※このページは広告収益を得ています。記載は編集部が公開情報と実際の子育て経験をもとに整理したものです。入浴の可否は月齢や体調によって判断が変わります。不安があるときはかかりつけの医療機関へご相談ください。
「赤ちゃんを温泉に入れていいの?」——旅行を考えたとき、最初に迷うのがここです。
結論から言えば入れます。ただし宿の選び方と入り方に条件があります。
生後3ヵ月ごろからを目安にする宿が多く、実際に生後3ヵ月から入れると明記している温泉もあります。
ただし月齢だけでは決まりません。泉質と宿の設備が同じくらい重要です。
避けたいのは強酸性や硫黄が強い湯。肌への刺激が大きいためです。
逆に単純泉やpHが中性に近い湯は、赤ちゃん向きとされます。
そして最大の分かれ目がおむつが取れているか。多くの大浴場は、おむつの子の入浴を制限しています。
その場合は客室の風呂や貸切風呂がある宿を選んでください。
BabyBest編集部は、2人の子どもを育てながら当サイトを運営しています。
宿の紹介記事を書くなかで同じ判断に何度も直面したため、考え方をここにまとめました。
何ヵ月から入れるのか
明確な法律や統一基準があるわけではありません。宿ごとの判断になります。
実際の宿を調べると、生後3ヵ月からという設定を見かけます。北海道の十勝川温泉には、モール温泉を生後3ヵ月から入れると案内する宿があります。
なぜ3ヵ月かというと、この時期に次のような変化があるためです。
- 首がすわり始める——抱いて入りやすくなる
- 体温調節が少し安定する
- 外出そのものに慣れてくる
ただし3ヵ月なら大丈夫という話ではありません。あくまでそれ以前は避けたほうがよいという下限の目安です。
生後1ヵ月前後の赤ちゃんは、まだ沐浴の時期です。
この段階で不特定多数が入る湯に入れる必要はありません。
旅行そのものも、母子ともに負担が大きい時期です。
どうしても宿に泊まる必要があるなら、ベビーバスを用意している宿を探すか、持参する方法があります。
実際、ベビーバスを備えた温泉施設もあります。宿の設備欄を確認してみてください。
空気を入れて使うタイプなので、たたんで持ち運べます。宿にベビーバスがない場合や、大浴場に入れない月齢のときに、客室の浴室で使えます。
逆に何歳までという制限は、基本的にありません。
気にすべきは異性の親と入れる年齢のほうでしょう。自治体の条例でおおむね7歳以上は男女別とする例が多く、宿の掲示に従うことになります。
年齢が上がるほど、宿選びの制約は減っていきます。
避けたほうがいい泉質
最も注意したいのが酸性泉です。
草津温泉に代表される強酸性の湯は、殺菌力が高い一方で肌への刺激も強いという性質があります。
大人でも湯あたりや肌のヒリつきを感じることがあり、赤ちゃんの皮膚には負担が大きすぎます。
ただし同じ温泉地でも源泉によって性質が違うことがあります。草津にも肌あたりの柔らかなとされる源泉を持つ宿があります。
温泉地の名前ではなくその宿の源泉を確認してください。
硫黄の香りが強い湯も、刺激が出やすい泉質です。
宿泊記に帰宅後も数日硫黄の匂いが香るぐらいという記述が出るような湯は、赤ちゃんには濃すぎるかもしれません。
入れる場合は短時間にとどめ、湯上がりに真水で流すという運用にしてください。
また高温の源泉にも注意が必要です。源泉70度という宿もあり、加水で調整されていても浴槽によっては熱いことがあります。
逆に赤ちゃん向きとされるのが単純温泉です。
実際に刺激の少ない単純泉なので、小さなお子様も安心してご利用いただけますと案内する宿もあります。
また人肌に近いpH値を理由に赤ちゃんの温泉デビューにも最適な泉質としている宿も。
目安として、次のような表記があれば検討しやすくなります。
- 単純温泉
- pHが中性に近い(7前後)
- 刺激が少ないという宿側の説明
- 赤ちゃん歓迎を明示している
どの泉質でも、温泉のあとは肌が乾きやすくなります。
成分が肌に残ったままだと、乾燥や刺激の原因になることがあります。
気になる場合はぬるま湯で軽く流してから上がるのが無難です。そのうえで、いつも使っている保湿剤を塗ってあげてください。
洗浄は低刺激のものを選びましょう。旅先の備え付けは大人向けが基本なので、持参が確実です。
泡で出るので片手でも洗えます。旅先では赤ちゃんを支えながらの入浴になるため、ポンプ式は現実的な選択です。
宿を選ぶ6つの条件
最大の分かれ目です。
多くの大浴場はおむつが取れていない子の入浴を制限しています。「入れると思っていたら入れなかった」というのが、最も多い失敗でしょう。
予約前に大浴場の年齢条件を必ず確認してください。
入れない場合の逃げ道は3つあります。
- 客室の風呂を使う
- 貸切風呂を予約する
- 露天風呂付き客室を選ぶ
いずれかがある宿なら、月齢を気にせず泊まれます。
意外な落とし穴があります。シャワーのみの客室です。
実際に露天風呂付(内風呂なし)という構成の宿があります。露天はあるが屋内の浴槽がない、という意味です。
冬に屋外で赤ちゃんを洗うのは現実的ではありません。
予約サイトの客室情報でバス付きかどうかを確認してください。ユニットバスでも、赤ちゃんとの入浴には十分です。
大浴場を使う場合、これがあるかないかで負担が変わります。
赤ちゃんを寝かせる場所がないと、床にバスタオルを敷くことになります。
宿によっては脱衣所にベビーベッド、浴場にはベビーバスやチェアまで用意しています。
公式サイトの設備欄や、予約サイトのアメニティ一覧に記載があることが多いので、探してみてください。
親が体を洗う間、赤ちゃんをどこに置くかという問題があります。
床に座らせると滑りますし、抱いたままでは洗えません。
バスチェアがあれば、そこに座らせておけます。
用意している宿もありますが、数に限りがあることも。持参できるサイズのものを1つ持っておくと、宿を選ばずに済みます。
床の冷たさが伝わりにくい構造なので、浴室でも座らせやすくなります。宿に貸出がない場合の備えとして。
見落としがちですが、客室から浴場までの距離は重要です。
大型の宿ではお風呂までは結構歩きましたという声が出ることもあります。
湯上がりの赤ちゃんを抱えて長い廊下を歩くと、湯冷めのリスクがあります。
複数の館がある宿なら浴場と同じ館を選ぶ、という判断が有効です。
温泉宿は会席料理が基本です。しかしコース形式は、幼児には時間がかかりすぎます。
子連れならバイキングのほうが確実です。着席してすぐ食べさせられます。
会席にする場合は個室や部屋食が選べるかを確認してください。
宿によっては離乳食の提供や持ち込みと温めに対応しています。予約時に相談してみましょう。
当日の入り方
大浴場が最も混むのはチェックイン直後と夕食後です。
ある宿泊者は混雑する15〜17時くらいの時間帯よりは、18〜19時くらいの比較的空いている時間を勧めていました。
狭い脱衣所で子どもを着替えさせるのは、それだけで消耗します。
空いている時間を狙うだけで、体験がまるで変わります。
親が2人いるなら、交代制が最も楽です。
- 片方が先に入り、素早く上がる
- もう片方が子どもと入る
- 先に上がったほうが着替えを担当する
1人で複数の子を連れる場合は、自分は最後に洗うと決めておくと段取りが崩れません。
子どもを洗い、湯に浸け、上げてから自分——という順です。
赤ちゃんはのぼせやすいものです。
目安としては数分で十分でしょう。長湯は避けてください。
湯温も、大人が心地よい温度は赤ちゃんには熱すぎることがあります。
入る前に大人が手で確かめるのが基本です。ぬるめの浴槽があれば、そちらを選びましょう。
そして湯上がりの水分補給を忘れずに。
大浴場に入れない場合でも、足湯なら参加できることがあります。
服を脱がせる必要がないので、負担も小さい。温泉に来たという体験は十分に味わえます。
足湯を備えた宿もあるので、設備欄を見てみてください。
また寝湯のような浅い浴槽があれば、子どもと入りやすくなります。
持って行くと変わるもの
- ベビーソープ——備え付けは大人用が基本
- 保湿剤——湯上がりのケアに
- バスチェア——貸出がない宿に備えて
- 子ども用のタオル——枚数が足りないことも
- 着替え——1日に何度も入るなら多めに
宿のアメニティはビジネスホテル程度という指摘が出ることもあります。子ども用は期待しないほうが安全です。
温泉のあとは体が温まっているので、湯冷めに注意します。
とくに部屋まで距離がある宿では、羽織るものが必要です。
就寝時は布団を蹴る子も多いので、着せるタイプの寝具があると安心でしょう。
6重ガーゼで通年使えるタイプ。旅先は室温の調整が難しいので、布団を蹴っても体が冷えにくい寝具が1枚あると安心です。
宿の空調は部屋ごとに調整できないことがあります。着せる寝具なら、その影響を受けにくくなります。
Amazonで見る浴場までの移動や、湯上がりに寝てしまった場合を考えると、くるむものが1枚あると使い勝手がよくなります。
おくるみは、掛けるにも敷くにも使えます。脱衣所で赤ちゃんを寝かせる場面でも役立つでしょう。
120×120cmと大判なので、掛ける・敷く・くるむと使い道が広がります。洗って乾きやすいのも旅先向きです。
脱衣所にベビーベッドがない宿でも、敷いて着替えさせられます。2枚あれば1枚が濡れても困りません。
Amazonで見る年齢別|どう選ぶか
- 客室の風呂があるか——最優先
- 貸切風呂の有無
- 泉質——単純泉か、刺激の少ない湯か
- 脱衣所と浴場のベビー設備
- 離乳食の対応
この時期は大浴場に入れない前提で宿を選ぶと、当日に困りません。
入れたら儲けもの、くらいの気持ちで計画するのが現実的です。
おむつが取れると、選べる宿が大きく増えます。
ただし湯船で漏らす心配は残るので、入る前にトイレを徹底してください。
浅い浴槽や寝湯があると入りやすいでしょう。
この年齢は温泉だけでは持たないので、プールや遊び場がある宿だと1日が回ります。
複数の浴場がある宿なら、回ること自体が遊びになります。
露天風呂の景色や、サウナの存在にも興味を持ち始める年齢です。
宿の選択肢はほぼ制限がなくなるので、食事や立地で選べるようになります。
予約前のチェックリスト
- 大浴場の年齢条件——おむつの子は入れるか
- 客室の風呂——浴槽があるか、シャワーのみか
- 貸切風呂——料金と予約方法
- 泉質とpH——刺激の強さ
- 源泉温度——高温なら浴槽の温度も確認
- ベビー用品の貸出——バスチェア、ベビーベッドなど
- 浴場までの距離——同じ館内か
- 食事の形式——バイキングか会席か、個室は可能か
- 離乳食——提供、持ち込み、温めの可否
すべてを満たす宿は多くありません。どれを優先するかを決めてから探すと、選びやすくなります。
よくある質問
- 赤ちゃんは何ヵ月から温泉に入れますか?
- 生後3ヵ月ごろが目安とされます。実際に生後3ヵ月から入れると案内する温泉もあります。ただし統一された基準はなく、宿ごとの判断です。新生児期はまだ沐浴の時期なので避けてください。月齢だけでなく泉質と宿の設備もあわせて判断しましょう。
- どんな泉質を避けるべきですか?
- 強酸性と硫黄が強い湯です。殺菌力が高い反面、肌への刺激も強くなります。逆に単純温泉やpHが中性に近い湯は赤ちゃん向きとされ、刺激の少ない単純泉なので、小さなお子様も安心と案内する宿もあります。同じ温泉地でも源泉が違えば性質も変わるので、その宿の源泉を確認してください。
- おむつが取れていないと入れませんか?
- 大浴場は制限されることが多いです。ただし客室の風呂、貸切風呂、露天風呂付き客室のいずれかがあれば、月齢を気にせず泊まれます。宿によってはベビーバスを用意している例もあります。予約前に条件を確認してください。
- 客室に風呂があれば安心ですか?
- 浴槽の有無を確認してください。まれに露天風呂付(内風呂なし)という構成があり、屋内に浴槽がない場合があります。冬に屋外で赤ちゃんを洗うのは現実的ではありません。予約サイトの客室情報でバス付きかどうかをご確認ください。
- 何分くらい入れていいですか?
- 数分で十分です。赤ちゃんはのぼせやすいので長湯は避けてください。湯温も、大人が心地よい温度は赤ちゃんには熱すぎることがあります。入る前に大人が手で確かめ、ぬるめの浴槽があればそちらを選びましょう。湯上がりの水分補給も忘れずに。
- 混む時間帯はいつですか?
- チェックイン直後と夕食後です。ある宿泊者は混雑する15〜17時くらいの時間帯よりは、18〜19時くらいの比較的空いている時間を勧めていました。狭い脱衣所で子どもを着替えさせるのは消耗するので、空いている時間を狙うだけで体験が変わります。
- 大浴場に入れない場合はどうしますか?
- 足湯という選択肢があります。服を脱がせずに参加でき、負担も小さい。寝湯のような浅い浴槽がある宿なら、そちらも入りやすいでしょう。あとは客室の風呂で済ませることになります。ベビーバスを持参する方法もあります。
- 持って行くべきものは?
- ベビーソープと保湿剤は必須と考えてください。宿の備え付けは大人用が基本で、アメニティがビジネスホテル程度という宿もあります。ほかにバスチェア、子ども用タオル、着替えを多めに。湯上がりの湯冷め対策も用意しておくと安心です。
まとめ|設備で選べば失敗しません
赤ちゃんとの温泉旅行は生後3ヵ月ごろから検討できます。
ただし決め手は月齢ではなく宿の設備です。
最優先はおむつの子が入れるか。入れないなら客室の風呂か貸切風呂がある宿を選んでください。
泉質は強酸性と硫黄が強い湯を避け、単純泉やpHが中性に近い湯を目安に。
当日は18〜19時など空いた時間を狙い、数分で上がる。これだけで負担がまるで違います。
そしてベビーソープと保湿剤は持参してください。旅先の備え付けは大人向けです。
条件が合う宿を見つけられれば、赤ちゃん連れの温泉旅行は十分に成立します。
BabyBest編集部——2人の子どもを育てながら運営しています。宿の紹介記事を書くなかで蓄積した判断基準を、ここに整理しました。入浴の可否は個々の体調によりますので、不安があるときは医療機関へご相談ください。方針は運営者情報に記しています。
※記載は作成時点の内容です。宿ごとの入浴条件・設備・貸出品は変わることがあります。ご予約の前に、各宿の案内で最新をお確かめください。
