けて、事故が起きてからでは取り返しがつきません。冷静に判断するために、第三者の視点は役に立ちます。
ペットのことは、家族全員に関わる問題です。家族みんなで相談しましょうという指摘のとおり、ひとりで決めることではありません。
世話の分担、緊急時の対応、最悪の場合の選択肢。生まれる前に話しておくと、いざというとき慌てずに済みます。
⑨ 小動物・その他のペット
犬猫以外のペットにも、それぞれ注意点があります。ケージで飼う小動物は物理的に分離されているぶん、直接の接触リスクは低くなります。ただし赤ちゃんがケージに手を入れる、倒す、といった事故は起こり得ます。
ケージの設置場所を高くする、赤ちゃんが入れない部屋に置くといった対策が必要です。またアレルギーの原因は犬猫だけでなく、小動物の毛や敷材にも含まれます。
爬虫類や両生類は、サルモネラ菌を保有していることがあるとされます。触れた後の手洗いはもちろん、赤ちゃんが飼育容器に近づかないよう管理が必要です。
飼育容器の清掃も、赤ちゃんのいる場所とは分けて行ってください。心配な場合は獣医師や保健所にご相談を。
鳥の羽やフンからも、アレルギーや感染症のリスクが指摘されることがあります。放し飼いにしている場合は、赤ちゃんのいる空間と分けることを検討してください。
また鳥の鳴き声は大きく、赤ちゃんの睡眠に影響することもあります。設置場所を見直す必要があるかもしれません。
種類にかかわらず、原則は同じです。物理的に分ける、清潔を保つ、健康管理をする、目を離さない。この4つを守れば、多くのリスクは下げられます。
不安があれば、かかりつけの獣医師に「赤ちゃんが生まれるので」と相談してください。種類ごとの具体的な注意点を教えてもらえます。
ペットと赤ちゃんが同居するときに気をつけたいこと
飼っている年数や犬種に関わらず、事故が発生してしまうリスクがあるという指摘があります。温厚な性格でも、長年一緒でも、限界を超えれば反応することがあります。
信頼していることと、対策をしないことは別です。物理的な分離は、ペットを信用していないからではなく、双方を守るためのものです。
同じ空間にいるときは、必ず大人が見ていてください。席を外すときは、物理的に分けてから。「すぐ戻るから」という数十秒の間に、事故は起こり得ます。
赤ちゃんだけでなく、ペットの様子も観察してください。逃げる、唸る、食欲が落ちる、隠れる。これらはストレスのサインです。無理をさせ続けると、いずれ限界が来ます。
気になる変化があれば、獣医師にご相談ください。
よくある質問
- ペットがいると赤ちゃんは危険ですか?
- 対策なしでは危険があります。国内はもちろん、海外でも犬が赤ちゃんに噛みついて死亡させるという事故が起きていますという指摘があります。ただし部屋をわける、ベビーベッドを使うといった物理的な対策で、リスクは下げられます。
- 長年飼っているおとなしい子でも危険ですか?
- 飼っている年数や犬種に関わらず、事故が発生してしまうリスクがあるとされています。多少嫌なことをされても我慢もします。しかし、我慢にも限度がありますしストレスもたまりますという指摘もあり、我慢の限界を超えることがあります。
- アレルギーが心配です。
- 事前に選択肢を考えておくとよいでしょう。「病院の先生に相談してみる」「しばらくは部屋を分ける」「実家に犬を預けて、毎週末など頻度よく会いに行く」など家族みんなで相談しましょうという提案があります。すでに症状がある場合は医師にご相談ください。
- ペットがいるとアレルギーになりやすいですか?
- 逆の指摘もあります。乳児期に家庭内で犬と一緒に暮らしている場合、後のアレルギー感作のリスクが低くなる傾向が複数の研究で示されていますという記述も。ただしすべての家庭に同じ結果が当てはまるわけではなくとされており、体質によります。
- いつから一緒にいられますか?
- 月齢によって注意点が変わります。新生児期は動かないぶんリスクは限定的ですが、ハイハイが始まる時期から危険が増します。赤ちゃんが予測不能の動きや乱暴な触り方をするようになるためです。いずれの時期も目を離さないでください。
- 衛生面で気をつけることは?
- 舐めさせないことと掃除です。犬が赤ちゃんを舐めてしまうことで感染症にかかる可能性があるとされます。抜け毛は掃除機やコロコロを活用し、抜け毛の時期は空気清浄機の使用もおすすめという指摘もあります。
- ペットのストレスが心配です。
- 逃げ場を作ってください。赤ちゃんが近づけない場所(ケージ、高い場所、別の部屋)があると、追い詰められる事態を防げます。また環境の変化は、生まれる前から少しずつ進めておくほうが負担が少なくなります。
- どうしても難しい場合は?
- 中間の選択肢もあります。手放すか飼い続けるかの二択ではなく、しばらくは部屋を分ける、実家に預けて頻度よく会いに行くといった方法も。医師や獣医師に相談し、家族で話し合ってください。
まとめ|対策すれば共に暮らせます
ペットのいる家庭に赤ちゃんを迎えるとき、必要なのは物理的な対策です。しつけや信頼だけに頼らず、ゲートやベビーベッドで空間を分ける。同じ場所にいるときは目を離さない。これが基本になります。
事故のリスクは実際にあり、飼っている年数や犬種に関わらず起こり得ます。ただし対策のしようもあります。ハイハイが始まる前に環境を整え、ペットには逃げ場を用意し、双方の様子を観察する。
アレルギーについては、事前に選択肢を考えておくことが大切でしょう。手放すか飼い続けるかの二択ではなく、部屋を分ける、一時的に預けるといった方法もあります。医師や獣医師に相談しながら、家族で話し合ってください。
まとめたのはBabyBest編集部です。2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。本記事は一般的な情報の整理です。アレルギーや健康の判断は医師に、ペットの健康や行動は獣医師にご相談ください。運営の考え方は運営者情報に記しています。
※内容は調査時点のものです。本記事は一般的な情報を整理したものであり、個別の状況への助言ではありません。事故防止の対策を行っても、リスクがゼロになるわけではありません。同じ空間にいるときは必ず大人が見ていてください。
