📅 公開:2026年6月5日 👁 3回閲覧

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黄昏泣き・コリックの対処ガイド|時期・理由と試したい対処法・つらいときの頼り先

夕方になると赤ちゃんが火のついたように泣き出し、何をしても泣き止まない——それは「黄昏泣き(コリック)」かもしれません。原因がはっきりせず、抱っこしてもあやしても泣き続けるので、保護者にとってはとてもつらい時間です。この記事では、黄昏泣き・コリックとは何か、起きる時期と理由、試したい対処法、そして何よりつらい保護者自身のケアについてまとめます。「あなたのせいではない」——まずそのことを知ってください。

この記事でわかること
黄昏泣き・コリックとは/起きる時期と考えられる理由/試したい対処法/泣き止まないときの心構えと頼り先/受診の目安と、絶対に避けたいこと。

黄昏泣き・コリックとは

黄昏泣き(コリック)とは、赤ちゃんがはっきりした理由もなく、激しく長時間泣き続けること。夕方に多いことから「黄昏泣き」と呼ばれますが、必ずしも夕方とは限らず、午前や夜に起きることもあります。一般に生後2週間ごろから始まり、生後2〜3か月をピークに、生後5〜6か月ごろには自然におさまっていくことが多いとされます。あやしてもなだめにくく、痛そうに体をそらせて泣くこともありますが、多くは成長過程に起こる正常な反応で、泣いていないときに機嫌よく過ごせていれば、過度な心配はいりません。

近年は「PURPLE(パープル)クライング」という考え方も広まっています。これは「ピークがある・原因不明・なだめにくい・痛そう・長く続く・夕方に多い」という泣きの特徴を表したもので、「この時期の泣きは正常で、いつか必ずおさまる」ことを保護者に伝え、安心してもらうための概念です。

起きる時期と考えられる理由

黄昏泣きのはっきりした原因はまだ解明されていませんが、いくつかの説があります。日中に受けたさまざまな刺激による疲れ・興奮の発散、お腹にたまったガスの不快感、不安、感情をうまく切り替えられない未熟さなど。いずれも赤ちゃんの発達の過程で起こる自然なもので、病気でも、育て方の問題でもありません。低月齢の過ごし方は生後1か月生後2か月のお世話もどうぞ。

試したい対処法

黄昏泣きに試したいこと
  • 抱っこして歩く・縦抱きで安心させる
  • お腹のガス対策:げっぷをさせる・「の」の字マッサージ
  • 環境を変える:外気に触れる・場所を変える
  • 適度な刺激・音:おくるみ、ホワイトノイズ、子守唄
  • 落ち着いた環境:明るすぎ・うるさすぎを避ける

「これをすれば必ず泣き止む」という方法はありませんが、抱っこや適度な刺激で気持ちを切り替える手助けをすると、落ち着くことがあります。授乳のたびにげっぷをさせ、お腹を「の」の字にやさしくマッサージするとガスが楽になることも。おくるみで包む、ホワイトノイズや単調な音を聞かせる、ベビーカーや車で揺られる、思い切って外気に触れる——いろいろ試して、その子に合う方法を探しましょう。寝かしつけの工夫は寝ぐずりの悩み、夜中の泣きは夜泣きの対処も参考に。

ただし、いろいろ試しても泣き止まないことも多いのが黄昏泣き。泣き止ませることに必死になりすぎず、「今は泣きたい時間なんだ」と受け止めて、安全な場所でそばにいてあげるだけでも十分です。

泣き止まないときの心構えと頼り先

毎日決まった時間に激しく泣かれると、心身ともに消耗し、自分を責めてしまう保護者も少なくありません。コリックの赤ちゃんを持つ親は産後うつになりやすいという研究もあるほど、これは大変なことなのです。だからこそ、「泣き止ませられないのは、あなたのせいではない」と知っておいてください。

つらいときは、パートナーや家族と交代する、安全を確保して少し離れて深呼吸する、外の空気を吸うのも大切な対処です。地域の保健センターの保健師、子育て支援センター、かかりつけの小児科に「夕方の大泣きがつらい」と相談するだけでも、気持ちが軽くなります。一人で、あるいは一家庭だけで抱え込まないでください。

受診の目安と、絶対に避けたいこと
・黄昏泣きは多くが正常な反応ですが、発熱、ミルクを飲まない、繰り返す嘔吐・下痢、血便、ぐったりしている、泣き方や様子がいつもと明らかに違うときは、黄昏泣きと決めつけず受診してください
絶対に赤ちゃんを強く揺さぶらないでください。「乳幼児揺さぶられ症候群」により、重い障害や命に関わる事態を招くことがあります
・泣き止まずイライラが限界に達したときは、赤ちゃんを安全な場所(ベビーベッドなど)にあおむけで寝かせ、いったんその場を離れて深呼吸して構いません。少し離れることは「放置」ではなく、安全のための正しい対処です
・保護者自身の強い落ち込み・不安が続くときは、産婦人科や保健センターに相談を
迷ったときは小児救急電話相談「#8000」も利用できます。

黄昏泣きのポイント/注意

心がけたいこと

  • 正常な反応と知り、自分を責めない
  • 抱っこ・音・環境変化で気持ちの切り替えを助ける
  • 泣き止まなくてもそばにいるだけで十分
  • 家族と交代・休憩する

⚠️ 気をつけたい点

  • 絶対に揺さぶらない
  • 限界の前に安全な場所に寝かせ離れる
  • 様子がいつもと違うときは受診
  • 保護者の産後うつのサインに注意

まとめ:あなたのせいではない。いつか必ずおさまる

黄昏泣き・コリックは、生後2週間〜6か月ごろにみられる、多くは正常な発達過程の泣きです。はっきりした原因はわからず、何をしても泣き止まないこともありますが、生後5〜6か月ごろには自然におさまっていくことがほとんど。抱っこや音、環境を変えるなどで気持ちの切り替えを助けつつ、泣き止まないときは「そばにいるだけで十分」と考えてください。

何より大切なのは、「泣き止ませられないのは、あなたのせいではない」ということ。そして絶対に揺さぶらないこと。限界を感じたら、安全な場所に寝かせて少し離れて構いません。家族や保健センターを頼り、一人で抱え込まないでください。この大変な時間は、必ず過ぎていきます。

Q. 黄昏泣きはいつまで続きますか?
A. 個人差はありますが、一般に生後2週間ごろから始まり、生後2〜3か月をピークに、生後5〜6か月ごろには自然におさまっていくことが多いです。泣いていないときに機嫌よく過ごせ、体重も順調に増えていれば、過度に心配する必要はないことがほとんどです。
Q. 泣き止ませようといろいろ試しても泣き止みません。放置になりませんか?
A. 黄昏泣きは何をしても泣き止まないことが多く、それは普通のことです。安全な場所で見守りながらそばにいてあげれば、それで十分です。泣き止まないことを「失敗」と感じる必要はありません。限界のときに安全な場所に寝かせて少し離れるのも、揺さぶりを防ぐための正しい対処であり、放置ではありません。
Q. お腹のガスが原因と聞きました。何かできることは?
A. 原因の一つにお腹のガスの不快感が挙げられます。授乳・ミルクのたびにしっかりげっぷをさせる、お腹を「の」の字にやさしくマッサージする、足を曲げ伸ばしするなどでガスが楽になることがあります。ただし効果には個人差があり、これらをしても泣き止まないこともあります。気になるときは小児科に相談しましょう。
Q. 大きな泣き声にイライラして、つらいです。
A. 毎日続く激しい泣きに消耗するのは当然で、あなたが悪いわけではありません。絶対に赤ちゃんを揺さぶらず、限界のときは安全な場所に寝かせて一度離れ、深呼吸してください。パートナーや家族と交代し、保健センターや子育て支援センターにも相談を。強い落ち込みが続くときは産婦人科などに相談してください。一人で抱え込まないことが何より大切です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的な助言に代わるものではありません。泣きや発達には個人差があります。発熱・哺乳不良・繰り返す嘔吐・血便・ぐったりなど、いつもと様子が違うときは黄昏泣きと決めつけず医療機関を受診してください(迷うときは#8000)。絶対に赤ちゃんを強く揺さぶらないでください(乳幼児揺さぶられ症候群の危険)。保護者ご自身の心身がつらいときも、がまんせず産婦人科・保健センターにご相談ください。当サイトは本記事の情報にもとづく判断・行動の結果について責任を負うものではありません。